受験生のメンタルが声の出し方で回復?親も実践!心療内科医が教える声の法則! | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし

受験生のメンタルが声の出し方で回復?親も実践!心療内科医が教える声の法則!

 

 

受験の心療内科

 

受験生の脳と心を回復させる声の法則とは?親の声掛けにも活用!

 

 

 

 

今日のテーマは、メンタル医学の研究で、受験生の脳と心を回復させる効果が見つかった声の法則についてのご紹介です。

 

試験に失敗して落ち込んでいる受験生・・・。

不安で勉強が手につかない受験生・・・。

イライラして勉強の集中力が上がらない受験生・・・。

そんな子どもをなんとかサポートしたいと思っている受験生の親御様・・・。

 

そんな方には、今すぐ、実践していただきたい法則です。

 

 

最新のメンタル医学の研究で、ちょっとだけ声の出し方について工夫するだけで、脳と心が安定し、集中力も高まるという効果が出ることがわかってきました。

さらに、この声の出し方によって、記憶力が高まる作用があることも実験結果として実証されています。

 

受験生にとっては良いことだらけですよね。

 

 

しかも、必要なのはあなたの声だけなので、今すぐ、とってもお手軽に実践できます。

受験生はもちろん、受験生の声掛けをしなければならない親御様も、ぜひ、取り入れていただきたいです。

 

 

声によって、人間の脳はどうなるのか?

具体的には、どのような声を出せば良いのか?

 

受験生を専門に診療している心療内科医としての経験と専門知識をもとに分かりやすく解説します。

 

 

 

 

  低い声で音読すると記憶に残る!

 

オランダで行われた研究なのですが、被験者の人に、同じ文章を高い声と低い声のそれぞれで読んでもらって、その内容がどれだけ記憶に残っているのかを比較する実験が行われました。

 

その結果、低い声で読んだほうが、記憶に留まりやすいことが明らかになったのです。



どうして、そのようなことが起きるのかというと、人間の声帯には、情報が不確かだと思うと、声が高く上ずるようになる傾向があります。

だから、逆に、低い声で音読すると、確かな情報である可能性が高いと判断できるので、脳は無意識のうちに、より確実に記憶に残そうとするのです。

 

ですから、受験生が音読するとき、そもそも低い声にしたほうが、記憶力がアップするので望ましいわけです。

 

 

  低い声はメンタルを安定させる効果も!

 

さらに、それに加えて、受験生にメリットが大きいのは、メンタル面への作用です。

 

心が落ち着いているときは声が低くなり、焦ったりイライラしたりしているときは声が高くなる…というのは、脳医学を持ち出すまでもなく、みなさんも常識でしょう。

 

でも、脳医学の研究成果として、ぜひ、注目していただきたいのは、その逆方向の因果関係もあることが実証されたということです。

 

 

これは、受験生が志望校への合格を勝ち取る上で、とても役立つ法則なのです。

 

焦ったりイライラしたりしてメンタルが不安定になったときに、意図的に低い声を出すと、それによって、結果としてメンタルが安定してくるということです。

 

この現象は、受験生が入試や勉強のストレスでメンタルが不安定になったときに、脳と心をリセットするために活用できます。

 

 

  脳の勘違いがプラスの効果に!

 

では、どうして、このような現象が起こるのでしょうか?

 

本当はメカニズムはかなり複雑なのですが、わかりやすいように大胆に簡略化して説明すると、脳が良い意味で勘違いを起こすことが原因だと言えるのです。

 

 

低い声だと、脳の奥深い部分にある扁桃体が、これまでの自分自身の経験と照らし合わせ、低い声を出しているのだから今は心が落ち着いた状態だと勘違いします。

 

それで扁桃体の活動が穏やかになるわけです。

 

 

扁桃体の活動が穏やかになると、その影響が脳の表面にある前頭前野に波及し、背外側前頭前野の活動のバランスも良くなります。

 

これによって、さらにメンタルが安定するのです。

 

さらに、それに加えて思考力もアップするので、こちらも受験生には大きなメリットとなります。

 

 

受験生は、なにかとイライラしたり、不安で心がいっぱいいっぱいになったりしがちです。

 

そのたびに低い声で音読をしましょう。

 

 

  親の声掛けも低い声が効果的!

