雑念で勉強に集中できない心の病とは?【受験専門の心療内科】
⇒雑念症「勉強中の雑念を今すぐ消す方法!」の詳しい解説はこちらから!
受験生の雑念についての解説の前に、少し告知をさせてください。
昨日、NHKのカメラクルーが私のクリニックに来て、インタビューをしてくださいました。
テーマは、入試当日に緊張やストレスで失敗しないための方法についてです。
明日の26日金曜日の夕方6時10分からのニュース番組の中で、受験特集として放送してくださるそうです。
お時間のある方は、ご覧いただけると嬉しいです。
ということで、ここからが本題!
共通テストが終わり、いよいよ私大入試が本格的に始まりました。
また、国公立の二次試験も目前です。
そんな今の時期、合格を阻むとても危険な要因が、集中力を奪う雑念です。
本当だったら学力を上げられる地頭の良さがあるのに、雑念によって勉強が進まないといった受験生は少なくありません。
もっと可愛そうなのは、試験の最中に雑念が浮かんできて、それで問題を解くことに集中できなくて、入試に落ちてしまうというケースです。
雑念は受験生にとっては大敵です。
今すぐチェックしていただきたいのですが、あなたは、勉強をしているとき、勉強とはまったく関係ないことを考えてしまう・・・ということがありませんか。
「今日は、オヤツに何を食べようかな?」
「子どもの頃に、こんなことがあったな・・・」
などと、勉強に関係ないことを、あれこれ考えているうちに、時間だけが過ぎていくというものです。
そして、気がついたら、たいして勉強が進まないまま、今日も一日が終わっちゃった・・・。
このように、今、やっている勉強とは無関係なことを考えてしまうことを、メンタル医学では、内的雑念と呼びます。
もちろん、内的雑念は勉強の集中力を低下させ、学習成果が上がりにくくしてしまいます。
でも、受験を専門に診療している心療内科医として、ぜひ、知っていただきたいと思うのは、受験生にとって、もっともっと恐ろしいことが起きるということです。
普段の受験勉強で、内的雑念が起きるのを放置していると、どうなるのか?
脳内で雑念を生み出す神経回路に電気的な刺激が伝わりやすくなることがわかっています。
簡単に言うと、脳に雑念が生み出される癖がついてしまうということです。
さらに受験生にとって困るのは、こうした脳内の神経回路の変化は緊張感やストレスによって悪化しやすい性質を持っているということです。
受験生の脳にとって、最も緊張感やストレスが高まるのは、いつだと思いますか?
答えは、入試の真っ最中です。
だから、普段の雑念はさほどひどい症状ではなかったのに、最も大切な入試の本番で、強烈な雑念が脳内で生じてしまい、問題が解けなくなるというっことが起きてしまうのです。
実際、おととい、来院された受験生に問診をしたところ、
今年、共通テストを受けているときに、
「大谷翔平選手は、ドジャースに移籍して、今年活躍できるかな・・・?」
「パリオリンピックでは、誰が金メダルを取れそうかな・・・?」
などと試験と関係のないことを考えている間に国語の試験が終わってしまったいうことでした。
この受験生は、特に大谷翔平選手のファンだというわけではないそうです。
オリンピックも、そんなに楽しみにしているわけではない。
それでも、大事な入試の真っ最中に本人の意思とは無関係に脳内で生じてしまうのが、内的雑念の恐ろしいところなのです。
このように、雑念によってご本人が社会生活において著しく障害を受ける場合は心療内科の治療の対象になります。
これが、「雑念症」と呼ばれるものです。
症状が重い場合、あるいは合格を勝ち取るために万全の体制で入試に臨みたい場合は、ぜひ、私のクリニックに来院していただきたいのですが、症状が軽い場合は、勉強の仕方をほんの少し工夫するだけで、雑念は大幅に軽減されます。
勉強中の内的雑念は、誰でも簡単に実践できる勉強法の工夫で、かなりがなくすことができるものなのです。
勉強中に雑念が起きるのを放置していると、脳に雑念症を植え付けているようなものなので、ぜひ、医学的に正しい対処の仕方を習得し、ただちに実践して頂きたいです。
具体的なやり方については、私のクリニックのホームページの「雑念症(勉強中の雑念を今すぐ消す方法)」のページで詳しく解説しています。
冒頭の部分だけ、以下、掲載しておきますが、少しでも思い当たる方はホームページを見てください!
https://www.akamon-clinic.com/雑念/
雑念症(受験生)
Morbid Fear of Desultory Ideas
このページの要点は?
✓ 雑念症( Morbid Fear of Desultory Ideas)とは、頭の中で余計な雑念にとらわれ、集中力を高められない心の病です。!
✓ 脳が「受験うつ」の一歩手前の状態になっていたり、このままでは入試に落ちるかもしれないという恐怖感が強いと、雑念を払おうと思えば思うほど逆に雑念が膨張します!
✓ 騒音や振動など身体の外側から刺激を受けて雑念が生じる「外的雑念」と、自分の脳の中だけで雑念が生じる「内的雑念」と二種類があります。
✓ 普段の勉強中に雑念で集中力が低下する癖がついてしまうと、緊張感の高まる入試の本番で雑念が暴走し、解答が不可能になる場合もあります。
✓ 脳科学の研究により、簡単な方法で雑念をなくすことが可能です。具体的な方法をご紹介します。
「雑念症」で入試に落ちる!
雑念症( Morbid Fear of Desultory Ideas)とは、頭の中で余計な雑念にとらわれてしまって、集中力を高められない心の病です。
特に受験生の場合は、試験中に頭の中が絶念にとらわれてしまうと、問題を解くことができなくなり、致命的な失点につながってしまいます。
また、受験勉強をしているときも、雑念が浮かんでくると、勉強の効率が格段に低下して、学力を上げることができません。
「雑念症」とは、受験生にとって、入学試験に落ちてしまうことになる、とても危険なものなのです。
雑念を消す「インターバル音読」とは?
雑念を封じ込めるには、「インターバル音読」という方法を実践するが一番です。
https://www.akamon-clinic.com/雑念/
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