受験不安症は脳と心に危険な病気!予防や治療は?【受験専門の心療内科】 | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし

受験不安症は脳と心に危険な病気!予防や治療は?【受験専門の心療内科】

受験不安症は脳と心に危険な病気

⇒「受験不安症(Exam anxiety disorder)」はこちらから!

 

 

受験の心療内科

 

受験不安症を予防 5つのセルフチェックExam anxiety disorder

 

 

 

 

 

今日のテーマは、脳と心に危険な作用を及ぼす「受験不安症」を知っていただくとともに、これを防ぐための5項目のセルフチェックのご紹介をします。

 

「受験不安症(Exam anxiety disorder)」とは、受験に対する不安感が高まり、自分の理性でコントロールができなくなる精神障害です。

 

この症状は、受験に向けた精神的ストレスと勉強による脳疲労が脳内で化学反応を起こす結果、生じるものです。

 

 

受験に向けた緊張感や心配は、どなたにも起きる自然な心理現象です。

 

でも、「受験不安症」を発症してしまうと、脳内で原始的な感情を作り出す扁桃体が過剰に刺激を受けるという現象が起きます。

 

その結果、不安感の膨張だけにとどまらず、集中力、ヤル気、思考力など、入試で合格を勝ち取るために生命線となる脳の認知機能の低下も生じるのです。


この「受験不安症」は一般的な単なる受験の不安とは異なり、対処が必要です。

 

どなたでもセルフチェックができる一覧表を掲載していますので、ぜひチェックしてみてください。


「受験不安症」の場合は、成績悪化が学力の低下によるものではないので、きちんと治療すれば、短期間のうちに成績が大幅に回復し、志望校への合格に直結します。

 

このコラムでは、合格を勝ち取るため、ご自分でできる対策も解説します。

 

受験期間は誰でもストレスを感じるものですが、「受験不安症」に陥っている場合は、放置せずに治療に取り組むことが重要です。

 

ぜひ、このコラムを読んで、受験に対する不安を乗り越え、合格への道を切り拓いてください。

 

 

 

 

 

 

「受験不安症(Exam anxiety disorder)」とは?

 

「受験不安症(Exam anxiety disorder)」とは、受験生が入試や試験に臨む際に過剰な不安や緊張を感じ、それを自分の理性で制御できなくなることが特徴である精神障害の一つです。

受験生自身は集中力を高めて勉強に取り組みたいという意欲を持っているにも関わらず、その意志とは裏腹に、暴走する不安感のために勉強が進まず、それに対する焦燥感から、さらに症状が悪化する傾向があります。

 
また、「受験不安症」は試験が近づくにつれて悪化し、試験当日には身体的な症状やパニック症状が現れることが一般的です。

試験前には、頭痛、吐き気、嘔吐、めまい、動悸、息切れ、手足の震え、過剰な汗などの身体的な症状が現れることがあります。
 

また、パニック症状として、不安感や恐怖感、現実感喪失、過呼吸、胸痛、動悸、手足のしびれ感、発汗、吐き気、嘔吐などがあらわれることがあります。

さらに「受験不安症」に罹患している場合、大うつ病性障害や双極性性障害、気分変調性障害などの精神障害を伴う場合も多いので、こちらについての検査も必要になります。
 

このように、受験生が志望校への合格を勝ち取る上で「受験不安症(Exam anxiety disorder)」は大きな障害となります。

その芽を摘む上でも、普段から受験の不安を膨張させない努力が必要です。

 

「受験不安症」の5項目のセルフチェック一覧表!

 

以下の症状が、2週間以上続く場合は、脳機能のSOSサインとして、適切な対処が必要な危険な「受験不安」です。

 

まずは、受験勉強に関する脳機能について、専門の検査をお受けになることをおすすめします。

 

 

① 各科目や各分野が次々に不安になり、勉強の内容をコロコロと変えてしまって、結果として受験勉強がはかどらない。

 

② 覚えたはずなのに忘れるような気がして、同じことを何度も繰り返し勉強してしまい、受験勉強がは先に進まない。

 

③ 教科書を読んでいるとき、不安で集中できず、前のページに何が書かれていたいたかも思い出せないことがある。

 

続きを読む ⇒ 本郷赤門前クリニックホームページ

 

https://www.akamon-clinic.com/受験の不安/

 

 

 

 

 

 

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