大谷翔平から学ぶ受験生のメンタルを改善させる方法!【受験専門の心療内科】
受験の心療内科
大谷翔平効果で入試に受かる方法ポジティブ脳医学
連日、メジャーリーガーの大谷翔平選手の活躍が報じられていますが、今日のテーマは大谷翔平から学ぶ受験生のメンタルを改善させる方法です。
受験生も大谷選手が心がけている秘訣をマネしたら、脳と心にポジティブな作用が生じるため、志望校への合格に役立つのです。
以前、木曜日にレギュラーで出演させていただいている「ハッピーモーニング」という番組でこの効果についてご紹介したところクリニックに反響の声をいただきました。
名付けて、受験生が志望校に合格するための「大谷翔平効果」・・・。
自己肯定感を高め、さらに脳内のA10神経が活発に働くことにより、判断力や記憶力が高まる作用も出てくれます。
「大谷翔平効果」は、具体的には、大谷選手の何を真似すればいいのか?
受験には、どのように役立つのか?
WBCで日本が優勝したときに作成したコラムを本日、加筆修正しました。
受験生を専門に診療している心療内科医としての経験と専門知識をもとに、わかりやすく解説しています。
受験生も実践!「大谷翔平効果」とは?
2023年3月、侍ジャパンがWBCで優勝し、大谷翔平選手がMVPに輝きました。
私は受験生の脳の働きを専門に診療している心療内科医として、志望校への合格を勝ち取るためにも、大谷翔平選手から参考にできることが多いということをお伝えしたいです。
大谷翔平選手からこの部分を真似したら、受験生も志望校に合格するのに役立つということがあるんです。
いわば、受験生にも応用できる、勝利を勝ち取るための「大谷翔平効果」です。
この効果を生み出すことができる、誰でも簡単に実践できる方法をご紹介しましょう。
大谷翔平選手のポジティブな心理がもたらす効果!
MVPに輝いた大谷翔平選手から学べることは、ポジティブな心理で脳の働きをよくするという効果についてです。
ピンチでも、行けるぞという前向きな気持ちで積極的にチャレンジすると、脳の働きがパワーアップするので、野球では脳が筋肉を適切にコントロールする能力が高まるので、試合に勝てるわけです。
一方、受験生の場合も、事情は同じです。
ポジティブな感情を持つと、脳の中にあるA10神経が刺激を受けて、快感ホルモンのドーパミンを分泌する。
だから気持ちいいわけですが、同時に、判断力を生み出す前頭前野や記憶力を生み出す海馬の働きを高める効果があることが実証されています。
その結果として、入試では得点能力が高まるわけです。
ポジティブ効果を倍増する大谷翔平選手の秘訣とは?
さらに、ポジティブな感情を密かに心に秘めているというのではなくて、ジェスチャーや表情で表現しているという点が特に大事です。
これによって、脳の働きがより高まるということがメンタル医学の研究で解明されているんです。
大谷選手のメンタルにこの効果が象徴的に現れていたのが、準決勝のメキシコ戦でした。
最終回、1点負けてる状況で、2塁打を打った後です。
そうしたら、ベンチのチームメートに向かって、もっと盛り上がれと、両手で思いっきり、あおりたてるポーズをしていました。
その熱狂が伝わって、村上選手のサヨナラ二塁打につながった。
「大谷翔平効果」を生み出す体の動きとは?
さらに、大谷選手のようにポジティブな感情をジェスチャーなど体の動きで表現すると、この作用が倍増する効果が見つかったのです。
筋肉の刺激が脳に戻ってきて、脳の働きをより高める・・・。
こういう作用を、脳医学ではフィードバック効果といいます。
これによって、脳の扁桃体という部分に、自分は頑張ればできる人間なんだという確信が刷り込まれていきます。
こうして、よりパワーアップした自己肯定感が、脳内で育てられていくわけです。
受験生の成績を上げる自己肯定感の高め方!
大谷選手と同じように、受験生も、模擬試験や定期テストで良い点数が取れたら、大谷選手の真似をして、あおるポーズをすることをおすすめします。
また、自宅で勉強しているときも、演習問題が解けたときに、その都度、あおるポーズをすると、さらに効果的です。
実際、ガッツポーズやバンザイをする文化も、人間の脳がこの効果を本能的に感じ取って始まった習慣だと指摘されています。
うまく行ったらガッツポーズやバンザイをしておくと、脳の働きが良くなって、またうまく行ってガッツポーズやバンザイができる・・・。
その繰り返しで、脳内の自己肯定感が成長していくのです。
具体的なポーズは、どんなことでも構いません。
とにかく、受験勉強を頑張って、何か良い結果が出たら、その都度、派手なパフォーマンスをすることです。
その積み重ねで、志望校への合格が勝ち取れます。
ネガティブな心理に囚われている場合は?
ここまで、ポジティブな心理がスポーツや受験に良い効果をもたらすということをご紹介してきました。
逆に言えば、ネガティブな心理は、その正反対の悪い効果をもたらすということを示しています。
特に「受験うつ」や「受験無気力症候群」、「受験燃え尽き症候群」などに陥ると、脳内でネガティブな心理に支配され、思考力や記憶力が壊滅的に低下します。
この場合は、磁気のパルスを脳の前頭前野に当てて機能を強化させるといった最新の脳医学に基づく治療が有効です。
ワーキングメモリなど前頭前野の機能が回復するとともに、大脳辺縁系の暴走の中心となっている扁桃体の活動が正常化します。
その結果、メンタルが安定するだけでなく、志望校への合格を勝ち取るためにとても効果的です。
目を通していただければ嬉しいです。
✓ ヤル気・イライラ・集中力・記憶力・思考力の5つに関して、受験生の遺伝子のバリエーションに起因する脳の働きの格差が大きく、これを知ることが志望校への合格に大きな力を与えてくれます!
✓ 受験に特化した光トポグラフィー検査や各種の認知機能検査のデータを解析することで、受験生の脳がどのような働き方の癖を持っているのか科学的に解明できます!
✓ 根性で頑張るといった前近代的な方法で受験に取り組むと、逆に脳に対する悪影響が生じ、成績の低迷をもたらします!
✓ 遺伝子のバリエーションを無視し、他人が成功した方法を鵜呑みにして真似ると、脳に負担を与えることにより、受験うつなどに陥る場合が少なくありません!
✓ 5つに特別診療で、こうした問題を一気に取り除き、憧れの志望校への合格を手繰り寄せます!
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