読解力を瞬時に高める脳の法則! | 吉田たかよしブログ「受験勉強の脳医学!」

読解力を瞬時に高める脳の法則!

 

今日のテーマは、脳科学の研究を応用した、誰でも簡単にできる、読解力を飛躍的にアップさせる方法をご紹介します。

 

秋になり、入試が近づいてきている今の時期に、英語や国語の長文の読解力が、壊滅的に低下する受験生が少なくありません。

 

模擬テストの自己採点をして、できていたはずの問題が次々に間違っていて、ショックを受けた・・・ということがありませんか?

 

 

原因は、入試が近づいてきてプレッシャーを感じるために、脳内でストレスがいっぱいいっぱいの状態になり、文章の真意を深く読み取れなくなるためです。

 

でも、受験生本人は、試験という制限時間の中で、なんとか先に進もうとし、文章の上っ面だけを、軽くなでるような感じで読み進めているので、本当は読み取れていないのに、目だけは文章をスイスイ進んでいくため、読み取れているような錯覚に陥るのです。

 

これが、典型的なストレス性の思考の上滑り現象による読解力の低下です。

 

 

最近の入試では、特に文章全体を俯瞰的に読み取る能力を試す問題が頻出している傾向があり、こうした思考の上滑りによる読解をしていると、壊滅的な点数ダウンになります。

 

 

これを防ぐのに、ぜひ、実践していただきたいのが、「部分的2度読み」のテクニックです。

 

2度読みといっても、課題文全体を2回も読むというわけではありません。

 

そんなことをしたら、制限時間を超えてしまいます。

 

また、機械的に全体を2度読んでも、思考の上滑り現象は改善しません。

 

 

課題文を読んでいるときに、大事なキーワードに出会ったら、そこだけ2度読みするのです。

 

さらに、課題文の中で、全体の論旨を読み取る鍵になる大切な文が、3つくらいはあるものです。

 

これについては、その文を、一文まるごと2度読みしましょう。

 

 

実は、読解力が優れた人が、文章を読み取るときに、脳がどのように働いているか分析すると、本人は意識していないのですが、脳内では2度読みと同じように、そこだけ重点的に、じっくり時間をかけて認識していることがわかるのです。

 

一方、思考の上滑り現象を起こしている人は、大切なところも、そうではないところも、均一のスピードで読んでいるというデータが出ているのです。

 

つまり、「部分的2度読み」のテクニックは、読解力が低下している人が、仮想的に脳内を読解力が高い人と同じ状態に引き上げることができるわけです。

 

ぜひ、英語と国語の長文読解問題を解くときに、取り入れてください。

 

 

ただし、受験ストレスが一定限度を超えると、脳内の扁桃体が暴走し、集中して思考するための前頭前野の機能が病的に低下してしまいます。

 

この場合は、さらに重度の「受験うつ」の症状としての思考の上滑り現象が起きてしまいます。

 

しかも、今後、入試の日程がさらに近づいてくると、ストレスや不安はさらに高まるため、「思考の上滑り現象」はよりいっそう、悪化してしまうのが一般的です。

 

一刻も早く治しておかないと、志望校への合格は絶望的でしょう。

 

「思考の上滑り」をしてしまっている方は、合格を勝ち取るため、まずは、以下の「思考力の低下」の解説もお読みください。

 

 

 


 

思考力低下(受験うつ)


 このページの要点は?

 思考力の低下は、「受験うつ」のごく初期の段階から見られる症状です。

 

 典型例は、英語や国語の課題文を読むときに、表面だけをなぞるように読み、本質が読み取れなくなることです。

 

 数学の場合は、それらしく感じられる無意味な計算をするだけで正解にたどり着けないケースが代表例です。

 

 これは「思考の上滑り現象」と呼ばれ、脳内にある扁桃体の過剰な反応と背外側前頭前野の機能不全が結びついて生じます。

 

 「思考の上滑り現象」は、合格したい気持ちが高まる入試の本試験でマックスとなります。

 

 事前に対策を施しておくと、「思考の上滑り現象」は大幅に抑えられ、志望校への合格を果たせます。 

 
 

受験うつで起きる「思考の上滑り」とは?


思考力の低下は、「受験うつ」(受験生に生じる、うつ症状)のごく初期の段階から見られる症状です。

 

特に、「思考の上滑り」と呼ばれる現象がおきるのが、「受験うつ」の特徴です。

 

模擬テストを受けて、応用問題が解けない・・・、長文が読み取れない・・・、問題の意図が汲み取れず失点した・・・といったことが起きた場合、「思考の上滑り」が起きていると考えられます。

 

 

にもかかわらず、単なるスランプや学力の低下のために問題が解けなかったのだろうと思い込み、「受験うつ」を見落としてしまう受験生が多くいます。

 

これが、受験の失敗と浪人を繰り返す原因となっています。

 

 

「思考の上滑り」という現象が、なぜ起きるのか、脳医学の正しい知識を知った上で、適切な対処を施し、あこがれの第一志望の大学への合格を勝ち取りましょう!

 


英語や国語で見られる「思考の上滑り」


「思考の上滑り」とは、どういう現象かというと・・・、

 

多いのが、英語や国語の長文の課題文を読んでいるときに、表面的なことだけで解釈しようとしてしまうということです。

 

課題文に出ているキーワードを適当につなぎ合わせるだけでも、それっぽい解釈を作り上げることはできますね。

 

こういうことは学力が低ければ誰にでも起きますが、これが病的に増加すると、「思考の上滑り」だといえます。

 

 

特徴は、心の奥底では、著者はきっともっと深いことを意味して書いているのだろうなと気づいていることです。

 

でも、先に進みたいという衝動に負け、表面的な意味だけで済ましてしまう。

 

 

これが「受験うつ」のSOSサインかもしれない危険な「思考の上滑り」の典型的なパターンなのです。

 

 


数学で見られる「思考の上滑り」


 

数学でも思考の上滑り現象は、よく見られます。 

 

典型的なのは、問題文に書かれている数字を、ただ足したり引いたりして、それらしい計算をするわけです。・・・

 

 

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