【受験心療内科】肩こりは脳のSOSサイン?ストレスホルモンで思考力が低下! | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし

【受験心療内科】肩こりは脳のSOSサイン?ストレスホルモンで思考力が低下!

 

⇒ 「受験・燃え尽き症候群(Examination burn-out syndrome)」はこちらから!

 

 

受験専門の心療内科

 

 

激しい肩こりは脳のSOSサイン!

 

 

 

 

「肩こり」なんて、どうってことはない・・・。

特に中高年の親の世代は、そう思っている人が少なくないはずです。

 

 

でも、年齢が若い受験生の場合、激しい肩こりは、脳がストレス性の機能不全に陥っていることを示すSOSサインであることが多いのです。

実際、「受験うつ」になってしまっている受験生は、クリニックで問診すると、肩こりを感じているケースがかなりの割合に達しています。

 

もちろん、肩こり自体は、それほど深刻な症状ではありません。

でも、ストレス性の脳機能の不全で、思考力が悪化し、それによって問題を解く能力が低下してしまうのです。

これによって入試で失敗してしまう受験生がものすごく多い・・・。

問題の本質はこちらです。

受験生の親御様は、中高年の常識をお子様に押し付けて、肩こりを侮ってはいけません。

 

 

受験生の脳にとって、どういう肩こりが危ないのか?

入試で合格を勝ち取るために、具体的にはどうしたらいいのか?

受験生を専門に診療している心療内科医の経験と専門知識をもとに、わかりやすく解説します。

 

 

 

 

若い受験生の肩コリは、中高年とは異なる!

 

肩コリについて、しっかり理解しておいていただきたいのは、多くの中高年の方がなってしまう肩コリと、年齢的に若い受験生の肩コリは、主な原因が根本的に異なるということです。

 

 

人間の頭は、だいたい、ボーリングのボールと同じぐらいの重量があります。

 

それが首の上に乗っかっているわけですから、机に向かっている姿勢で、この重量を支えようとすると、首や肩の筋肉に負担がかかり凝ってしまいます。

 

このことについては、全ての世代に共通していることです。

 

 

しかし、中高年て肩こりが増える理由は、血液循環を支える血管のポンプ作用などが老化によって機能しにくくなり、肩の筋肉に栄養素を供給していて血液の循環が悪化しやすく、肩の筋肉の老廃物をうまく処理できなくなっているためです。

 

一方、若い世代では、血管に柔軟性があり、血管のポンプ作用も老化していないため、血液の供給がスムーズに行うことができるので、本来は肩こりが起こりにくいものです。

 

 

にもかかわらず、受験生が肩こりになるのは、血管のポンプ作用を促す脳からの命令が送られなくなり、さらにストレスホルモンのコルチゾールが過剰に分泌されて血管が攣縮してしまうからです。

 

つまり、受験生の肩コリは、肩や首については年齢的にコリにくい状態が維持されているにもかかわらず、脳がコリやすい状態を作り上げているわけです。

 

特に激しい肩コリについては、脳がストレス性の機能不全を起こしている場合が少なくありません。

この場合は、とりわけ思考力が深刻なダメージを受けます。

 

また、「受験うつ」に陥っていて、その状態を警告しているSOSサインになっている場合もあります。

これによって勉強の意欲がわかなくなってしまう受験生も続出しています。

 

このようなリスクを決して見落とさないでいただきたいです。

 

 

脳のSOSサインが肩や首のコリに表れる理由とは?

 

では、「受験うつ」など、受験生の脳の SOS サインは、どうして肩や首の筋肉に表れるのでしょうか?

 

これには、深い理由が隠されているのです。

 

 

もともと人間が原始時代に命を繋ぐためには、危機に陥った時に、肩と首を守る必要があったのです。

 

どういうことか?

 

 

当時の人間にとっての最大の脅威は、肉食動物でした。

 

彼らは,自分たちが怪我をせずに、確実に獲物を仕留めるために、ライオンもトラも、まず、獲物の動物の首を襲撃するのです。

 

なぜなら、ほとんどの哺乳類は、首が弱点となっていて、ここを攻撃したら、脳に送られる太い動脈が傷つき、大量出血を起こして簡単に死亡するからです。

 

また、脊髄が損傷を受けると、体が動かなくなるので、肉食動物に抵抗できなくなります。

 

だから肉食動物は首を狙ってくるわけです。

 

 

これに対抗するために、人間がストレスを感じると、自動的に首と肩の筋肉を収縮させて、「筋肉の鎧」として、その内側の血管や神経を守ろうとしたわけです。

 

その習性が残っていて、「受験うつ」になった場合など、、脳が常に脳が肉食動物に襲われているのと同じような緊張感やストレスを感じ、その結果として若い受験生の世代でも首や肩が凝ってしまうというわけです。

 

 

「受験うつ」を示す危険な肩コリの見分け方!

