頭が真っ白になるのは試験恐怖症が原因!【受験専門の心療内科】
入学試験の真っ最中に、頭が真っ白になって落ちてしまった経験がある方!
それは、試験恐怖症(Exam Phobia)という心の病である危険性がとても高いのです!
そして、治すには、5月が絶好のチャンスなんです!
学力があるのに、頭が真っ白になったために入試に落ちるというのは、経験した方なら、どなたもおわかりになると思いますが、これほど悔しいことはありません。
なのに、単なる緊張のせいだと決めつけて、治す努力をしない人が多数派です。
でも、これは、とっても危険です。
試験恐怖症(Exam Phobia)だった場合、また、次に大事な試験を受けると、かなりのパーセンテージで同じ発作を繰り返します。
つまり、努力して勉強しても、結局は何度も何度も落ちてしまうというわけです。
「のど元すぎれば、熱さ忘れる」といいますが、5月くらいになると、落ちた入試の記憶も徐々に風化してきます。
でも、そんな時期だからこそ、効率よく治療できるのです。
また、木々の若葉が生い茂る初夏の気候によって、脳は前向きな切り替えようとする機構が働きやすいので、この点です、治療が効きやすいといえます。
夏休み以降は、受験勉強に全力投球が必要です。
試験恐怖症の解説を、以下、掲載しておきますので、
ぜひ、まずは、掲載されているチェック項目が当てはまっていないか自己診断をしていただき、志望校合格のため、必要があれば躊躇なく治療を受けていただきたいです。
このページの要点は?
✓ 試験を受けているときに頭が真っ白になって問題が頭に入らなくなった場合、メンタル医学で「試験恐怖症」(Exam Phobia)と呼ばれている症状に陥っている可能性があります。
✓ 「なんとしても合格してほしい…」というアセリを伴った親の心理が、子どもの「試験恐怖症」の症状を悪化させている場合が多いことがわかってきました。
✓ 「試験恐怖症」の症状に関して一覧表を掲載しています。該当する項目はないか、まずは自己チェックをしましょう!
✓ 単なる恐怖心の克服だけでは合格できません。試験を受けているときに集中力をコントロールする脳科学を取り入れた対策により、合格率は飛躍的に高まります。
ポイント!
「試験場で頭が真っ白になり、問題が頭に入ってこなくなってしまった・・・」
「緊張のあまり、文字が変な記号のように見えてきて、問題が解けなくなった・・・」
これらは、試験恐怖症(Exam Phobia)の典型的な症状です。
毎年、多くの受験生が、本試験で実力を発揮できず、悔し涙を流しています。
私は、試験恐怖症だとされる数多くの受験生に対して、カウンセリングを行ってきました。
その経験を通し、この症状への治療が、志望校への合格につながるのはもちろん、子どもの今後の人生そのものにも、大きな福音をもたらすという現実を数多く目の当たりにしています。
試験恐怖症を放置してはいけません。
適切な治療が、未来を切り開く大きな礎になってくれるのです。
現実から目を背けず、ほんの少しだけ勇気を出して、治療に踏み出してください。
ポイント!
受験を専門に扱う心療内科医として、私が特に知っていただきたいと思うのは、試験恐怖症のほとんどが、一般的な恐怖症とは、まったく異なる心理機構で生じているということです。
こうした知見は、アメリカやイギリスで発表された最近の研究で明らかになってきました。
しかし、多くの医師や学習塾の先生は、いまだに他の恐怖症と同じように扱っています。
これが早期の回復を阻み、合格率の低下をもたらしています。
反省をこめて正直に言えば、私自身も、専門的なメンタル医学を習得するまではそうした一人でした。
残念ながら、多くの受験生に対して、今なお、適切な対処が行われていなのが実情です。
受験生の心に潜む試験恐怖症の本当の原因をえぐり出さない限り、根本的な解決にはなりません。
また、子どもを思う親心が、その意図とは正反対に、試験恐怖症を助長する要因になっていることも、イギリスで行われた研究で解き明かされています。
どうすれば試験恐怖症を防げるのか、・・・・