受験生必見!試験の緊張が消える脳科学の裏技とは?【心療内科】 | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし

受験生必見!試験の緊張が消える脳科学の裏技とは?【心療内科】

⇒ 「試験恐怖症(Exam Phobia)」の解説はこちらから!

 

今日のテーマは、入試を受けている真っ最中に焦ってしまった場合に、たった10秒間で脳の状態をリセットできるという、受験生にとっては、とっても役に立つ脳科学を応用した裏技テクニックのご紹介です。

 

 

いよいよ、大学入学共通テストまで、残すところ10日ほどになり、受験生の緊張感も高まっていると思います。

 

緊張感が高まった受験生にとって、最も怖いのが、試験恐怖症(Exam Phobia)です。

 

試験中に頭が真っ白になって問題が頭に入ってこない・・・。

 

これが、試験恐怖症(Exam Phobia)の典型的な症状です。

 


一昨年まではセンター試験、去年は共通テストを受けたときに、人生で初めて試験恐怖症(Exam Phobia)の症状が出てしまって大幅な得点ダウンになってしまったという方に対してカウンセリングを行うと、次のような話をする人が多いんです。


「試験の真っ最中に、舞い上がってしまって、顔が火照ってしまった・・・」

「でも、手足はとっても冷たくて不快・・・」

しかも、共通テストやセンター試験で、初めてこんな症状を経験したという受験生も、とっても多かったのです。

 

あなたも動揺しないように、入試の本番では、こういう現象も起こりうるということを、頭に入れておいたほうが得策です。


顔が火照って手足が冷たいというのは、一見、矛盾するように感じるかもしれませんが、これは緊張感による自律神経系の暴走に原因があります。

症状の起き方としては、実は、更年期障害とよく似ているのです。

更年期障害の場合は、ゴナドトロピンというホルモンの量が急変するために自律神経系が撹乱されることで起こります。

 

一方、受験生の場合は不合格になるかもしれない不安によって、自律神経系が撹乱されるために起こります。

 

原因は根本的に異なりますが、自律神経系が撹乱されることによって体内で生じる症状出方としては、ほとんど同じなのです。


顔は脳に近いのと、眼や鼻といった感覚器があるので、脳が緊急事態だと判断すると、血液の循環を増やし、神経を過敏にするため、顔は火照ってくるわけです。


逆に、その分、末梢への血液循環は手薄になるので、特に手足は冷たくなるのです。



受験生にとって特に困るのは、こうした全身のアンバランスな状態が極端になると、脳の前頭前野の機能がダウンし、試験の得点能力が低下するということです。

 

こちらも、更年期障害になったときに、理性的な判断ができなくなるのと似ていますね。

 

このように全身から脳に影響が戻ってくる現象を、医学ではフィードバックといいます。

 

 

ほとんどの受験生は、「不安感⇒得点力ダウン」という因果関係だと思いこんでいます。

 

と言うか、私も含め、誰だって自分自身の感覚では、このような因果関係だと感じるものです。

 

でも、本当は、「不安感⇒全身の症状⇒脳にフィードバック⇒得点力ダウン」という、脳へのフィードバックによって巻き起こされている部分が大きいということが、メンタル医学の研究で明らかになってきたのです。

 

 

私のクリニックの早期合格コースでは、脳の認知機能に与えるフィードバックの作用に着目し、磁気刺激治療などにより、人工的にこれと正反対の状態を作ることを行っています。

 

これによって、メンタルが安定するだけでなく、脳の機能そのものも高めることができ、それによって大幅な試験の得点アップにつなげていくわけです。

 

 

ただ、ある程度でしたら、ごくごく簡単なことをご自分で行うだけで対策ができます。
 

真っ先に試していただきたいのは、こちらです!

 

 

手の平をやや強い力でもむこと!!!


