うつ病患者が東大に次々と合格する理由とは?【受験の心療内科】 | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし

うつ病患者が東大に次々と合格する理由とは?【受験の心療内科】

 

 

 

受験の心療内科

 

うつ病患者が東大に次々合格東大の出題傾向と「受験うつ」

 

 

 

 

今日のテーマは、「受験うつ」の方は東大に合格しやすい傾向があるので、ぜひ、東大を目指していただきたいということです。

これは、長年、受験生専門の心療内科の診療に取り組んできた私が、その経験を通して培った持論です。


実際、15年ほど前から、私の心療内科クリニックに通院している受験生に東大を受験することをおすすめしていて、多くの「受験うつ」を抱える受験生が東大に合格していただくことに成功しています。

もちろん、受験生ご本人も、そのご家族も、合格を目指して、すごく努力されたことが、一番の勝因です。
これは間違いないことです。
 

 

でも、受験の脳機能を専門に扱う医師の立場で見ると、東大の出題傾向が、「受験うつ」になってしまう脳の働きの特徴に合致しているという点も、次々と合格できている理由として重大なポイントです。

そこに、最新の脳医学の力を付け加えることにより、東大への合格が実現できているわけです。

 


具体的には、受験生の脳に何が起こることで、受験うつになってしまうのか?

脳のどこをどう治せば、東大に合格できるのか?

 

受験生を志望校に合格させることに特化した心療内科医としての経験と専門知識をもとにわかりやすくご紹介します。

 

 

受験うつ~どう克服し、合格をつかむか~ (光文社新書)(電子版)

 

ストレスが増える受験期に、突然うつ症状を発症する人が急増している。うつで人生を狂わさないために、受験生本人や家族ができることは何か。受験生専門外来のがストレス管理や効率の良い勉強法を解説する。

 

 

東大の入試問題は「受験うつ」の脳に合致している!

 

東大の入試は、簡単には解けない難問が続々と出題されますが、そのぶん、合格最低点はかなり低いんです。

 

今年の入試の難易度がどうなるかはわかりませんが、他の大学より合格最低点が低い中での競争となるのは、30年以上も続いている傾向なので、変わることはないでしょう。

 

 

こういう入試の傾向は、「受験うつ」になりやすい受験生の脳には、かなり有利に働きます。

 

「受験うつ」にはいろいろなタイプがありますが、総じて言えることは、脳に入ってきた情報を、良くも悪くも適当に受け流すということができない…という傾向があることです。

 

これが脳の扁桃体と呼ばれる部分の過剰な反応を促し、それによって不安や不満が爆発的に生じるというケースが「受験うつ」では圧倒的に多いのです。

 

 

このようなタイプの脳は、簡単な問題ではあっても、様々な分野の問題をバランスよく解いていくということが、脳の機能が持つ性質の特徴によって、どうしても苦手になるのです。

 

さらに、ケアレスミスなども起こしやすく、簡単な問題ではあっても確実に正解を出さなければならないようなタイプの入試には、要領の悪さも災いして不利になってしまいます。

 

 

情報を受け流せない脳こそ東大の問題が解ける!

 

これに対して、脳に入ってくる情報を良くも悪くも適当に受け流すということができない脳は、東大の入試問題のような難問については、異なった影響を及ぼします。

 

気分の転換が苦手だという短所が、逆に長所として働き、しっかり考え抜くことで正解にたどりつくことができるのです。

 

だから、東大入試のようなタイプの競争には、相対的に有利に作用するわけです。

 

 

一方、「受験うつ」になりやすいタイプの脳は、すべての分野で平均以上の情報処理ができるという人口の割合が、とても少ないという傾向があります。

 

良くも悪くも、持ち合わせている能力には、長所と短所が同居しているというのが、このタイプの脳の特徴なのです。

 

 

東大のように合格最低点が低い場合は、たまたま自分に合っている問題だけがしっかり解ければ良いので、結果として「受験うつ」の方が合格できるというわけです。

 

 

もちろん、「受験うつ」の症状が出ている場合は、脳の前頭前野か正常に働きません。

 

だから、東大の難問どころか、簡単な問題も解けなくなってしまいます。

 

もちろん、「受験うつ」を治すということが合格のための必須の条件です。

 

 

また、当然のことですが、地頭の良さも求められるので、まずは「受験うつ」を治し、ある程度、回復したところで東大の過去問を解いてみて、できないながらも自分に合っているかということを試してみるということがおすすめです。

 

 

社会に出てからも活躍できる「受験うつ」の脳!

