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勉強をすぐやる人になれる脳医学のテクニック!【受験心療内科】
受験のために、バリバリ勉強したいと強く思っている・・・。
なのに、イザとなったら、ちっとも勉強を始められない・・・。
そのような兆候が出ていたら、この時期の急増している「受験無気力症候群(Exam Apathy Syndrome)」の危険性があります。
単なる気分のせいだと決めつけていると、いつまでたっても密度の高い受験勉強は始められません。
「気がついたら、明日は入試の本番・・・」という怖い思いをする受験生も、すごく多いのです。
実は、秋が深まり、入試が刻々と近づいている今、無気力症候群によって、勉強を始められない受験生が激増しています。
夏休みが終わった頃は、バリバリ勉強して成績を上げようと意気込んでいても、ついついダラケてしまって、この時期になり、プチッと糸が切れたかのように勉強が手につかなくなるのです。
もともと、心がデリケートな現代人の若い世代には、無気力症候群が増えていました。
これに追い打ちをかけたのが、コロナ禍によって我慢を強いられる不自然な脳の使い方を強いられていることです。
では、志望校への合格を勝ち取るために、無気力をどう対処したらいいのでしょうか。
まず、もし、症状がごく軽い場合。
・勉強を始める前に、スマホを、ついつい5分や10分ほど見てしまう・・・、
・勉強はするのだが、気持ちが入っていなくて、気がついたら、ダラダラ勉強になってしまっている・・・
こういった程度であれば、脳科学を応用すれば、ごく簡単な次の3つを実践すれば、無気力を払拭することができます。
①5分間勉強
まず、ストップウォッチで時間を計測しながら、5分間、限定で勉強に着手します。
脳には「作業興奮」という作用があり、5分間、なんらかの作業を行っていると、脳が刺激を受け、次第に意欲が高まってくることが実験で証明されています。
5分間勉強して、ヤル気が出てきたら、そのまま勉強を続けてけっこうです。
②スタンディング勉強
座った状態より、立ち上がった状態のほうが脳幹網様体という部分が刺激を受けるため、・・・(略)
③相撲スクワット
筋肉を使うと脳に刺激が加わり、意欲の中枢が活発に働く性質を持っていることが明らかになり・・・(略)
この3つの方法については、私のクリニックのホームページの「受験無気力症候群(Exam Apathy Syndrome)」のページの中で解説していますので、こちらをご参照ください。
こうした方法だけで、バリバリ勉強が進むようになったら、それで結構です。
ただし、そうではない場合は、専門の治療が必要な受験無気力症候群(Exam Apathy Syndrome)の危険性があり、決して放置しないでいただきたいです。
特に、受験生の場合、脳への負担が異なるため、一般的な無気力症候群(Apathy Syndrome)とは違う点が多く、手遅れになると、浪人をくり返すことになってしまいます。
脳がそうした状態になっていないかどうか、まずは、ご自分でチェックしていただきたい項目があります。
ぜひ、心当たりのある方は、私のクリニックのホームページの「受験無気力症候群(Exam Apathy Syndrome)」というページで掲載しているチェックシートで、セルフチェックをしてください。
ご自分でもかんたんに「受験無気力症候群」の自己診断ができます。
その冒頭だけ、こちらのブログでも掲載しておきます。
興味のある方は、ホームページを見てください!
https://www.akamon-clinic.com/受験無気力/
このページの要点は?
✔「受験無気力症候群・セルフチェック」を掲載!簡単に自己診断ができます。
✔「受験無気力症候群(Exam Apathy Syndrome)」が急増しており、本来は学力があるはずなのに入試に落ちてしまいます!
✔ 勉強はできないが、ゲームやスマホなら熱心に取り組めるのが特徴です!
✔ ご自宅で誰でも簡単に実践できる「受験無気力症候群(Exam Apathy Syndrome)」の予防法をご紹介しています。
勉強に対するヤル気が、ある時期を境に極端に低下してしまう・・・。
もちろん、勉強をサボりたいだけなら、病気ではありません。
しかし、そうとは言い切れないケースが、今、受験生の間で急増しているのです。
これが、「受験無気力症候群」(Exam Apathy Syndrome)です。
従来からある「大うつ病性障害」という心の病気に陥ると、大半の患者さんが、何事に対しても極度の無気力状態に陥ります。
ところが、最近の受験生に増えている無気力は、明らかにこれとも異なるのです。
特徴は、勉強にはヤル気が出ないにもかかわらず、ゲームやスマホは活発に取り組めるということです。
そのため、多くの親は、「うちの子どもは、ただサボっているだけじゃないか・・・」と誤解してしまいます。
また、受験生本人も、「甘えているだけなのかな・・・」と悩んでしまいがちです。
こうして、「受験無気力症候群」(Exam Apathy Syndrome)は、見落とされてしまっているのです。