受験生のメンタル不調「寛容低下」とは?ご家庭でできる対策を解説! | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし

受験生のメンタル不調「寛容低下」とは?ご家庭でできる対策を解説!

 

 

受験の心療内科

 

 

受験生の親の役割とは?ストレスによる「寛容低下」

 

 

 

 

今日のテーマは、受験ストレスで生じる心の変調の中で、親御様に見守っていただくうえで特に重要な「寛容低下」についてです。

受験の時期は、親にとっても子供にとっても緊張とストレスの高まる期間です。

子どもが抱えるこの重圧は、時として親にも影響を与え、家庭全体が不安定な空気に包まれることもあります。


子どもが抱える受験ストレスを親が把握するためのツールとして、メンタル医学の研究に基づいた10項目のチェックリストはとても有用です。

後ほどご案内いたしますので、ぜひ、このリストに基づいて、受験生のメンタルに問題はないかチェックしてあげていただきたいです。

 

 

10項目のチェックリストの中で特に重要な項目の一つが、受験ストレスが引き起こす「寛容低下」という症状です。

これに対する対策が、志望校への合格を勝ち取るうえでとても重要なのです。

 

 

「寛容低下」とは具体的にはどのような症状なのか?

ご家庭では「寛容低下」に対してどのような対策を取るべきなのか?

 

受験生を専門に診療している心療内科医として、わかりやすく解説いたします。





「寛容低下」という用語は馴染みが少ないかもしれませんが、私たちの日常生活に密接に関わっています。

例えば、よく眠れなかった日、長時間のミーティングの後、長距離移動の疲れなど、身体や心が疲れているときには、普段は気にならない些細なことが不快に感じられた経験はありませんか?

これが寛容低下の一例です。

このように、寛容低下は受験生だけでなく、親御様も含め、私たち一人ひとりが経験することがある現象です。

しかし、受験生の場合は、入試のプレッシャーと継続的な勉強の脳疲労により、寛容低下が特に強く現れやすい傾向があるのです。

親として子供の「寛容低下」に気付いた場合、単に彼らがワガママを言っているのではなく、心と脳が過度のストレスに晒されている可能性があると理解することが重要です。

そして、それが「受験うつ」の兆候である可能性もあります。



では、親としてどう対処すれば良いのでしょうか?

まず、やるべきことは、親子の会話の方向性を変えることです。

「入試に受かるように勉強しなさい」と、ついつい親から子供への方向で、コミュニケーションをとってしまいがちです。

でも、「受験うつ」の場合はもちろん、その一歩手前の状態にあれば、親がやるべきことは、子どもの話を聞くことです。

 

話すのではなくて聞く!

親子の会話には、この方向性が大事です。

子供の話をじっくりと聞き、彼らが抱える問題や悩みに耳を傾けてください。

 

親としてのアドバイスを与えたくなりますが、子供の心に響くアドバイスは、そんなに簡単にできるものではありません。

子供から見れば、親の願望を一方的に押し付けられていると映ります。

それよりも、まずは子供の声を受け入れることから始めてみましょう。


親が耳を傾けても、子供の状況が改善しない場合、すでに「受験うつ」を発症している可能性もあります。

この場合は、専門の検査を受ける必要がある場合も少なくありません。

 

大事なのは、その見極めです。
冒頭でご紹介した10項目のチェックリストも含め、具体的な見極めの方法や親がとるべき対処法については、クリニックのホームページで解説しています。

 

あなたのお子さんの将来を守るために、ぜひ一度、ご覧ください。

 

 

我が子の受験ストレス 親が点検

 

 

詳しい解説を読む

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