 

「受験うつ」の脳のタイプは、社会に出てからも活躍できます。

 

 

昔は、上司から支持されたことを何でも卒なくこなせる人材が求められていました。

 

でも、そんな指示待ち人間の社会的価値は、今や激落しています。

 

脳に入ってきた情報を受け流す結果、鬱にならずに24時間働けます・・・というような人材が重宝される時代も、とっくに終わりました。

 

 

「受験うつ」のように、脳にダメージが加わるくらい深く認知力を使う脳が、特定の分野で傑出した成果を上げる・・・。

 

そんな人材の社会的価値が、もう上がっているし、今後はもっと重宝されるでしょう。

 

 

高校受験で失敗した人は東大を目指せ!

 

私のクリニックには、「受験うつ」のために高校受験で失敗してしまった方が、受験うつをしっかり治して東大に合格するというケースがとても多いです。

 

入学した高校の偏差値が低いからといって、大学受験を諦めるということはしないでください。

 

東大も含めて、是非、夢に向かって前向きな気持ちでチャレンジしていただきたいと思います。

 

 

現在、やる気が出ない・・・、イライラが抑えられない・・・、思考が回らない・・・、記憶ができない・・・、読解力が低下した・・・など、メンタル面や脳の働きの面で何らかのトラブルを抱えている方は、「受験うつ」の可能性があります。

 

この場合は、脳の前頭前野に磁気のパルスを当てる治療などがとっても効果的です。

 

まずは、しっかり脳を回復させた上で、東大を含め、未来に向かって羽ばたいていただきたいです。

 

少しでも心当たりがある方は、以下の「受験うつ」の解説もお読みください。

 

 

 


 

 「受験うつ(Exam Depressive Disorder)」とは、受験生が勉強のストレスなどで生じるうつ症状の総称です。2005年に当院院長の吉田たかよし医師が日本で初めて提唱し、「受験うつ どう克服し、合格をつかむか」(光文社新書)がベストセラーになったことなどで広く社会に浸透しました。

 

 受験生の自覚症状として最も多いのは、集中力の低下です。勉強のストレスや不合格になるのではないかという不安によって、脳内で集中力を生み出す中枢が機能低下を起こすために生じます。

 

 英語や国語の課題文が読み取れなくなるということも、「受験うつ」で頻発している症状です。脳内の扁桃体(Amygdala)が暴走すると、ワーキングメモリー(Working memory)の機能が悪化するため起こります。

 

 「受験無気力症候群(Exam Apathy Syndrome)」を併発する方も多く、受験勉強を持続する能力が低下し、志望校への合格を阻む重大な原因になっています

 

 最新の脳科学とメンタル医学を総動員し、受験生のお一人お一人の脳の状態に最適な治療を行うことで、「受験うつ」が早期に軽快するだけでなく、脳機能がパワーアップするため、発病前より2ランク高い志望校に合格されるケースも少なくありません。

  



「受験うつ(Exam Depressive Disorder)」とは、受験生が、勉強のストレスや入試に落ちるのではないかという不安などにより生じる「うつ症状」です。

受験生に現れる症状は、とても多様で、受験生お一人お一人、苦しまれる症状は異なります。

 

以下が、「受験うつ」の症状として、よく見られるものです。

 

・集中力がでない!

・受験勉強のヤル気がでない!

・イライラして勉強を続けられない!

・気分が落ち込んで苦しい!

・文章を読み取る力が低下した!

・暗記しても記憶に残らない!

・夜は眠れない! 朝は起きられない!

 

上記の受験うつの様々な症状の中で、受験生ご本人が感じるのが最も多いのは、集中力の低下です。

 

うつ病になると、記憶力や思考力など、脳内の様々な認知機能が低下しますが、集中力の低下も、かなりの高い割合で生じます。

 

さらに、受験勉強が高度な集中力を要求するため、脳内で集中力を生み出す中枢が、とりわけダメージを受けやすいのです。

こうした症状が出ている方は、「受験うつ」の可能性があります。・・・・・

 

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