合格する受験生の脳に共通!5つの能力とは?【受験の脳科学】 | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし

合格する受験生の脳に共通!5つの能力とは?【受験の脳科学】

 

 

 

受験の心療内科

 

合格する脳に共通5つの能力とは?

 

 

 

 

今日のテーマは、入試に合格する人の脳に共通してみられる5つの能力についてです。

 
入試に合格するには、努力も大事だとはいえ、頭の良さもモノを言うのは確かです。
 
では、入試に合格する頭の良さとは、脳科学的に言うと、具体的には、どういう能力でしょうか?
また、合格するために必要な脳の機能を高めるには、どのようなことに気を配ればいいのでしょうか?
 
 
受験生を専門に診療している心療内科医としての経験と知識をもとに、わかりやすく解説します。

 

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ストレスが増える受験期に、突然うつ症状を発症する人が急増している。うつで人生を狂わさないために、受験生本人や家族ができることは何か。受験生専門外来のがストレス管理や効率の良い勉強法を解説する。

 

 

学校の成績を決める5種類の脳機能とは?

 

スタンフォード大学などが行った研究ですが、学校の成績を決める要因は、概ね、5つの脳の機能が特に重要だということが明らかになっています。
 
それをもとに学習塾の協力を得て学習カウンセリング協会で入試の合否に対する影響を調べたところ、
影響の大きい順に並べると・・・
 
1番 ⇒ 集中力
2番 ⇒ ストレス耐性(イライラに負けない)
3番 ⇒ 意欲(勉強のヤル気)
4番 ⇒ 思考力
5番 ⇒ 記憶力
 
このようになりました。
 
 
順番はこの通りでしたが、この5つはどれもが大事で、同率1位といってもいいぐらいです。
 
また、300人程度を分析しただけなので、1番から5番までの順番については統計的有意差が得られず、参考程度にしかなりませんが、この5つが大事だということについては統計的有意差が得られています。
 

 

記憶力の高さは、入試にどれほど寄与するのか?

 

頭が良いというと、多くの方が真っ先に思い浮かべるのが、記憶力だと思います。
確かに、記憶力が低下すると、志望校に合格する確率が大幅に低下します。
 
 
実際、「受験うつ」によって記憶力が低下した受験生は、入試は壊滅的な結果になります。
逆に、適切な治療をして記憶力を回復させてあげると、志望校にドンドン合格してくれます。
 
でも、記憶力が猛烈に良ければ、それで合格できるかというと、そうではないということも明確な真実です。
 
 
様々な脳の機能の中で、最も合格率に影響するのは集中力ですが、これとて、集中力だけで合格できるかというと、そんなことはありません。
どれか一つが突出して機能が高くても、それで合格するということは、まずないというのが入試の現実です。
 
1番から5番まで、バランス良く脳の機能が維持できていないと、合格を勝ち取るのは難しいというわけです。
 

 

栄養学の桶のたとえは入試の脳機能にも当てはまる!

 

栄養学でよく言われることですが、どんなに良い栄養素でも、それだけを大量に取っていれば健康だということはありえません。
さまざまな必要な栄養素の中で、たった一つでも欠けていれば、必ず健康を損ないます。
 
 
この現象は、医学では、よく、「桶」にたとえられます。
 
桶の側面の高さが、いくら高い部分があっても、一箇所でも側面に低い部分があれば、水はその高さまでしか貯められないですよね。
 
栄養素の摂取についても、これと同じなんです。
 
だから、栄養素は、特定の良いものを必要以上にたくさん取るよりも、それぞれが不足しないように心がけることこそが健康に有益だということです。
 
 
入試の合格をつかみ取るための脳の働きも、これと同じような構造になっています。
 
5種類の脳の機能を、どれか一つを突出して高めるより、突出して低くなるものがないようにし、全体として、いずれの能力もバランス良く高い水準に維持しておくことが大事なのです。
 

 

成績低下もスランプも5つの脳機能が原因!

 

ほぼすべての受験生が、成績の低下やスランプに苦しむ時期を何度か迎えます。

 

この場合も、根本的な原因は、ご紹介した5つの脳機能のいずれかが低下しています。

 

 

逆に言えば、成績の回復についてや、スランプからの脱出について鍵を握っているのも、不調の要因となっている脳機能を回復させることにあるわけです。

 

ぜひ、普段から、勉強したり試験を受けているときに、この5つの能力の状態が、どれくらいの水準にあるのか、セルフチェックしておくことをおすすめします。

 

これによって、ご自分のコンディションが自分自身でコントロールできるようになるわけです。

 

 

もちろん、各能力について正確な診断を行うには、私のような受験を専門に診療している心療内科クリニックにお越しいただく必要がありますが、まずは、次のように、ざっくりと、ご自分の感覚で5段階で採点しておくのがおすすめです。

 

・ 集中力 ⇒ 1点

・ ストレス耐性(イライラに負けない) ⇒ 3点
・ 意欲(勉強のヤル気) ⇒ 5点
・ 思考力 ⇒ 5点
・ 記憶力 ⇒ 3点

 

これだけでも、コンディションをコントロールする力は、大幅に高まります。

 

入試に受かる5種類の脳機能を高めるには?

 

自己採点したスコアが低下したときは、睡眠時間を増やしたり、勉強の方法を見直すなど、対策を取りましょう。
 
ただし、2週間にわたり勉強するときの脳のコンディションが回復しない場合は、脳医学の力を活用することをおすすめします。
 
 
このような場合、私のクリニックでは、専門の認知機能の検査を行い、5種類の脳の機能の中で、低下している機能をあぶり出すことから始めます。
 
それを重点的に脳医学の力で高めることによって、志望校への合格を勝ち取っていただいているわけです。
 
これが、5つの特別診療です。
 
実際、試験の点数の大幅アップと、志望校への高い合格率を実現しています。
 

目を通していただければ嬉しいです。
 
 
 

5 special medical treatments

 

 

 ヤル気・イライラ・集中力・記憶力・思考力の5つに関して、受験生の遺伝子のバリエーションに起因する脳の働きの格差が大きく、これを知ることが志望校への合格に大きな力を与えてくれます!

 

 受験に特化した光トポグラフィー検査や各種の認知機能検査のデータを解析することで、受験生の脳がどのような働き方の癖を持っているのか科学的に解明できます!

 

 根性で頑張るといった前近代的な方法で受験に取り組むと、逆に脳に対する悪影響が生じ、成績の低迷をもたらします!

 

 遺伝子のバリエーションを無視し、他人が成功した方法を鵜呑みにして真似ると、脳に負担を与えることにより、受験うつなどに陥る場合が少なくありません!

 

 5つに特別診療で、こうした問題を一気に取り除き、憧れの志望校への合格を手繰り寄せます!

 
 
 

 

 
 
 

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