不登校は脳の「4月効果」で克服?心療内科医がすすめる新学年の迎え方! | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし

不登校は脳の「4月効果」で克服?心療内科医がすすめる新学年の迎え方!

 

 

 

受験の心療内科

 

4月の新学年は不登校脱却の好機心療内科の「4月効果」でメンタル対策

 

 

 

 

新学年が始まる4月は、不登校の生徒さんが学校に復帰するのに、1年の中で最大の好機です。

 

その理由は、クラスが新しくなるので通学を再開しても違和感がないから、不登校の生徒さんにとって心理的な負担が少ないということはあります。

このことは、心療内科医が改めて指摘しなくても、どなたも想像がつくと思います。

 

 

しかし、心療内科医の観点から見れば、4月には不登校を克服させるのに役立つもっと別の効果も生じるのです。

日本の4月特有の環境変化が、不登校の生徒さんの脳に刺激を与え、この作用が不登校の克服にプラスの作用をもたらしてくれます。

これが「4月効果」です。

 

だからこそ、この脳の作用を最大限に味方につけるのが、4月に不登校を再開するための大きなカギとなります。

 

 

不登校の生徒さんの脳を救う「4月効果」とは何なのか?

具体的には、どんな工夫をしながらその作用を味方につければ、学校への復帰を無理なく果たせるのか?

 

不登校の生徒さんの進学を支える心療内科医としての経験と専門知識をもとに、わかりやすく解説します!

 

 

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4月の新学年は不登校克服の好機

 

私の心療内科クリニックは、不登校を克服して高校や大学に合格させることも、大事な診療活動の目的として取り組んでいます。

 

私のクリニックの実績でも、一年の中で最も不登校の生徒さんが学校に復帰することが成功するのは、新学年の始まる4月です

 

 

新学年の開始によってクラスのメンバーが一新されますので、不登校に悩んでいる生徒さんが登校を再開しても、周囲との関係で違和感が比較的小さくてすみます。

 

このことが不登校のを克服にプラスに影響するということは、どなたも想像がつくと思います。

 

 

ただし、4月に不登校が克服しやすいというのは、日本の4月に特有の環境条件がもたらす脳への刺激が、不登校の生徒さんにも大きく作用し、それが不登校の克服に大きく貢献しているという、脳医学的な効果も大きいのです。

 

不登校の克服を実現するために、具体的には4月の何が役立つのか?

 

このことをしっかり頭に入れておいた上で、この作業をさらに大きくする努力を普段の生活の中で行うということが、不登校克服のためにとても重要だということです。

 

 

日照量の増加でセロトニンが分泌!

 

不登校を克服するための脳への刺激という観点で言えば、4月の環境で最も効果が大きいのは、日照量の増加です。

 

本格的な春を迎え、日照量の増加によって目の網膜に当たる光の量は飛躍的に増加します。

オーストラリアで行われた研究によれば、この作用によって、脳内で癒しホルモンと呼ばれるセロトニンの量が増加するというデータが得られています。

 

 

セロトニンは人と人との関係の中で生じるストレスから心を守るという作用を持っています。

学校のクラスという多くの人間が過密に存在している環境の中で、どの生徒さんの脳にもストレスは生じます 。

 

 

実際、ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールの分泌量は、家庭にくらべ、学校内でほぼ全員、増加しています。

特に不登校の生徒さんは、この割合が多いというデータが得られています。

 

これが不登校を増加させる大きな要因となっているのです。

 

 

このコルチゾールに対抗する作用を持っているホルモンがセロトニン なのです。

その脳内における分泌が4月の日照量の増加によって増えてくれますので、登校のストレスに対抗する能力もアップしてくれるということです。

 

 

登校再開の秘訣は、まず外に出ること!

