![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210928/17/yoshida-takayoshi/09/d3/j/o1280072015007927179.jpg?caw=800)
浪人生の「受験うつ」の場合、私のクリニックでも、問診すると、入試に落ちたことをきっかけに「うつ症状」が悪化したというケースが多いです。
うつ症状をただ治すだけでなく、志望校の合格を手にするところまで脳医学の力で実現するのが私の方針なので、前回の入試の分析も大事な仕事です。
そこで、まず、脳の認知機能の検査データや模擬テストの結果などを元に、落ちた原因を分析するわけですが、最も腹立たしく感じるのが、内申書が入試の結果に悪影響を及ぼしているケースです。
主治医が入試への影響を配慮せずに診断書を書く
⇒担任の先生が、そのまんま、内申書に記入する
⇒入試の面接担当者が、事前に見た内申書に引きずられて、受験生の発言を曲解する
⇒入試に落とされる
このような悲劇を起こさないように、以前、書いた、「診断書を丸写しした内申書で大学受験に失敗!」という記事を加筆して再掲載しますので、以下、読んでください!
診断書を丸写しした内申書で大学受験に失敗!
【受験うつ、親のサポート講座】
今日も、先日、アップされた「受験うつ、親のサポート講座」のパート3、「学校との交渉編」の中から、内容をプラスアルファ解説。
今日は、内申書の怖いお話!
何気なく提出した診断書が、そっくりそのまま、内申書に化けてしまって、大学に合格できなくなってしまうことがあるんです。
その対策として、こちらのポイントが重要!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140829/18/yoshida-takayoshi/33/5d/p/o0533013113050180144.png?caw=800)
うつ病などを発病して授業や定期テストを欠席すると、学校から「医者の診断書を出して下さい」といわれます。
もちろん、受診した医者に診断書の作成料さえ支払ったら、すぐに書いてくれますが、これが落とし穴。
安易に提出した診断書をもとに、そのまま、内申書の記載に化けてしまうことがよくあります。
長期の欠席があれば、内申書には、理由を書かないわけにいきません。
そこで、先生は、医者の診断書を丸写しするということになる場合が、現実にはとても多いのです。
でも、診断書を書く医者は、在籍する学校に出すということしか、頭にありません。
正直に言いますが、受験生を扱う私だって、5年くらい前までは、気づいていませんでした。
多くの医者は、虚偽ではない範囲で、患者のためになる診断書を書こうとします。
でも、内申書に化けてしまうというのは、念頭に入っていません。
大学受験に内申書は関係ないと、世間では言われています。
確かに、これは一面で真実。
内申書の点数は、合否に大きなウエイトを占めません。
でも、だから内申書はどうでもいいというと、これも間違い。
医学部受験は、面接がある場合が増えてきましたが、面接の前に担当の教官がかならず内申書に目を通します。
実際に担当した私の友人は、お酒の席で、酔った状態ではありましたが、「内申書を見ちゃうと、そういう気持ちで面接の点数もつけちゃった」と漏らしていました。
それから、海外へ留学するときも、高校の内申書がモノをいいます。
こちらも要注意!
続きは、こちら! ⇒ 「学校との交渉編」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140823/16/yoshida-takayoshi/c4/ca/p/o0594023613043885571.png?caw=800)