朝寝坊は受験生の自殺の前兆?受験専門の心療内科の統計とその対策
受験の心療内科
受験生の自殺に朝寝坊が多い理由とは?
統計を取りますと、自殺を図る受験生には睡眠についての共通点が見つかってきます。
意外かもしれませんが、自殺を図った受験生に、それ以前の生活の変化について、ご本人と親御様からヒアリングを行うと、朝寝坊が多いという傾向があることがわかります。
自殺の前兆を見逃さないで!
朝寝坊というと、どうしても、お気楽なイメージがつきまといます。
だから、シリアスな自殺とは正反対だという先入観をお持ちの親御様も多いようです。
この思い込みが、我が子の自殺の兆候を見逃してしまうという、危険な落とし穴になっているのです。
自殺の原因は「自己愛」の暴走!
では、その理由は何なのか?
朝寝坊が自殺の前兆現象となってしまう理由は「自己愛」です。
自己愛と受験ストレスが脳内で化学反応を起こすと、自殺の衝動が高まるのです。
親御様がやるべき対処とは?
なぜ、朝寝坊の受験生が自己愛を暴走させて自殺を図ってしまうのか?
親御様は、具体的にはどう対処したら良いのか?
このページでは、受験生のメンタルを専門に診療している心療内科医の経験と専門知識を元に、これらについてわかりやすく解説いたします。
「自殺=不眠」の親の世代の先入観は通用しない!
あなたは、自殺する人は不眠で苦しんでいるに違いないと思っていませんか。
確かに、脳が成熟した中高年の人が自殺をする場合だと、そのようなケースが多いのは事実です。
ただし、脳が発達の途上にある若い受験生の場合には、そうではないケースが多いのです。
自殺を図った受験生を、その前日以前までの特徴をさかのぼって調べると、圧倒的に朝寝坊をしていた子どもが多いという結果が得られています。
自殺と朝寝坊・・・。
親御様の世代の常識では正反対のイメージかもしれまん。
でも、これが今どきの受験生が自殺を図るタイプの特徴なのです。
自殺を図る受験生が朝寝坊の理由とは?
では、自殺を図る受験生は、どうして朝寝坊になるのでしょうか?
その理由は、自殺を図る直接の動機が、受験生の「自己愛」が肥大化していることにある場合が多いからです。
「自己愛」とは、自分自身への独りよがりな陶酔で、自分勝手な行動も許されて当然だと無邪気に思い込んでしまいがちです。
こうした自己愛に基づく行動パターンが睡眠に向かうと、快楽を求めて朝寝坊になるわけです。
一方、自己愛が入試に向かうと、自殺を図るという危険な行動に結びつきやすいのです。
もっと正確に言うと、自殺を図るフリをするということが多いのですが、実際に命を落としてしまうこともあるので、油断してはいけません。
ちなみに、「自己愛」という言葉の字面から、自分を愛し、自分自信を肯定的に捉えることだと思っている人が多いようです。
これは、「自己肯定感」であって、自己愛とはそういう意味ではありません。
自己愛で自殺を図る受験生の心理とは?
自己愛の肥大化によって自殺を図る受験生の心理を、わかりやすく解説しておきましょう。
自己愛が肥大化して、それが受験に向かうと、自分は一流大学に受かって当然の人物だと、心の奥底で確信している状態になります。
しかし、現実がその通りになっていないと、自分にとって不都合な現実を心は受け入れることができません。
受験をして不合格になるだけのストーリーなんて、自己愛によって膨張したプライドが許せないわけです。
だから、それを上回るドラマチックなストーリーが必要です。
そこで、自殺を図る・・・、もっと正確に言うと、自殺を図るフリをして、悲劇のヒロインになることで、自分のプライドを守ろうとするわけです。
危険な朝寝坊を招く受験生の睡眠障害!
「なんだ!自殺を図るフリをするだけなんだ・・・」などと甘く見てはいけません。
心の奥底では本気で自殺をするつもりはなくても、自己愛に促される形で自殺のストーリーを求めている脳は、無意識のうちに、かなりシリアスなフリをさせようとします。
その結果、アクシデントで本当に命を失うというのは十分に起こりうることなのです。
このようなタイプの自殺に気づくためにも、志望校は一流大学、なのに朝寝坊・・・という組み合わせの受験生には、ご家族は特に注意が必要です。
こうしたケースも含め、「受験生の睡眠障害(Exam Somnipathy)」については、以下の説明をお読みください!
自殺を防ぐのに役立つばかりでなく、ここから逆転で第一志望に合格することにも役立つ情報をご紹介しています。
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✓ 不眠や過眠(Somnipathy)は、受験ストレスによる脳の異常を伝えるSOSサインです!
✓ 睡眠にトラブルを抱える脳は、勉強中の集中力が低下し、休憩中の疲労の回復もできないため、ダブルで不合格になります!
✓ 不眠と過眠のおかげで脳機能の異常を早期に発見し、志望校に合格に役立てられた受験生もいます!
✓ 環境と勉強法の見直しで、受験生の不眠や過眠(Somnipathy)は治せます!
✓ 薬を使わず、最短2週間で改善させる最新治療を解説します!
夜、疲れがたまっているのに、ベッドで横になっても眠れない・・・。
朝、気力を振り絞っても、ベッドから起き上がることができない・・・。
あなたは、こうした睡眠の悩みに苦しんでいませんか?
こうした睡眠に関するトラブルを放置してはいけません。
心地よい睡眠を取れないこと自体、つらいことです。
ただし、それ以上に問題なのは、受験ストレスに起因した脳機能の低下が潜んでいる場合が多いのです。
夜、ベッドに横になったら眠りにつく・・・。
朝が来たら、自然に目が覚める・・・。
これは、脳の視床下部(hypothalamus)という部分の機能によってもたらされる現象なのです。
逆に言えば、睡眠に関する何らかのトラブルが生じた場合、視床下部が機能不全を起こしている可能性が高いということです。
受験生にとって、特にダメージが大きいのは、集中して勉強するオンの状態と、休憩中にリラックスして脳を回復させるオフ状態への切り替えが、上手くいかなくなることです。
勉強しているときに、脳機能をオンの状態にできないと、勉強の効率は大幅に低下してしまいます。
一方、休憩中にしっかりオフにできないと、脳は疲弊し、「受験うつ」などのストレス性の機能障害を起こしてしまいます。
受験にとって、脳のオンとオフを明確に切り替えることは、合格を勝ち取る上で、とても重要なことなのです。
睡眠のトラブルを抱えた脳は、なぜ、オンとオフの切り替えができないのでしょうか。
1日24時間のスパンで見た場合、大雑把にいうと、起きている時間がオン、寝ている時間がオフです。
つまり、睡眠障害は、いずれのタイプも、24時間レベルで見た場合に、脳機能のオンとオフの切り替えが、うまく働いていないということなのです。
脳の視床下部は、こうした24時間レベルの切り替えに仕組みとよく似た機能を利用して、勉強中の集中と、休憩中のリラックス状態を作り上げています。
だから、睡眠と覚醒の切り替えがうまくいかない脳は、勉強と休憩の切り替えもうまくいかない場合が大半なのです。
つまり、不眠も過眠も、睡眠のトラブル自体が受験にマイナスになる上に、勉強中の集中力や休憩中の脳の回復にも問題をはらんでいるため、ダブルで不合格へと追いやってしまうわけです。
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