失敗した受験生が立ち直る親のメンタル対策【受験専門の心療内科】 | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし

失敗した受験生が立ち直る親のメンタル対策【受験専門の心療内科】

 

 

 

受験の心療内科

 

落ちた受験生が立ち直る親のメンタル対策

 

 

 

 

今日のテーマは、入試に失敗してしまった受験生を立ち直らせるために、親がやるべき家庭内の対策についてです。

 

入試に失敗すると、多くの受験生が親に対して「放っといてくれ!」といいます。

この言葉を真に受けて、本当に放っておくと、受験生は腫れ物扱いされているようないたたまれない気持ちになってしまいます。

 

これによって、メンタルが歪んでしまう場合が多いのです。

その結果、受験生の脳は、ネガティブな感情が固定化され、長い将来に暗い影を落とすことになる場合も少なくありません。

 
 
入試に失敗してしまった場合に、具体的には、親御様は受験生とどう接すればいいのか?
受験生を専門に診療している心療内科医としての経験と知識をもとに、わかりやすく解説します。
 

 

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ストレスが増える受験期に、突然うつ症状を発症する人が急増している。うつで人生を狂わさないために、受験生本人や家族ができることは何か。受験生専門外来のがストレス管理や効率の良い勉強法を解説する。

 

 

落ちた受験生の「はれもの扱い」がメンタルを歪める!

 

受験生が入試に失敗した場合、多くの親御様が受験生の気持ちを気遣って、そっとしておいてあげようとします。
 
入試に落ちて傷ついた我が子を思いやる親心は、よくわかります。
 
ですが、心療内科の医者から見ると、これは最悪の対応だと言えます。
 
 
親から見ると気遣ってあげている対応であっても、受験生の方から見れば、「はれもの扱い」をされているというふうに感じる場合が多いのです。
 
これでは、受験生はいたたまれない気持ちになってしまいます。
 
それによって、メンタルが歪められ、その後の人生に長く暗い影を落とすこともあるのです。
 

 

「放っておいてくれ!」を真に受けてはいけない

 

入試に失敗した直後は、ほぼ全ての受験生が、親に対して「放っておいてくれ!」ということを言います。
 
多くの親御様がその言葉を真に受けて、実際に放っておこうとするのですが、これが結果として、腫れ物扱いをするような家庭環境を招いてしまうわけです。
 
 
確かに受験生は、本当に放っておいてほしいと考えているから、「放っておいてくれ」と言っているわけです。
 
ですが、多くの場合、受験生の深層心理では、放っておいて欲しいと思っているわけではありません。
 
 
親御様も、これまでの人生の中で大きな失敗をした時のことを思い出してください。
 
やっぱり放っておいてくれという言葉を家族に言った経験があると思います。
 
 
でも、あなたは、本当に放っておいてほしかったのでしょうか。
 
心の奥底では、放っておいてくれというのは、手を差し伸べて欲しいという言葉の裏返してある場合が多いのです。
 
落ちた受験生の放っておいてくれも全く同じだと言うことです
 

 

まずは一緒に泣くこと!

 

受験生が入試に失敗した場合、親がまずやるべきことは、子供と一緒に大泣きをしてあげることです。
 
 
この段階では、ネガティブな感情に蓋をしてはいけません。
 
それによってネガティブな感情がいつまでも心の奥底に燻り続けてしまうようになります。
 
落ちたという、とても残念な現実を正面から受け止めて、受験生も親も一緒に大泣きをすることが大事です。
 
泣くことによって、涙と一緒にコルチゾールなどのストレスホルモンが体外に出ていきます。
 
これによってポジティブな感情に再び回復していくのに大きな効果を持っているわけです。
 
 
さらに、一人で泣くのではなくて家族と一緒に泣くことによって、脳内て共感を満たす中枢が刺激を受けるため傷ついた心が回復しやすいという効果もあります。
 
だから、受験生だけではなくて、親も一緒に泣いてあげるということが重要なのです。
 

 

親が先にポジティブな未来像を描くこと!

