入試の失敗はスイーツの過食が原因?糖質依存の脳への作用【受験専門の心療内科】
⇒糖質依存症(Sugar Addiction)」の詳しい解説はこちらから!
では、そのような食べ方をしたら、受験生の脳の中では、いったいどんなことが起こってしまうのか?
糖質依存症(Sugar Addiction)」、あるいは、そこまでいかなくても、それに似た状態になると、脳内でA10神経と呼ばれる神経系が暴走して制御できなくなってしまいます。
それにより、ドーパミンの快感でオヤツが止められなくなるわけです。
これだけでも問題ですが、入試に落ちる最大の要因となってしまうのは、脳がこのような状態になると、同時に、ストレスを乗り越えるストレス耐性が大幅に低下するという現象も起こることです。
それによって、ストレスが極限状態まで高まる入試本番で、メンタルが不安定になって、イライラして冷静な判断ができなくなったり、緊張がコントロールできなくて頭が真っ白になってしまうのです。
また、「受験うつ」にもなりやすく、実際、「受験うつ」で私のクリニックを受診してくださる方を診察すると、糖質依存症が見つかることが多いのです。
では、その対策はどうすればいいのか?
糖質のとりすぎは、ご自分でも「置き換え療法」という方法で、改善させることができます。
「置き換え療法」のやり方については、私のクリニックのホームページの「糖質依存症(Sugar Addiction)」のページで詳しく解説しています。
冒頭の部分だけ、以下、掲載しておきますが、少しでも思い当たる方はホームページを見てください!
https://www.akamon-clinic.com/糖質依存症(Sugar Addiction)/
このページの要点は?
✓ 糖質依存症(Sugar Addiction)とは、甘いスイーツなど糖質を無性に摂取したくなり、自分の意志ではやめられなくなるもので、これにより入試に落ちる受験生が増加しています!
✓ 糖質依存症は単なる食べ過ぎではなく、脳内でA10神経が糖質に反応し、快感物質のドーパミンを分泌するために生じる病気です!
✓ 程度は異なりますが、薬物依存症と同様の障害を脳にもたらすため、入試の直前期にメンタルが不安定になり、試験に落ちてしまいます!
✓ WHOが公開している摂取基準を守れば、糖質依存症が予防できます。
✓ ご自分でも一人で簡単に糖質のとりすぎを改善させられる「置き換え療法」をご紹介します。
糖質依存症(Sugar Addiction)とは、甘いスイーツなど、糖質を中心とした食品や飲料水を無性に摂取したくなって、自分の意志では、やめられなくなるものです。
我慢しようとすると、イライラして理性が保てなくなり、一種の禁断症状のようなものが出る場合もあります。
依存の状態が重大だと病気として扱いますが、その一歩手前の予備軍の人は、女子を中心に、受験生にはかなり多いのが現状です。
程度はまったく違いますが、脳の中では、違法薬物の依存症患者と同じような変化が生じていることもわかってきました。
受験生が「糖質依存症」に陥ると、ストレス耐性が低下するため、大切な入試の直前期にメンタル面が不安定になり、試験に落ちる大きな原因になってしまいます。
合格を勝ち取るためには、早期に克服する必要があります。
受験生は、特に糖質依存症になりやすいので、注意が必要です。
受験勉強は楽ではなく、脳内にストレスが蓄積しますが、糖質を摂るとドーパミンの作用でストレスが緩和されます。
それを求めて、お腹が空いていなくても、ついつい糖質を摂取したくなるのです。
社会人の場合、糖質依存症になるキッカケとして多いのは、仕事でストレスを抱えることと、失恋することとです。
しかし、受験生の場合は、試験に落ちて糖質依存症になるケースがすごく多いのです。
また、模擬テストで悪い点数をとったことをきっかけに糖質依存症になるケースも多く見られます。
さらに、コロナの感染が広がって以降、我慢が強いられる生活が続くことによる影響で、糖質依存症も、さらに一層、増えていると言われています。
1日に、どれくらいなら糖質を摂っていいのか、WHOが基準を発表しています・・・
https://www.akamon-clinic.com/糖質依存症(Sugar Addiction)/
吉田たかよし院長のおすすめ記事