スマホ依存でも成績が上がる脳の法則とは?【受験専門の心療内科】
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スマホが脳に及ぼす悪影響を最小に!
受験勉強をバリバリやるつもりだったのに、気がついたら、勉強をサボって、ついついスマホを見てしまう…というスマホに依存気味になってしまっている受験生は多いはずです。
もちろん、強い意志でスマホを見るのをやめることができれば、それが理想的です。
でも、受験ストレスでいっぱいいっぱいのメンタル状態になっている受験生は、それが簡単にはできないできないという現実も確かにありますよね。
そこで、今日、ご紹介する方法によって、スマホの脳へのダメージを最小限にとどめながら、スマホを見ることによる気分転換のプラスの効果だけを脳に与えるということをしていただきたいのです。
スマホが脳の神経に及ぼす悪影響とは?
まず、受験生の方に、ぜひ、知っておいていただきたいことは、スマホをダラダラと見るのが、単に時間の浪費だけではなく、脳の神経系にとても危険な悪影響を与える効果を持っているということです。
「受験勉強のストレス」と「スマホをダラダラ見る」という組み合わせが脳内で化学反応を起こすと、受験生の脳は脳疲労症候群になりやすいことがわかってきたのです。
地頭がよく学力も高いにもかかわらず、脳疲労症候群になってしまったことで入試に落ちてしまう受験生が、今、増加しています。
なんだか、勉強の意欲がわかなくなった・・・という受験生の方は、すでに、この状態に陥っている危険性があるわけです。
スマホを見ることが、その原因になっている可能性が、決して低くはないということです。
スマホで乱用で起こる脳疲労症候群とは?
受験勉強は、脳と心の両面に対してストレスをかけます。
心の面でいうと、受験勉強のストレスが、楽しいスマホのコンテンツを楽しむことで、癒やされた感覚になるのは事実です。
その一方で、脳は、電子機器を通した情報の処理をしなければならないため、気持ちの面では楽しんでいるときであっても、脳の神経細胞は、実は疲労しているわけです。
受験勉強で疲労し、そのうえ休憩時間にさらに疲労する・・・。
こうして疲労の上塗りが繰り返されて、やがて脳疲労症候群になってしまうんです。
スマホが脳を癒やす最適時間とは?
一方で、スマホは心が癒やされる効果が強力なのは事実です。
だから、受験生もついついスマホを見てしまうわけです。
では、スマホで心が癒やされるプラスの効果と、脳疲労症候群を誘発するマイナスの効果を天秤にかけた場合に、最適解はどこにあるのか?
もちろん個人差はありますが、実験データをみると、最適解は、一回のスマホの使用がだいたい3分ぐらいです。
3分以降に脳に生じる現象とは?
スマホの心を癒やす効果は強いので、たった3分くらいのわずかな時間でも、ある程度の水準に達するというデータになっています。
当然、5分、10分と、使用時間がさらに長くなるにしたがって、心を癒す効果も大きくなります。
ただし、5分を超えると早くも脳疲労症候群を誘発する悪い効果も出てきます。
つまり、一回あたりの使用を3分くらいに制限すれば、心に対するプラスの効果だけが得られて、脳に対するマイナスの効果がほとんど出ないという受験生にとっての最適解になるわけです。
成績が上がる「スマホ3分間ルール」
これを踏まえ、勉強の合間の休憩時間になったら、まず、スマホのタイマーを3分にセットし、その後に、インスタを見たり、ツイッターを読んだり、芸能ニュースやスポーツニュースをチェックしたりしましょう。
そして、タイマーのアラームが鳴ったら、そこでスマホは終了。
さらに、その直後、緑の木や草などの植物を見れば、デジタルデトックスの効果が現れ、スマホの脳への悪影響をさらに摘み取ってくれます。
周りに植物がなければ、窓から空を見上げても、それに類似した効果が現れるということも解明されています。
特に、雲のフワフワっとした曲線を見るのがデジタルデトックス効果が高いということもわかっています。
3分でスマホが楽しめる集中力とは?
「スマホをたった3分で楽しめるわけがない・・・」と思った人もいるかもしれません。
でも、一工夫して3分間ルールに慣れてくると、それなりに楽しめるのが実感できるようになります。
数回、試してみると、だんだん、短時間で楽しむコツがつかめてきます。
意外かもしれませんが、人間の脳は、楽しむということについても、集中力が必要なことがわかっています。
3分間限定で集中してスマホを使うと、脳がスマホを楽しむことに対する集中力が高まってきます。
だから、時間効率が飛躍的に高まる形でリラックスできるようになるのです。
実は、私自身もこの方法を実践している一人です。
おかげで、スマホとすごく良い関係を築けています。
スマホうつ病の理解が不可欠!
ただし、3分たってアラームが鳴っても、衝動に負けてスマホを使い続けてしまうという受験生は、すでにスマホ依存症になりかけている段階に至っています。
放置していると、再起不能になって入試に落ちてしまう危険があります。
まずは、どの程度、危険な状態になっているかどうか、ぜひ、セルフチェックをしていただきたいんです。
私のクリニックのホームページの「スマホうつ病・スマホ依存症(Smartphone addiction)」のページをご覧いただきたいのですが、
まずは、以下の要旨の項目を、ざっと目を通していただければと思います。
このページの要点は?
✓ スマホ依存(Smartphone addiction)の受験生は、95%の方が脳の働きの不調も同時に抱えています!
✓ スマホ依存と脳の働きの不調は、それぞれが原因と結果となり、悪循環を起こすことで受験生活は泥沼化します!
✓ 最も怖いのがスマホうつ病(Smartphone depression)に移行することです。その代表的な症状である「9項目」を掲載していますので、セルフチェックをしてください!
✓ 親や先生が精神論を振りかざすと、子どものスマホ依存は逆に悪化してしまうので危険です!
✓ 最先端の「スマホうつ病」に対する専門の治療プログラムで、早期の脱却と志望校への合格が期待できます。
長時間、スマートフォンを使ってしまう「スマートホン依存症(Smartphone addiction)」が、若い世代を中心に激増しています。
見逃してはいけないのは、単に時間を無駄遣いしてしまうだけでなく、脳機能やメンタル面の不調を悪化させている場合が極めて多いということです。
スマホ依存の陰に脳の働きに関わるストレス性の不調が潜んでいないか、必ず、しっかりチェックしていただきたいのです。
このページでご紹介する9項目のセルフチェックを、必ず、行ってください!
「スマホうつ病・スマホ依存症(Smartphone addiction)」
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