緊張しているときは、ご説明したように抹消の血液循環を減らすため、手の平の動脈を収縮させているので、血液が流れにくくなって、手が冷たくなっています。

これに対して、対策として、手をやや強い力でもむのです。

 

そうすると、血管の壁から一酸化窒素が分泌され、その作用で血管が拡張します。

その結果、手が暖かくなるわけですが、これによって脳への危険なフィードバックが抑えられるので、心理的な緊張も抑制されるわけです。

 


よく、誤解している人がいますが、カイロなどで手を温めたらいいというものではありません。

この効果は、外部から温めることでは得られません。

あくまでも、血管が拡張して自分で体温を上げることが不可欠なのです。

そのためには、やや強い力で手の平をもんで、血行をよくすることが必要なのです。

 

たった10秒間ほど強くもむだけでも、脳への危険なフィードバックは、かなり抑えられます。

 

 

この方法も含め、入試の最中に起こる不安感の暴走を誰でも簡単に改善できる6つの方法を、「試験恐怖症(Exam Phobia)」のページでご紹介しています。

 

以下、ページの冒頭だけ、こちらのブログでもご紹介しておきます。

 

心当たりのある方は、必ずホームページを見てください!

https://www.akamon-clinic.com/試験恐怖症(Exam Phobia)/

 

 

 


 

 
 

 このページの要点は? 

 試験を受けているときに頭が真っ白になって問題が頭に入らなくなった場合、メンタル医学で「試験恐怖症」(Exam Phobia)と呼ばれている症状に陥っている可能性があります。

 

 脳の思考力がフリーズして問題が解けなくなることが症状としては最多です。ただし、普段、よく見ている漢字、ひらがな、アルファベットが変な記号のように見えてきたり、視野が極点に狭くなって試験の問題文が読み取れなくなるなど、不思議な現象が起こる場合もあります。

 

 脳医学やメンタル医学に基づいた、誰でも簡単にご自分一人で緊張感を取り除くことができる6つの方法をご紹介します。

 

 「なんとしても合格してほしい…」というアセリを伴った親の心理が、子どもの「試験恐怖症」の症状を悪化させている場合が多いこともわかってきました。

 

 「試験恐怖症」の症状に関して一覧表を掲載しています。該当する項目はないか、まずは自己チェックをしましょう!

 

 単なる恐怖心の克服だけでは合格できません。試験を受けているときに集中力をコントロールする脳科学を取り入れた対策により、合格率は飛躍的に高まります。

 

 

東京大学 本郷キャンパス 赤門正面

本郷赤門前クリニック

 
 

 ポイント! 

「試験恐怖症 (Exam Phobia)」の克服が、合格への最短距離です!


「試験場で頭が真っ白になり、問題が頭に入ってこなくなってしまった・・・」

「緊張のあまり、文字が変な記号のように見えてきて、問題が解けなくなった・・・」

 

これらは、試験恐怖症(Exam Phobia)の典型的な症状です。

毎年、多くの受験生が、本試験で実力を発揮できず、悔し涙を流しています。

 

私は、試験恐怖症に苦しむ数多くの受験生に対して、カウンセリングを行ってきました。

その経験を通し、この症状への治療が、志望校への合格につながるのはもちろん、子どもの今後の人生そのものにも、大きな福音をもたらすという現実を数多く目の当たりにしています。

 

試験恐怖症を放置してはいけません。

適切な治療が、未来を切り開く大きな礎になってくれるのです。

現実から目を背けず、ほんの少しだけ勇気を出して、治療に踏み出してください。

 

 

 東京大学 本郷キャンパス 赤門正面

本郷赤門前クリニック

 

 

 ポイント! 


 
 

まず、試験恐怖症の症状がどんなものなのか、知っていただく必要があります。

実は、受験生本人もご家族も、症状が出ているのに気づかないケースが少なくありません。

見落としがないよう、症状を一覧表にしておきますので、まずはセルフチェックをしてください。

 

 

続きを読む ⇒ 本郷赤門前クリニックホームページ

 

「試験恐怖症(Exam Phobia)」