子どもの脳を天才にする親子勉強の方法とは?【受験の心療内科】
今日のテーマは、子どもの脳を天才にする親子の勉強法についてです。
勉強法のネーミングは、ズバリ、「歩きメデス法」
古代ギリシャの数学者のアルキメデスもやっていた勉強法なので、このネーミングにしました。
その名の通り、歩きながら学ぶということ。
冒頭の図に示したように、歩きながら学ぶと、とても学習効率が高いことが、最新の脳科学で実証されているんです。
特に子どもの脳には、とりわけ効果が大きく、ぜひ、実践してほしいです。
アルキメデスもやっていましたが、この勉強法をとことん推し進めたのがアリストテレスで、彼の学派の名前になっています。
「逍遥学派」といいますが、逍遥とは散歩すると言う意味です。
実は、子どもが勉強を嫌がる最大の理由は、脳科学の面から言えば、座って勉強し続けることが、脳の生理に合っていないからです。
ウソだと思った人は、街を歩きながら、街路樹を数えさせてください。
普段は算数の勉強を嫌がっている子どもが、喜んで数をかぞえだします。
でも、じっくり座って勉強する習慣も必要では・・・と思った方。
確かにその通りです。
でも安心してください。
歩きメデス勉強法をして、十分に身体を使ったあとで、私が脳医学の研究を集大成して完成させた「プチトマト勉強法」をやらせたら、座って勉強しても、ヤル気や集中力が高い状態を維持できます。
うちの子は、もう中学生だから関係ないと思った方。
そんなことはありません。
一緒に歩きながら、質問してあげて知識の整理を手助けすることだったら、大学受験だって適用できます。
実際、私のクリニックでは、こうして受験うつを乗り越えて、東大に合格された例もあります。
「歩きメデス勉強法」や「プチトマト勉強法」の詳しい内容は、11月23日(火・祝日)にやらせていただく無料のリモート講演会でたっぷり解説します。
「最新の脳科学が解き明かす“やる気”の育て方」(2021年11月23日10:30~12:00)
冒頭の図も、こちらの講演で使うパネルの中の1枚です。
私自身は沖縄の会場に行って講演をしますが、リモート配信をしていただくので、全国どこでも、ご自宅で参加していただけます。
参加は無料ですが、11/20(土)17時までにお申込が必要です。
詳しくはこちらをクリック!
一方、子どもに一緒に散歩に行こうと誘ったら、「うるさい!」、「ほっといてくれ!」と暴言を浴びせられたという親御様も、今、増えています。
この場合は、「母原性受験ストレス(Maternal exam stress)」の可能性があります。
簡単に言うと、受験生が母親から感じるストレスなんです。
単に、「親がウザい・・・」なんていう甘い話ではありません。
これで入試に落ちる受験生が急増しているので、放置してはいけません。
「母原性受験ストレス」については、ぜひ、以下の解説記事もご覧ください!
https://www.akamon-clinic.com/母原性受験ストレス/
このページの要点は?
✓ 母親が子どもの受験ストレスを悪化させる症例(Maternal exam stress)が増加しています!
✓ 親の虚栄心や空虚な期待感が、お子さんの受験ストレスを生み出す原因になっています!
✓ 「うるさい!」「ほっといてくれ!」と受験生が口にするようになった場合は、親が生み出す受験ストレスのSOSサインだと捉えるべきです!
✓ 「ほっといてくれ!」と言われたからといって、その言葉の通りに子どもをほうっておくと、「受験うつ」に進行する危険があるので、適切な対応とは言えません!
✓ まずは、親自身がメンタル面における安定を取り戻した上で、メンタル医学に基づいた方法で子どもを支えてあげましょう!
ポイント!
受験ストレスの本当の原因が母親であるケースが増加しています!
わが子が受験ストレスによって成績を急降下させた場合、ご両親、とりわけお母様は、心配でいたたまれない気分になるものです。
しかし、こうしたケースについて私が親子カウンセリングを行うと、実は、“母親自身”が、お子さんの受験ストレスの原因になっている場合が、とても多いことに気づきます。
これが、母親由来の受験ストレス(Maternal exam stress)です。
子どもを志望校に合格させるために、母親が良かれと思ってやっていることが、逆に足を引っ張ってしまっているという、なんとも皮肉なことが現実に起きているのです。