子供が将来活躍できる脳の3要素とは?【受験専門の心療内科】
今日のテーマは、子供が、将来、社会で活躍できるようになるために、脳の教育で、特に重要な3要素についてです。
「分析思考」「調和性」「コミュニケーション力」は、いずれも社会で活躍するのに重要な性質だというのは、どなたもイメージが付くと思いますが、
これらは、いずれも、脳の上頭頂小葉という部分の機能を鍛えると高まるということがわかってきました。
この3つの能力は、いっけん、まったく異なる性質のように感じますよね。
でも、脳の発達でいうと、密接にリンクしあっていて、意識的にこの3つをセットにして、まとめて刺激すると、より効果的に脳機能を高められることがわかってきたのです。
また、この3つも含め、特に重要な10の要素をまとめたのが、冒頭の図です。
どれも、社会で活躍するのに大事だというのは当然ですが、この10の能力を一覧表にしたのは、メンタル医学に基づく理由があります。
これらはすべて、ポジティブな心理の効果を専門に研究する「ポジティブ心理学」において、「強み」と呼ばれているる要素です。
「強み」とは一見、長所と同じような意味に感じられますが、脳への効果は全く異なるんです。
長所を意識すると、自己愛が膨らんで、心がもろくなってしまうんです。
でも、「強み」を重点的に子供に意識させると、将来、逆境に陥っても、心が折れることがなく、うつ病にもならず、むしろ逆境をバネにして職業人として成長できることがわかってきたのです。
こちらの図は、11月23日(火・祝日)に、2つ、やらせていただく無料のリモート講演会のうちの一つ、
「最新の脳科学が解き明かす“やる気”の育て方」(2021年11月23日10:30~12:00)
で使うパネルです。
私自身は沖縄の会場に行って講演をしますが、リモート配信もしていただくので、全国どこでも、ご自宅で参加していただけます。
参加は無料ですが、事前にお申込が必要です。
詳しくはこちらをクリック!
一方、ご紹介した社会的に成功する10の要素の対局にあるのが、精神医学で「認知のゆがみ(Cognitive distortion)」と呼ばれる状態です。
特に心配なのが、夏休みまではさほどではなかったのに、11月の半ばになって入試のシーズンが近づいてくると、完璧にできていないとイライラする用になった・・・という受験生です。
とりわけ認知のゆがみで不合格になりやすいので危険です。
英語の大問の2番は、あまりできていない・・・。
物理の波動だけは、勉強が不十分・・・。
睡眠も完璧な熟睡をしたいのに、夜中に目が覚めた・・・。
受験は何かに付けて完璧にいかないのが現実です。
でも、それにイライラしたり、すごく気になったり・・・。
それは、「認知のゆがみ(Cognitive distortion)」が大きな要因になっています。
少しでも心当たりのある方は、私のクリニックのホームページのうち、「認知のゆがみ(受験ストレス)Cognitive distortion」のページをご参照ください。
その冒頭だけ、こちらのブログでもご紹介しておきます。
こちらでは、たった3分で自分で診断できる「セルフチェックシート」を掲載しています。
こちらの項目でセルフチェックをしていただくのと同時に、その項目は、すべて落ちることにつながる危険な発想なんだということを学んでください。
私のカウンセリングの経験を元に、受験生の方が認知のゆがみを抱えたときに、具体的にどういうことを考えてしまうのかをチェック項目にしています。
それを知るだけで、あなたの合格率は確実にアップします。
思い当たる方は必ず、ホームページを見てください!
認知のゆがみ(受験ストレス)Cognitive distortion読解力を低下させる受験うつ/
このページの要点は?
✓ 受験ストレスによって、非合理的な思考パターンに陥る「認知のゆがみ(Cognitive distortion)」が生じます!
✓ 「認知のゆがみ」によって記憶力や思考力も低下するため、放置すると合格は勝ち取れません!
✓ 「認知のゆがみ」を自己診断できるセルフチェックシートを掲載しています!
✓ チェックシートの18の項目を使って3分で自己診断ができます!
✓ 受験生が陥りやすい「認知のゆがみ」は6つのタイプ(Cognitive distortion type)があり、セルフチェックでどのタイプなのかが分かります!
✓ 認知のゆがみの最新治療と、克服して合格を勝ち取る方法を解説します!
ポイント!
受験ストレスが増すと、極端に非合理的な思考パターンに陥ってしまう精神病理の現象をもたらすことがあり、「認知のゆがみ(Cognitive distortion)」と呼ばれています。
これが、認知機能をさらに低下させることで、記憶できなくなったり、深く思考するのが困難になったりします。
実は、こうした現象が、受験で失敗してしまう大きな要因になっていることが、明らかになってきました。
「認知のゆがみ」から脱するには、まず、受験生がどのタイプのゆがみに陥っているのか、自分で知ることが必要です。
そのために開発されたのが、以下の「認知の歪みを見抜く受験生セルフチェックシート(Cognitive distortion questionnaires )」 です。
続きを読む ⇒ 本郷赤門前クリニックホームページ「認知のゆがみ(受験ストレス)Cognitive distortion」