発達障害の子の受験はどうすべきか?心療内科医からのアドバイス! | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし

発達障害の子の受験はどうすべきか?心療内科医からのアドバイス!

 

 

 

受験の心療内科

 

発達障害の子供たちの受験挑戦悩みから個性を伸ばす時代へ

 

 

 

はじめに
今日のテーマは、「発達障害」が受験にどのような影響をもたらすのかについて、受験生を専門に診療している心療内科医の視点からお話しします。



発達障害の定義と誤解
医者の立場から「発達障害」という言葉を考えたとき、その最大の問題点は定義が曖昧だということです。

ですから、医学的には、一概に説明するのが難しいです。

 

これは、脳の発達が平均とは異なる状態を指しますが、これには客観的で一貫した医学的基準が存在しません。

その結果、世間には発達障害について誤解や偏見が広がっていると感じます。

医者として強調したいのは、この言葉が持つ意味は必ずしも否定的なものではないということです。


医療介入の必要性と社会の誤解
確かに、重い症状がある場合は、投薬治療など医療的介入が必要です。

ですが、それは症状が重篤なごく一部のケースにすぎません。

 

世間で達障害だと言われている子どもたちの大多数は、単に独特の心理的傾向や認知機能の特徴を持っているに過ぎません。

 

しかしながら、発達障害という言葉自体が、時として不適切に独り歩きし、本来必要ない悩みや苦しみをもたらすことがあります。

親御さん方にも、「私の育て方が悪かったのではないか?」といった深い悔恨や自責の念を感じる人が少なくないのが実情です。

 

でも、これは、まったく医学的根拠はありません。

むしろ、そうした決めつけの影響で、親子ともにメンタルが不安定になってしまう悪影響が指摘されています。



時代の変化と発達障害の新たな価値

しかも、社会は変わりつつあります。

高度成長期が典型的でしたが、一昔前までは、会社といった集団の中でうまく順応する能力が重宝されました。

しかし今は、独自性と創造性が社会的価値を生む時代へと移行しようとしているのです。

この新たな時代において、発達障害の子どもたちは一体どう生きていけばよいのでしょうか?

発達障害を持つことは、特定の分野で特異な能力を発揮できるチャンスでもあるのです。



東京大学の事例とアインシュタイン

例えば、東京大学の入試制度は、発達障害の子に有利な側面を持っています。

東大の入試は発達障害の子に有利な側面があり、実際、東京大学理科Ⅰ類には、いわゆる発達障害的な個性を持つ学生が多く在籍していると言われています。


また、発達障害の子どもの将来を考えるとき、我々はアルベルト・アインシュタインを思い起こすべきです。

彼もまた、発達障害的な脳を持っていました。

その特異性が彼に相対性理論を生み出す契機を与えたと言えるでしょう。

だからこそ、発達障害を抱える子どもたちは、その独特な才能を恐れることなく、大切に育てていくべきなのです。規格外の能力を発揮できる環境、それが現代社会の受験戦争における新たな可能性なのかもしれません。

 


発達障害+受験うつの二重苦で難関校の合格!

「東大に発達障害の受験生が多数合格は本当か?」という特集記事を週刊現代に掲載して以来、本郷赤門前クリニックに、多くの方からお問い合わせをいただくようになりました。

 

発達障害だからといって受験を諦めるということは、ぜひ、しないでいただきたいです。

ただし、発達障害の受験生が東大などの難関大学に合格するには、普通とは違う、発達障害の脳に合致した、一種独特の勉強法が必要です。

そこで、本郷赤門前クリニックのホームページでは、私の心療内科クリニックから東大などに合格された実例をもとに、発達障害の方の脳の性質に合致した勉強法をご紹介してします。

ぜひ、こちらの記事もご一読ください。

 

 

 

 

また、発達障害の子の受験について、ユーチューブの対談で解説しています。

中学受験のチャンネルですが、高校受験や大学受験にも役立つ中身です。

ぜひ、視聴していただきたいです。

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また、いわゆる発達障害のお子さんが受験するにあたって、最大の問題として立ちはだかるのが、「受験うつ」です。

発達障害のお子さんが受験する場合、ストレス耐性の低さから「受験うつ」を発症することが多いのです。

 

「受験うつ」には5つのタイプがありますが、その中でも、発達障害を持っていると、「自己肯定感の喪失型受験うつ」「引きこもり方の受験うつ」を発症しやすい傾向があるのです。

逆に言えば、適切な対策を講じてこれを乗り越えさえすれば、合格率は一気に引き上げられます。

 

こちらについては、クリニックのホームページの「受験うつ対策ガイド 合格への道を開く情報が満載 Dr.吉田の受験うつ総合解説」で詳しく解説しています。

ぜひ、こちらもご一読ください。

 

受験受付対策ガイド 合格への道を開く

詳しい解説を読む

⇒ 本郷赤門前クリニック ホームページ

 

 
 
 
 

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