 

低い声が脳と心の状態を改善させる効果は、受験生だけでなく、受験生の親も活用することをお勧めします。

 

子どもが受験を成功するように後押ししたいというのは、当然の親心ですが、現実には、そのための親の声かけが裏目に出ている場合が、とても多いのです。

 

 

受験に対して親も不安になるのは、しかたのないことです。

 

しかし、それによって緊張感が声に影響し、どうしてもカン高いキンキンした声になりがちなのです。

 

そんな声で受験生に声掛けをしたら、いくら良い内容の言葉を伝えたとしても、受験生のメンタルをさらに追い詰めることになるだけです。

 

また、カン高い声によって親自身のメンタルも不安定になり、それが家庭内に蔓延して、受験生を足を二重に引っ張ることになってしまいます。

 

 

親の声かけは、落ち着いた低い声で行う!!!

 

これは受験の大原則です。

 

 

  メンタル安定効果が最大になる時間とは?

 

効果を上げるコツは、低い声の音読を長時間続けて行うのではなく、短い時間でいいので、メンタルが不安定になったときに、その都度、その都度、行うことです。

 

 

おすすめは、メンタルが不安定になったら、とりあえず、3分間、低い声で音読をしてみることです。

 

そして、また、しばらくたってメンタルが不安定になったら、3分間、行うこと。

 

これを繰り返すうちに、脳そのものが、メンタルが安定しやすい状態に変わってくれます。

 

 

メンタルが不安定になる原因が、心理的要因だけの場合は、この方法でメンタルはかなり安定します。

 

ただし、受験ストレスで、脳そのものに機能上の問題が生じている場合は、さらに強力な対策が必要です。

 

特に、イライラや不安が止まらなくなった場合、「受験うつ」を発症しているか、あるいは「受験うつ」の一歩手前の状態になったいることが多いので、入試の前に急いで対策を講じる必要があります。

 

 

  決め手は脳の背外側前頭前野!

 

このようなケースで、脳に対して行うべきことは、脳の背外側前頭前野の活動のバランスを整え、扁桃体の過剰な暴走を防ぐことです。

 

つまり、方向性としては、低い声で音読をするのとまったく同じなのですが、磁気のパルスを脳に当てると、どんなに少なく見積もっても音読の1000倍、普通に考えれば数万倍の効果を実現できます。

 

 

今日も明日も、一日一日、入試の当日は近づいてきます。

 

受験生は、もたもたしている余裕はありません。

 

メンタルが不安定になっている受験生は、ぜひ、以下の「磁気刺激治療(受験うつ)早期合格コース」についての記事もお読みください。

 

 

 

 

 

 受験勉強の集中力・記憶力・ヤル気の低下は、受験うつや受験ストレスによる脳機能の不調によって生じる場合が多いのが特徴です。

 

 「頑張ればなんとかなる」といった精神論で解決しようとすると、脳のストレスや疲労が悪化して逆効果となります。

 

 受験に特化した専門の「磁気刺激治療」は、脳機能の不調を根本的に治療することにより、受験うつや受験ストレスに起因する障害を取り除き、志望校への合格に必要な集中力・記憶力・ヤル気の回復を図ります。

 

 脳機能に合致した勉強方法への改善など「受験に特化したCBT治療」を組み合わせることにより、磁気刺激治療の効果を志望校へに合格に直結させられます!

 

 光トポグラフィー検査による脳の活動データを元に、必要に応じて以下の5つの特別診療も併用します!

  

磁気刺激治療
 

 

 メンタル医学と脳医学を総動員した以上の診療プログラムによって、あこがれの志望校への合格を実現しましょう!

 
 

(東京・大阪)


「磁気刺激治療(受験うつ)早期合格コース」とは、2013年全国で始めて、本郷赤門前クリニックが受験生に特化した特別診療プログラムとして開設したものです。

 

磁気刺激治療は、当時、アメリカではすでに画期的な治療法として普及しつつありましたが、日本ではほとんど行われておらず、医師ですら名前も知らないという人が多数派でした。

 

そのような時期に、いち早く画期的な治療成果に着目し、さらに、受験生のうつ症状にはとりわけ有効だということを発見し、受験生専門の治療プログラムに取り入れたのが「磁気刺激治療(受験うつ)早期合格コース」です。

 

 

 

突然、記憶力が低下した・・・。

勉強のヤル気がわいてこなくなった・・・。

イライラして勉強が進まない・・・。

優しかった子どもが急に暴言を吐くようになった・・・。

 

受験生にこのような異変が現れた場合、多くの親御様は、

「たるんでいる!」

「もっと気合を入れて頑張れ!」

「根性が足りないんだ!」

などと、精神論で解決しようとする方が少なくありません。

 

しかし、多くの場合、受験うつなど「受験脳機能障害」により、脳の働きが悪化していることが根本的な原因です。

そのため、精神論を振りかざして無理やり頑張らそうとすると、症状が悪化して効果になってしまう危険性が高いのです。

 

 
 

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