頭に霧がかかるブレインフォグ受験生の対策と予防は?
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「受験生のブレインフォグ(頭に霧がかかる思考力の低下)」
最近、受験生の間で思考力が鈍くなり、頭に霧がかかったようになる「ブレインフォグ(Brain Fog)」に苦しむ人が増えています。
この状態は入試での失敗の大きな要因となっており、志望校への合格を勝ち取るためには直ちに適切な対処が必要です。
そこで、今朝、「ハッピーモーニング」という番組では、ブレインフォグに関する最新の医学研究の成果について解説させていただきました。
また、クリニックのホームページに、「受験生のブレインフォグ」という解説記事のページを、今日から新たに開設しました。
今日のブログは、その一部をご紹介させていただきます。
一般的には、ブレインフォグは新型コロナウイルスの後遺症と考えられていますが、実際には感染拡大より前から存在し、感染歴のない人々にも影響を及ぼしている症状だということが分かっています。
だから、「コロナに感染したことがないから、私は大丈夫・・・」という油断は禁物なのです。
そこで、受験生の方々に向けて、ブレインフォグに関する自己診断のための7つのチェックリストを掲載しました。
自分自身が該当する項目がないか、ぜひ一度、自己診断を行ってみてください。
最近、ブレインフォグの病態生理の解明は、人間の脳細胞を培養して作られた「脳オルガノイド」を用いた実験によって大きく進展しています。
「脳オルガノイド」は、シャーレの上に誕生した本物の人間の脳のミニチュア版です。
チャットGPTなど現在のAIは、半導体で情報処理を行っているわけですが、「脳オルガノイド」はまさしく本物の人工知能になるということで、注目されています。
この「脳オルガノイド」にコロナウイルスを感染させる実験によって、ブレインフォグの原因やメカニズムに関する理解が急速に深まってきました。
その研究結果に基づき、ご自宅でも簡単に実践できる6つのブレインフォグの治療法についても解説しています。
これらの方法を実践してみることで、ブレインフォグの症状を大幅に改善することができます。
具体的な対策としては、番組でもご紹介したように、誰でも簡単にできるある工夫をしながらストレスを管理することで、脳内で炎症性サイトカインが所持にくくなり、ブレインフォグの対策に有効だということが明らかになってきました。
また、睡眠のとり方を変えることで、ブレインフォグを改善できることも明らかとなり、その方法もご紹介しています。
最後に、受験生の皆さんに強く訴えたいことは、まずはご自分がブレインフォグであることに、できるだけ早期に気づくのが何よりも重要だということです。
早期であれば、勉強しているときに、ホームページでご紹介しているごく簡単な適対策をとるだけで、ブレインフォグから脱することができる場合が多いのです。
これによって、大幅な成績の改善として成果が現れる場合が多数派で、タイミングとして、できるだけ早い段階で実際に対策に取り組んでいくことが大事だということです。
ぜひ、ブレインフォグに対する正しい対策や治療法を取り入れながら、志望校への合格をつかみ取りましょう。