受験の燃え尽き症候群を自分で治す方法!【受験専門の心療内科】 | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし

受験の燃え尽き症候群を自分で治す方法!【受験専門の心療内科】

吉田たかよしの勉強法講座

 

⇒ 「受験・燃え尽き症候群(Examination burn-out syndrome)」はこちらから!

 

秋が深まるこの時期に、受験生が突然、無気力になって、勉強が手につかなくなる人が急増しています。

 

実は、そのうちのかなりが、受験・燃え尽き症候群(Examination burn-out syndrome)なのです。

 

 

燃え尽き症候群というと、オリンピックで金メダルを取った選手が、その後、重度の無気力になることで、世間の人に知られるようになりました。

 

徹底的に練習したその脳疲労と、新たな目標を見いだせなくなった心理的要因が化学反応を起こして、脳内で意欲がわかなくなってしまうのです。

 

もちろん、スポーツ選手だけでなく、受験生も、入試に落ちてしまった人はもちろん、受かった人でさえ、受験・燃え尽き症候群(Examination burn-out syndrome)になってしまう場合が少なくなりません。

 

 

実際、5月病は、現在では新社会人や学校の新入生の適応障害を指す場合が多いのですが、もともとは、50年ほど前、東大に合格した学生が5月に登校できなくなる奇病として5月病という名前が付いたものです。

 

 

では、入試が終わってもいない今の時期に、なぜ、受験・燃え尽き症候群(Examination burn-out syndrome)になってしまうのでしょうか?

 

私は、日々、受験生の診療に上がり、原因はほぼ一つに限られていると断言します。

 

それは、模擬テストの結果に基づき、志望校の変更を余儀なくされることです。

 

 

夏までの模擬テストだったら、E判定でも、秋以降の頑張りで、合格の可能性は十分あります。

 

でも、今の時期なら、かなり厳しい・・・。

 

それで、心を引っ張り上げてくれる目標を見いだせなくなって受験・燃え尽き症候群(Examination burn-out syndrome)に陥るわけです。

 

 

また、受験生以外でも、中学受験が終わった中学1年生や2年生、あるいは高校受験が終わった高校一年生も、この時期、秋の深まりとともに、日照量が低下し、受験・燃え尽き症候群(Examination burn-out syndrome)になる人が増加傾向にあります。

 

こちらはこちらで、メンタル医学に基づく適切な対策が必要です。

 

 

では、具体的には、対策はどうしたらいいのか?

 

今週末の日曜日に、これに関する以下の無料のリモート講演会を開くので、できればそちらに参加していただきたいのですが、このブログでも、ご自分でできる、あるいは保護者の方ができる方法を、簡単にご紹介しておきましょう!

 

無料ですが、お申込みの期限が、いよいよあと2日です!

お申し込み⇒ クリック!

 

 

対策①:実現可能な範囲で心がワクワクするような将来の目標を見つける。

 

こちらは、上記の講演会で使用する画面ですが、偏差値の低い大学でも、大学院で一流の業績を残せば、専門職や研究職では一流になれます。

 

また、こちらも講演で使用する画面で恐縮ですが、中学受験を終えて受験・燃え尽き症候群になった方は、こいうのも心を回復させる目標になります。

 

 

灘中や筑駒に入学して6年間怠けた人より、普通の中高でも6年間努力した人のほうが東大の合格率が高いのは当然です。

 

この他にも、実現可能で心がワクワクする目標は、工夫次第でいっぱい見つかります。

 

おすすめは、目標ノートを作って、夢を見つけるとともに、見つかった夢に向かってモチベーションを維持することです。

 

 

また、以下の方法も受験・燃え尽き症候群の対策に有効です。

 

・5分間、計算ドリルと解いて、脳のウォーミングアップをしてから、勉強に取り掛かる!

 

・勉強場所を曜日ごとに移動させながら勉強する!

 

・カーテンをブルーや緑の色に変える!

 

・10分に一回くらいのペースで、右手に思いっきり力を入れる!

 

 

ただし、こうしたご自分でできる対策だけでは解決できない場合もあり、受験生のご家族にチェックしていただきたいポイントがあります。

 

それは、受験生に勉強するよう注意すると、「うるさい!」と冷たく怒鳴りつけるような反応が返ってこないかということです。

 

 

これは、メンタル医学で、「冷淡な態度(Depersonalization)」と呼ばれ、受験・燃え尽き症候群に関して、重要な症状です。

 

優しかった我が子が、急に心が凍りついたように冷淡になった場合は、脳に重大な変調が起こっている可能性があります。

 

 

この場合も含め、受験生自身も保護者の方も、取り返しのつかない心の崩壊を防ぐために、ぜひ、以下の解説文もご一読ください。

 

https://www.akamon-clinic.com/受験の燃え尽き症候群/

 

 

 

 受験・燃え尽き症候群 

Examination burn-out syndrome


 
 

 このページの要点は? 

 

 ✓  燃え尽き症候群とは、アメリカの精神科医、ハーバート・フロイデンバーガー(Herbert J. Freudenberger)が提唱したもので、一種の心因性うつ病とも捉えられえています。

 

 ✓  頑張って受けた模擬テストの後に、勉強へのヤル気が急にわかなくなってしまった場合、「受験燃え尽き症候群」の危険性があります。

 

 ✓  脳内で、受験勉強を頑張ろうという意欲の枯渇や消耗(Emotional Exhaustion)が急激に起きるのが特徴です!

 

 ✓  受験生が親へ暴言を吐くようになる場合も多く、これはメンタル医学で「冷淡な態度(Depersonalization)」と呼ばれる重要な兆候です。元気があり余っていると誤解する親も多いのですが、「受験燃え尽き症候群」のSOSサインの可能性があります。

 

 ✓  受験に特化した光トポグラフィー検査などを受けることによって脳機能の状態を詳しく調べ、脳の不調をピンポイントで治すことで、早期の回復と志望校への合格が可能になります。

 

 

東京大学本郷キャンパス赤門正面

本郷赤門前クリニック

 

 ポイント! 

急激なやる気の低下は「受験燃え尽き症候群」かもしれません!


それまで、真面目にコツコツと勉強してきたのに、ある日を境に、急にヤル気がわかなくなってしまう・・・。

気がついたら、受験勉強は進んでいらず、一日じゅう、スマホばかり見ていた・・・。

 

そんな異変が起きたら、受験ストレスによる「受験・燃え尽き症候群(Exam burn-out syndrome)」の可能性があります!

 

早期に脳機能に何が起こっているのか正しく理解し、適切な対処を施すことが必要です。

これを怠ると、合格を勝ち取れないだけでなく、本格的な「受験うつ」に移行し、志望校への合格は絶望的になってしまいます。

さらに、意欲はいつまでたっても回復せず、成人後も仕事につかずに引きこもりになるなど、将来に禍根を残すことにもなってしまうのです。

 

 

大切なのは、「気合で頑張る・・・」、「気の持ちようで勉強を再開させる・・・」といった精神論では解決しないということです。

逆に「受験ストレス」による脳への悪影響が激しくなり、燃え尽き症候群の症状が悪化してしまうことになりかねません。

受験生の脳に特有のストレスの性質をよく理解し、それに合致した適切な対処が必要です。

 

続きを読む ⇒ 本郷赤門前クリニックホームページ

 

 

「受験の燃え尽き症候群(Examination burn-out syndrome)」