 

私は不登校に苦しむ生徒さんも含め、クリニックに来ることが困難な生徒さんを対象に、訪問診療も行っています。

 

その中で多く目にするのが、不登校が定着してしまった生徒さんが、学校に行かないだけではなくて、家から外に出ることもなくなってしまうということです。

 

網膜に当たる日照量の増加によってセロトニンが増加してくれるわけですが、逆に言えば、家に引きこもっていると、これによってセロトニンはより低下してしまいます。

 

だから、登校への心理的なハードルや脳の困難さは増加してしまうわけです。

 

 

登校を試みる前に、まずやるべきことは、家から外に出てみるということです。

 

ただ 散歩するだけでも結構です。

 

あるいは街に出てウインドショッピングをするだけでも結構です。

 

とにかく家から外に出る時間を長くするというのが、登校再開を実現する必要不可欠な条件です。

 

 

外に出られない場合は室内を明るくすること!

 

不登校の生徒さんが登校を再開するには、まずその前に外に出る生活習慣を確立することが重要なのですが、現実問題として、それができなくなっている生徒さんも少なくありません。

 

特に不登校が長期化している場合は、学校に行くだけではなく、外に出るだけでもストレスホルモンのコルチゾールの分泌量が増加しやすい体質が定着しています。

 

 

その場合は、まず、無理に外に出そうとするのではなく、家庭の中の光の環境を変えることが第一です。

 

外に比べ室内は、光の量という点ではかなり少ないのですが、それでも照明器具を変えることによって明るくすることは可能です。

 

このとき、大事な注意点は、一日中、明るくしたらいいということではなく、太陽のリズムに合わせて室内の環境光の環境を変えるということです。

 

 

朝から太陽が沈む日没までの時間はできるだけ室内も明るくしておくこと。

 

そして日没以降はできるだけ暗くしておくこと。

 

脳のリズムを地球のリズムに合わせると、脳内のサーカディアンリズムが整い、ストレスに負けにくい脳に変わるため、不登校を再開にはとても重要なのです。

 

 

専門の脳医学で志望校へ合格!

 

こうした日常生活を工夫することによって不登校の克服に大きな力を与えてくれます。

 

ただし、より確実に効果を出すには、磁気のパルスを当てて脳の活動を改善させるなど、脳医学とメンタル医学の専門の治療も必要です。

 

実際、私のクリニックでは、不登校を克服し、さらに医学部など難関大学への合格を勝ち取った例も少なくありません。

 

訪問診療に限らず、私のクリニックでは、不登校から回復できる心療内科プログラムに力を入れています。

 

 

具体的に不登校をどうやって治療していくのか、クリニックのホームページで解説しています。

 

その冒頭だけ、こちらのブログでもご紹介しておきます。

 

不登校になった方、ご家族の方は、ぜひホームページを見てください!

https://www.akamon-clinic.com/不登校/

 

訪問診療で不登校から医学部合格へ



 このページの要点は? 

 ✓  不登校( School Refusal )の本当の原因は、うつ症状である場合が多いので注意してください。

 

 ✓  うつ症状を治療することで、苦痛なく前向きな気分で通学が可能になります!

 

 ✓  特に医師・歯科医師になるには、面接をクリアーするため、不登校からの早期脱却が不可欠です!

 

 ✓  退学や通信制高校に転校した人も、うつ症状さえ治せば、再びエリートの人生に返り咲くことができる秘策があります!

 

 ✓  不登校回復プログラム(Medical Program for  School Refusal)とは、磁気刺激治療とカウンセリングの組み合わせで、不登校からの早期解決が可能になります!

 

 

東京大学本郷キャンパス赤門正面

本郷赤門前クリニック

 

 


不登校(School Refusal)の原因はさまざまですが、その背景には、うつ病などメンタル面の不調が隠れている場合が少なくありません。

 

 

弊院では、不登校で退学を余儀なくされた生徒が多い通信制高校と連携し、生徒さんの問診と親御様への聞き取り調査を行いました。

 

そのデータを分析すると、うつ症状なのに本人も親もそれに気づかず、対応が後手後手に回ってしまっているケースがとても多いことが明らかになりました。

 

逆に言えば、うつ症状され取り除けば、再びエリートに返り咲き、医学部合格も視野に入ってくるということです。

 

続きを読む ⇒ 本郷赤門前クリニックホームページ

 
 
 
 

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