 

受験生と一緒に大泣きをして、ネガティブな感情を全て吐き出したら、次の段階で親がやるべきことは、ポジティブな未来像を描いてあげることです。
 
 
入試は受かればそれに越したことはありませんが、落ちてしまったからといって、それで未来が全て閉ざされてしまうというわけではありません。
 
中学受験であったら、高校受験や大学受験でリベンジができます。
 
大学受験だって、浪人してはるかに偏差値の高い大学に来年合格すると言う受験生はたくさんいます。
 
また、大学院や資格試験、それに留学などで輝く未来を掴み取ることもできます。
 
 
大事なのは、入試に失敗した現実を受け止めた上で、それでもなお具体的に輝かしいポジティブな未来像を、親か率先して描いてあげることです。
 
さらに受験生の様子を見ながら、少しずつ、そういった可能性もあるということを受験生に伝えてあげていただきたいです。
 
その時に、親か口先だけではなく、心の底からポジティブな感情を持ちながら未来像を語ってあげると、お子さんの脳もポジティブな感情が少しずつ芽生えていきます。

 

 

2週間で改善しない場合は?

 

ご紹介した親御様の対策をぜひ、実践してください。

 

個人差はありますが、入試に失敗した受験生のメンタルは、おおよそ2週間ほどで、徐々に回復してきます。

 

 

逆に言えば、2週間たっても改善しない場合は、「受験うつ」などを発症している可能性があります。

 

あるいは、その一歩手前の状態にあるかもしれません。

 

 

特に、模擬テストの成績が良かったのに入試で失敗してしまった場合は、気が付かなかっただけで、入試を受ける段階で脳内に何らかのトラブルが生じていて、そもそもそれで落ちてしまった可能性もあります。

 

それが、入試の後で表面化してしまったというケースが考えられます。

 

 

こうした場合は、磁気のパルスを脳に当てて前頭前野の機能を回復させる・・・、あるいは扁桃体の暴走を抑える・・・といった専門の治療がとても有効です。

 

実際、早期の回復とともに次年度以降の志望校への合格にも大きく寄与しています。

 

そのためにも、まずは、脳がどういう状態になっているのか光トポグラフィー検査という専門の検査を行う必要があります。

 

ぜひ、以下の光トポグラフィー検査(受験に特化)についての記事もご一読ください。

 

受験勉強の脳機能を医学的に分析!


【このページの要点】

①最新の光トポグラフィー検査(Optical Topographyで、勉強中の脳機能を科学的に分析します!!

 

②安全な近赤外光(near infrared radiation)で大脳新皮質の血流変化を測定するので、まったく安全です!

 

③大うつ病性障害(MDD)・双極性障害(BP)・統合失調症(SZ)などの誤診を防ぐこともできます!

 

④勉強のヤル気がわかない、集中力が持続しない、記憶できないなど、脳が抱える問題点が明確になります!

 

 

東京大学本郷キャンパス赤門正面

本郷赤門前クリニック

 


 


受験ストレスの状態を脳のレベルで科学的に診断するため、決定的に重要だといえるのが「光トポグラフィー検査(Optical Topography)」です。

そこで弊院では、早期合格コースの受験生の方に、真っ先にこの検査を受けていただいています。

 

「光トポグラフィー検査」を行うと、受験勉強を阻む症状をもたらしているのは、脳がどのような問題点を抱えているからなのか、正確にアプローチができます。

これは、志望校への合格を勝ち取る上で、生命線とも言える、とても大切なことです

 

 



急に勉強のヤル気がわかなくなった・・・、

イライラが収まらなくなった・・・、

問題が解けなくなった・・・、

これらは、受験ストレスの典型的な症状ですが、実は脳の中で起こっている異変はさまざまなのです。

 

たとえば、勉強へのヤル気がわいてこなくなくなったとしても、受験生のかた、お一人お一人、原因は異なります。

ある人は、脳内にあるA10神経の活動が低下して、ヤル気が出なくなる…。

別の人は、背外側前頭前野という脳の別の部分の問題で、ヤル気が出なくなる…。

 

原因が異なるわけですから、適切な対策も異なるのが当然です。

受験勉強の効率をアップさせるには、まず、脳機能の状態を浮き彫りにさせることが必要なのです。

 

 

東京大学本郷キャンパス赤門正面

本郷赤門前クリニック


光トポグラフィー検査は、まったく安全な検査です!

 
 

 

 

光トポグラフィー検査は、波長が800~2500μmの近赤外光(near infrared radiation)という光を頭に当てて、脳の活動状態を検出します。

 

この波長の光は、血液中のヘモグロビンに吸収される性質を持っています。

ですから、脳の大脳新皮質のそれぞれのエリアが、その瞬間、どの程度、活動して血液中の酸素を使っているのが、数値化できるわけです。

 

ぜひ、知っておいていただきたいのは、近赤外光(near infrared radiation)が人体にとってまったく安全であり副作用もないことは、医学的に完全に証明されているということです。

 

続きを読む ⇒ (本郷赤門前クリニックのホームページ)

 

 

 

 
 

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