苦手科目が克服できる?姿勢が脳へ及ぼす効果が解明!【受験専門の心療内科】 | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし

苦手科目が克服できる?姿勢が脳へ及ぼす効果が解明!【受験専門の心療内科】

    

 

 

 

受験の心療内科

 

 

苦手科目が克服できる?魔法のポーズの脳への効果

 

 

 
 
今日のテーマは、苦手科目が克服できるようになるという脳科学的な効果を持つ、身体の姿勢、身体のポーズについてのご紹介です。
 
 
テストを受けたら苦手科目で失敗してしまって、それがトラウマになっている受験生も少なくないと思います。
苦手意識を引きずったままだと、ヤル気がわかず、効率の良い受験勉強ができませんね。
 
 
また、それ以上に怖いのが、苦手科目に対するコンプレックスがトラウマとなってしまい、入試を受けるときに脳の働きが悪くなってしまうということです。
これによって大幅な点数のダウンにつながることも多く、とっても損です。
 
 
受験生が志望校に合格するには、こうした苦手科目に関する対策が重要となるわけですが、これに対し、姿勢やポーズの脳への作用がとても効果的だということがわかってきたのです。
 
合格を勝ち取るためには、具体的には、どのような姿勢やポーズが有効なのでしょうか?
受験生を専門に診療している心療内科医としての経験と専門知識をもとに、分かりやすく解説いたします。

 

 

 

 

「ヤル気ホルモン」が姿勢の変化で増加!

 

今、姿勢やポーズの脳に及ぼす効果が大きいことが明らかとなり、脳科学の中で一つの研究分野になっています。

 

中でも、受験勉強に特に役立つのが、背筋を伸ばすとともに肩関節を外側に広げ、胸を張るようなポーズをとるということです。

 

 

誤解してほしくないのですが、これは、精神論とか行儀作法とか、そういう説教話でおすすめしているのではありません。

 

このようなポーズを保つだけで、テストステロンというホルモンが増えることを示す実験データが発表されているのです。

 

このホルモンが脳に作用し、やる気が高まるとともに、気分が前向きになることにより、認知機能もアップするいう実験結果も出ていて、専門家の間ではとても注目されています。

 

つまり、テストステロンは「ヤル気ホルモン」と言ってもいいわけですね。

 

それが姿勢で増えるということです。

 

 

「ヤル気ホルモン」が増える理由とは?

 

では、「ヤル気ホルモン」は、どうしてこのような姿勢で増えるのでしょうか?

 

人間の脳には、何かうまくいって自信が持てているときは、意識のうちに、背筋を伸ばし、肩関節を外側に広げる性質があります。

 

こういう心理の時は不安感が低いため、無理して心臓を防御しやすい姿勢を維持する必要性が低下するためです。

 

 

実際、自信を持っていることを、「胸を張る」と言いますよね。

 

この言葉は、こういう脳の性質から生まれてきた表現なのです。

 

 

脳内に形成される「ヤル気の恒等式」とは?

 

ただし、このポーズが持つ効果が重要なのは、その次のプロセスです。

 

幼い頃から無意識のうちに、こうした動作を繰り返していて、それによって脳内には、

 

 「 胸を張る = うまく行っている 」

 

という恒等式が出来上がるのです。

 

 

これにより、たとえば、苦手科目のように、本当はうまく行っていない場合でも、胸を張るという姿勢を保てば、いわば脳が騙されたような状態になって、「自信を持ってもいいのかな…」と、良い意味で勘違いをしてくれるのです。

 

それで、テストステロンが増えて、脳の働きが良い状態になるというわけです。

 

まあ、嘘から出た真・・・みたいなものですね。

 

 

こうして

 

「 胸を張る = ヤル気が出る 」

 

このようなヤル気の恒等式に変換されるわけです。

 

ただ、わかりやすいように単純化してご説明しましたが、実際は、こうした仕組みに加えて、パーソナルスペースの心理作用など、他の要因も加わり、かなり複雑なメカニズムで効果が生じています。

 
 

自信喪失&イライラも姿勢で生まれる!

