入試に落ちる危険な不安心理心理的視野狭窄の予防法
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試験で失敗して、自分はもうダメなんだ…。
そう思って落ち込んでいる受験生の方、あるいはその親御様には、受験生の脳の働きを専門に診療している心療内科医として、是非、知っておいていただきたいことがあります。
それは、このような場合に、メンタル医学で「心理的視野狭窄」と呼ばれている状態に陥っている可能性が極めて高いのです。
「心理的視野狭窄」という用語は、専門の医師や心理学の研究者などを除けば、耳にされる機会は少ないと思います。
ですが、受験生の脳と心の働きを理解するには、とても重要なものです。
メンタルを安定にして受験に成功するために、受験生やその親御様には、ぜひ、頭に入れておいていただきたいです。
受験生にとって「心理的視野狭窄」が怖いのは、脳の前頭前野が機能不全を起こすため、思考力や判断能力が低下して、応用問題などの正解率が極端に低下してしまうことです。
さらに、メンタルが追い詰められ、放置しておくと、何かをきっかけにして、急に自殺衝動が湧き上がることもあります。
「心理的視野狭窄」は、受験生にとって、何としても避けなければならない心理状態なのです。
毎週木曜日の朝に「ハッピーモーニング」という番組に出してもらっていますが、「心理的視野狭窄」についてお話しさせていただいた内容をさらにパワーアップさせてご紹介したいと思います
受験生が陥る心理的視野狭窄とは、どのような症状なのか?
具体的には、どのようなことに注意すれば改善できるのか?