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⇒ 「受験・燃え尽き症候群(Examination burn-out syndrome)」はこちらから!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230917/11/yoshida-takayoshi/cd/c5/j/o0634044515339075847.jpg?caw=800)
受験の心療内科
受験生の自殺は燃え尽き症候群メンタルに現れる変調とは?
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今日のテーマは、自殺する受験生は、「燃え尽き症候群」に陥っている場合がとても多いということです。
「燃え尽き症候群」によって、まず勉強への意欲が燃え尽きる・・・・。
そして、やがて生きる意欲も燃え尽きてしまう・・・。
そして、自殺という悲劇へ・・・。
これを未然に防ぐために、ぜひ、チェックしていただきたい、親子関係に表れる特徴があります。
受験生を専門に診療している心療内科医としての経験と知識をもとに、わかりやすく解説します。
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受験うつ~どう克服し、合格をつかむか~ (光文社新書)(電子版)
ストレスが増える受験期に、突然うつ症状を発症する人が急増している。うつで人生を狂わさないために、受験生本人や家族ができることは何か。受験生専門外来のがストレス管理や効率の良い勉強法を解説する。
自殺を図った受験生に問診を行うと・・・
じっくり時間をかけて問診を行うと、受験生に限ったことですが、自殺を図る人は、ほとんどの場合、受験勉強を、その人なりのメンタルの限界いっぱいまで頑張った時期があったことがわかります。
ただし、今の若い世代は、メンタルが繊細で、親から見ると、「こんな程度か・・・」と思えるくらいで限界を迎えていることも多く、そこが注意の必要なところです。
さらに、その努力が報われなかったことがキッカケとなって、生きる意欲や勉強への意欲が、あたかも燃え尽きてなくなるかのように消え去って、一気に無気力になっていくのです。
これは、構造としては、受験・燃え尽き症候群(Examination burn-out syndrome)と同じです。
実際、自殺を図った受験生を診察すると、受験・燃え尽き症候群に陥っていたという場合も少なくありません。
また、そうではない場合であっても、それに類似した状態になっていて、何らかの共通した症状も出ているケースが大半です。
その中でも、燃え尽き症候群の症状として、とても重要な「冷淡な態度(Depersonalization)」が、自殺を図る多くの受験生にも共通して見られます。
「冷淡な態度」とは、燃え尽き症候群に陥った脳が健やかな感情を生み出すことができなくなり、本来は冷淡な性格ではなくても、あるいは、本来は冷淡になる間柄ではない人に対しても、人が変わったかのように冷淡になっていくという症状なのです。
これが、自殺を図る多くの受験生に生じているのです。
私は、受験生だけでなく、受験生の親御様に対するカウンセリングも行っていますが、自殺を図る前兆として、今から思えばそうだった・・・ということがとても多いのが、メンタル医学で「冷淡な態度(Depersonalization)」と呼ばれている現象です。
それまで、優しい子だった・・。
親との温かい感情の交流があった・・・。
なのに、ある時期を境に冷淡になり、食事をともにすることも嫌う・・・。
話しかけると「うるさい!」、「放っておいてくれ!」の一言しか返ってこない・・・。
カウンセリングでは、多くの親御様が、わが子から親への愛情が消えてなくなったのだと寂しく感じたと話します。
でも、多くの場合は、その認識は間違いです。
親への愛情が消えたのではなく、単に、受験・燃え尽き症候群に陥った、あるいはそれに類似した状態になってしまって、脳内で「冷淡な態度(Depersonalization)」が生じているというのが実態です。
だから、親は、寂しがる必要はないわけです。
実際、きちんと治療すれば、ほとんどの場合、親子関係も親への愛情も元に戻ります。
でも、単なる愛情が冷めたわけではないからこそ、自殺するという最悪の結末を迎える危険性もあるということは肝に銘じていただきたいのです。
受験生自身も保護者の方も、取り返しのつかない心の崩壊を防ぐために、ぜひ、「受験の燃え尽き症候群」に関する以下の解説文もご一読ください。
昨年度も多かったのですが、共通テストで失敗して燃え尽き症候群になってしまい、私立大学も含めてすべて受験会場にさえ行かなくなり、1年を棒に振ることになってしまいます。
これって、すごくもったいない・・・。
仮に燃え尽き症候群ではなくても、受験ストレスを抱えている場合には幅広く参考になる記事です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20211228/11/yoshida-takayoshi/03/53/j/o1280072015052788019.jpg?caw=800)
✓ 燃え尽き症候群とは、アメリカの精神科医、ハーバート・フロイデンバーガー(Herbert J. Freudenberger)が提唱したもので、一種の心因性うつ病とも捉えられえています。
✓ 頑張って受けた模擬テストの後に、勉強へのヤル気が急にわかなくなってしまった場合、「受験燃え尽き症候群」の危険性があります。
✓ 脳内で、受験勉強を頑張ろうという意欲の枯渇や消耗(Emotional Exhaustion)が急激に起きるのが特徴です!
✓ 受験生が親へ暴言を吐くようになる場合も多く、これはメンタル医学で「冷淡な態度(Depersonalization)」と呼ばれる重要な兆候です。元気があり余っていると誤解する親も多いのですが、「受験燃え尽き症候群」のSOSサインの可能性があります。
✓ 受験に特化した光トポグラフィー検査などを受けることによって脳機能の状態を詳しく調べ、脳の不調をピンポイントで治すことで、早期の回復と志望校への合格が可能になります。
東京大学本郷キャンパス赤門正面
本郷赤門前クリニック
それまで、真面目にコツコツと勉強してきたのに、ある日を境に、急にヤル気がわかなくなってしまう・・・。
気がついたら、受験勉強は進んでいらず、一日じゅう、スマホばかり見ていた・・・。
そんな異変が起きたら、受験ストレスによる「受験・燃え尽き症候群(Exam burn-out syndrome)」の可能性があります!
早期に脳機能に何が起こっているのか正しく理解し、適切な対処を施すことが必要です。
これを怠ると、合格を勝ち取れないだけでなく、本格的な「受験うつ」に移行し、志望校への合格は絶望的になってしまいます。
さらに、意欲はいつまでたっても回復せず、成人後も仕事につかずに引きこもりになるなど、将来に禍根を残すことにもなってしまうのです。
大切なのは、「気合で頑張る・・・」、「気の持ちようで勉強を再開させる・・・」といった精神論では解決しないということです。
逆に「受験ストレス」による脳への悪影響が激しくなり、燃え尽き症候群の症状が悪化してしまうことになりかねません。
受験生の脳に特有のストレスの性質をよく理解し、それに合致した適切な対処が必要です。
続きを読む ⇒ 本郷赤門前クリニックホームページ
「受験の燃え尽き症候群(Examination burn-out syndrome)」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240122/08/yoshida-takayoshi/06/a1/j/o0960072015392297491.jpg?caw=800)
![本郷赤門前クリニックの合格実績](https://stat.ameba.jp/user_images/20230409/10/yoshida-takayoshi/c3/03/j/o0960072015267563091.jpg?caw=800)