受験の心療内科
スランプの受験生の脳回復させる親の言葉とは?
脳の認知機能は、波のように変動する性質を持っていることが医学研究で実証されています。
ですから、誰もが、頭が冴えわたる時期がある一方で、時には、ある程度は調子が悪い瞬間を経験してしまうことも、脳の性質上、不可避なのです。
特に、受験勉強をしている学生にとっては、この波は試験の成績という数字の形で顕著に現れます。
受験生ご本人にとっても親御様にとっても大事になってくるのは、成績が悪化したときの対応です。
成績不振によるプレッシャーは、必然的に脳にストレスを与え、これが単なる脳の認知機能の浮き沈みの波を超えた深刻なスランプとして重篤化することがあります。
成績の浮き沈みは、学習の一部として受け入れるべき自然な現象です。
しかし、その対処方法を間違えると、回復が遅れ、場合によっては、「受験うつ」に発展することもあるのです。
だからこそ受験生の親に問われるのは、我が子が成績不振で落ち込んでいるときに、どのような声掛けをしてあげるべきなのかということです。
私は学習塾の協力を得て、成績不振に苦しむ受験生のヒアリング調査を行った経験がありますが、残念ながら、多くの親御様が誤った声掛けをされているという結果でした。
我が子の受験に良かれと思ってかけている言葉が逆効果となり、スランプを悪化させることになっているケースが多いのです。
実は、受験生のスランプは、「心理学的な不調によるスランプ」と「脳医学的な不調によるスランプ」という、医学的にはまったく異なる二種類のタイプがあることがわかっています。
受験生のスランプがどちらのタイプなのかによって、スランプから脱する方法も根本的に異なります。
我が子がスランプに陥ったとき、親御様が真っ先に行うべきことは、そのどちらのタイプなのかを見極めてあげることです。
その上で、どのような声掛けをするのかも含め、それぞれのタイプに合致した対策をとっていただくことが、志望校合格への絶対条件です。
受験生が陥るスランプの2つのタイプとは、どのようなものなのか?
具体的には、それぞれ、どのような対策が必要なのか?
受験生を志望校に合格させることを専門に診療する心療内科医としての経験をもとに、わかりやすく叱り方のコツをご紹介します。
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