 

受験生くらいの年齢であれば、若くて体力もあるので、本来ならたとえ短時間でも、しっかり休息をとれば、すぐに回復するものです。
 

ところが、「受験うつ」の場合は、いくら休んでも肩こりや全身の疲労感はおさまらず、肩コリや首コリが持続するという特徴があります。

 

 

また、若い世代であれば、通常の肩コリは、寝ている間に修復されるものです。

 

にもかかわらず、一晩寝ても、朝から肩コリや首コリを感じたら、「受験うつ」のSOSサインである可能性があります。

 

 

私自身が診察をした受験生さんの中には、全身の疲労感も尋常ではなく、まるで体に「鉛が入った」ように重くなり、寝ていると、布団に深く沈み込んでいくような気分になるとお話しになった人もいました。


強い疲労感があるので、いつも体がだるく、外出することはもちろん、ちょっと動くのさえ億劫になってしまうこともあります。

 


こうした症状を生み出す本当の原因は、肩や首といった身体にあるのではなく、脳に異常が生じているのです。 
 

受験生の親御様は、もしお子様が「疲れた、疲れた」とくり返すようなら、 「受験うつ」の危険信号だと考えてください。

 

最新の脳医学で一気に回復へ!

 

受験生が激しい肩コリや首コリに悩まされるようになった場合に、「受験うつ」の中でも、特に多いのが「受験・燃え尽き症候群(Examination burn-out syndrome)」です。

 

さらに、その一歩手前の予備軍の状態になっている人まで含めると、かなりの受験生がこれに該当します。

 

その場合は、最新の脳医学を活用して回復させる必要があります。

 

ただの肩コリだと決めつけて対処が遅れると、受験生の将来に、大きな禍根を残してしまいます。

 

受験生自身も保護者の方も、取り返しのつかない状況に追い込まれることを防ぐために、ぜひ、以下の解説文もご一読ください。

 

https://www.akamon-clinic.com/受験の燃え尽き症候群/

 

 

 

 受験・燃え尽き症候群 

Examination burn-out syndrome


 
 

 このページの要点は? 

 

 ✓  燃え尽き症候群とは、アメリカの精神科医、ハーバート・フロイデンバーガー(Herbert J. Freudenberger)が提唱したもので、一種の心因性うつ病とも捉えられえています。

 

 ✓  頑張って受けた模擬テストの後に、勉強へのヤル気が急にわかなくなってしまった場合、「受験燃え尽き症候群」の危険性があります。

 

 ✓  脳内で、受験勉強を頑張ろうという意欲の枯渇や消耗(Emotional Exhaustion)が急激に起きるのが特徴です!

 

 ✓  受験生が親へ暴言を吐くようになる場合も多く、これはメンタル医学で「冷淡な態度(Depersonalization)」と呼ばれる重要な兆候です。元気があり余っていると誤解する親も多いのですが、「受験燃え尽き症候群」のSOSサインの可能性があります。

 

 ✓  受験に特化した光トポグラフィー検査などを受けることによって脳機能の状態を詳しく調べ、脳の不調をピンポイントで治すことで、早期の回復と志望校への合格が可能になります。

 

 

東京大学本郷キャンパス赤門正面

本郷赤門前クリニック

 

 ポイント! 

急激なやる気の低下は「受験燃え尽き症候群」かもしれません!


それまで、真面目にコツコツと勉強してきたのに、ある日を境に、急にヤル気がわかなくなってしまう・・・。

気がついたら、受験勉強は進んでいらず、一日じゅう、スマホばかり見ていた・・・。

 

そんな異変が起きたら、受験ストレスによる「受験・燃え尽き症候群(Exam burn-out syndrome)」の可能性があります!

 

早期に脳機能に何が起こっているのか正しく理解し、適切な対処を施すことが必要です。

これを怠ると、合格を勝ち取れないだけでなく、本格的な「受験うつ」に移行し、志望校への合格は絶望的になってしまいます。

さらに、意欲はいつまでたっても回復せず、成人後も仕事につかずに引きこもりになるなど、将来に禍根を残すことにもなってしまうのです。

 

 

大切なのは、「気合で頑張る・・・」、「気の持ちようで勉強を再開させる・・・」といった精神論では解決しないということです。

逆に「受験ストレス」による脳への悪影響が激しくなり、燃え尽き症候群の症状が悪化してしまうことになりかねません。

受験生の脳に特有のストレスの性質をよく理解し、それに合致した適切な対処が必要です。

 

続きを読む ⇒ 本郷赤門前クリニックホームページ

 

 

 

 
 
 

 

 

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