 

一方、その正反対の姿勢をとったときの効果も研究されています。

 

苦手科目だと思うと、ついつい、背中を丸めて胸をすぼめてしまいがちですよね。

 

こういう姿勢でいると、先程ご紹介した仕組みが働きテストステロンが出にくくなるわけですが、さらに、それに加えて、ストレスホルモンのコルチゾールが出やすくなるというデータが出ています。

 

つまり、ストレスが溜まりやすくなるわけです。

 

 

その結果、心理的にネガティブになって自信がなくなるし、イライラしてくるし、落ち込みやすくもなります。

 

また、その影響で脳の認知機能も低下するので、頭の働きも悪くなるため、苦手科目が、ますます苦手になってしまうわけです。

 

 

だから、苦手科目を勉強するときも、苦手科目の試験を受けるときも、必ず胸を張るように心がけましょう。

 

特に、問題ができなくて凹んでいるときが大事です。

 

嘘でもいいから、空元気を出して、胸を張るのです。

 

この繰り返しで、やがて、本当に得意科目に変わってくれます。

 

 

「受験無気力症候群」に注意!

 

ただし、空元気を出そうとしても出ない・・・・。
 
嘘でもいいから胸を張ろうとしたのに、どうしてもできない・・・。
 
そんな受験生の方も、いるはずです。
 
 
実は、胸を張ることによって、メンタル面のセルフチェックもできるんです。
 
もし、15分以上、胸を張っていると、なんだか心が辛くなってくるという場合は、無気力症候群に陥っている可能性があります。
 
 
胸を張る姿勢の効果で、無理やり、脳を意欲の高い状態に切り替えようとするのですが、無気力症候群になっていると、脳は意欲を出そうものにも、出せない状態になっている・・・。
 
だから、心が辛くなってきて、胸を張る姿勢を続けないように仕向けるわけです。
 
 

ぜひ、心当たりのある方は、私のクリニックのホームページの「受験無気力症候群(Exam Apathy Syndrome)」というページで掲載しているチェックシートで、セルフチェックをしてください。

 

ご自分でもかんたんに「受験無気力症候群」の自己診断ができます

 

その冒頭だけ、こちらのブログでも掲載しておきます。

 

興味のある方は、ホームページを見てください!

https://www.akamon-clinic.com/受験無気力/

 

 

 

 



 
 このページの要点は? 
 

 

「受験無気力症候群・セルフチェック」を掲載!簡単に自己診断ができます。

 

「受験無気力症候群(Exam Apathy Syndrome)」が急増しており、注意が必要です!

 

 勉強のヤル気が急に出なくなった場合は、必ず、セルフチェックをしてください!

 

 勉強はできないが、ゲームやスマホなら熱心に取り組めるのが特徴です!

 

「光トポグラフィー検査」を受けると、脳の状態の正確な診断に役立ちます!

 

 


勉強に対するヤル気が、ある時期を境に極端に低下してしまう・・・。

 

もちろん、勉強をサボりたいだけなら、病気ではありません。

しかし、そうとは言い切れないケースが、今、受験生の間で急増しているのです。

これが、「受験無気力症候群」(Exam Apathy Syndrome)です。

 

従来からある「大うつ病性障害」という心の病気に陥ると、大半の患者さんが、何事に対しても極度の無気力状態に陥ります。

ところが、最近の受験生に増えている無気力は、明らかにこれとも異なるのです。

 

特徴は、勉強にはヤル気が出ないにもかかわらず、ゲームやスマホは活発に取り組めるということです。

そのため、多くの親は、「うちの子どもは、ただサボっているだけじゃないか・・・」と誤解してしまいます。

 

また、受験生本人も、「甘えているだけなのかな・・・」と悩んでしまいがちです。

こうして、「受験無気力症候群」(Exam Apathy Syndrome)は、見落とされてしまっているのです。

 

東京大学本郷キャンパス赤門正面 本郷赤門前クリニック

 

 

 

続きを読む ⇒ 本郷赤門前クリニックホームページ

 
 
受験生の無気力症候群【本郷赤門前クリニック】
 

 

 
 

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