目標の立て方を変えると入試に合格?心療内科医が教える「遂行目標」と「熟達目標」の格差 | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし

目標の立て方を変えると入試に合格?心療内科医が教える「遂行目標」と「熟達目標」の格差

 
 
 
 
今日のブログ【テーマの要点】
 
  • 受験目標は「遂行目標」と「熟達目標」に分かれ、合否に大きな格差がある。
  • 「遂行目標」は受験ストレスを引き起こし合格率を下げる危険性がある。
  • 「熟達目標」は自己成長を目的としており、受験ストレスを軽減し、モチベーションを維持する効果がある。
  • 親自身が「熟達目標」を重視することで受験生のメンタルにポジティブな影響を与え、合格率が上がる。
 
受験生にとって、4月は新しい学年が始まり、成績アップにおいても非常に重要な時期です。
 
この時期には、新しい学年や新しい環境に適応するために脳が刺激を受け、その影響で勉強への意欲が高まりやすい傾向があります。
 
 
ただし、このやる気は、地に足がついた安定したものではなく、浮ついたやる気となりやすいのです。
そのしっぺ返しが、5月に五月病や受験うつとして生じる危険があります。
 
 
また、そこまでいかなくても、浮ついた意欲は一過性のものとして消え去りやすく、実際、4月のやる気が長持ちしない受験生が多数派です。
 
 
そうならないように、受験勉強に対してメンタル医学に基づいた目標を立てることが重要です。
メンタル医学の観点で言えば、目標設定には、「遂行目標」と「熟達目標」という2つのタイプがあります。
 
 
「遂行目標」にこだわると、勉強の意欲が長持ちせず、さらにメンタルに悪影響を与える危険性があることが解明されています。
 
一方、「熟達目標」を念頭に置いて勉強すると、脳がストレスに強くなり、合格率が上がります。
 

では、具体的には「遂行目標」と「熟達目標」はどのようなもので、目標を立てるときに、どのようなことに注意したら良いのでしょうか?
 
また、これについて、受験生の親は、どのようなことに気を配ればよいのでしょうか?
受験生の専門に診療している心療内科医の経験と専門知識をもとに、本日、解説文をホームページに掲載いたしました。

 

 
以下はその解説の要点なのですが、ぜひ、解説の本文も、ご一読いただければと思います!
 
 

 合格できる目標の立て方  

「遂行目標」と「熟達目標」の脳への効果


 このページの要点は?   

 

  受験生が志望校合格を勝ち取るための目標の建て方には、「遂行目標」と「熟達目標」に大別され、どちらを採用するかで合否に大きな格差が生じる。

 

  「遂行目標」はストレスを引き起こすため、受験の合格率を下げる可能性があるということがメンタル医学で実証されている。

 

  一方、「熟達目標」は自己成長を目的としているため、受験ストレスを軽減し、モチベーションを維持できる効果が生じる。

 

  まず、親自身が「熟達目標」を重視することで、受験生のメンタルにポジティブな影響を与えで合格率が上がる。

 

 

 

入試の合否を分ける「遂行目標」と「熟達目標」


メンタル医学の研究で、受験生は目標の建て方を変えることで、勉強への意欲が高まり、さらにメンタル面とトラブルを予防する効果があることが分かっています。

 

 

 

 
当院ではTMSは18歳以上が対象です。
 
 

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