朝寝坊は「受験睡眠障害」の兆候 | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし

朝寝坊は「受験睡眠障害」の兆候

 

受験生の方は、朝寝坊を甘く見てはいけません。

 

「受験睡眠障害」を誘発してしまう危険な兆候なんです。

 

場合によっては、すでに、「受験睡眠障害」を発症しているかもしれません。

 

 

この場合は、睡眠が効率よく取れないことが問題なのは当然ですが、これに加えて、志望校の合格を勝ち取る上で、決定的な問題が生じます。

 

それは、・・・

 

①「勉強中に集中力を高めて学力を上げる」

 

②「休み時間に脳を十分に休ませて、脳力をよみがえらせる」

 

この①と②のオンとオフに切り替えが、やがてうまくできなくなり、秋以降に、勉強も進まないし、でも脳の疲労はたまるのでストレスの害だけは出てくることが多いのです。

 

これでは、志望校に合格できるわけはありません。

 

 

受験までに、まだ日程的に余裕がある今の段階で、ご自分の睡眠が抱えるメンタル医学や脳科学上の問題点を、しっかりチェックしておいていただきたいと思います・

 

そのためにも、ぜひ、私のクリニックのホームページの中の「受験睡眠障害」の項目をご覧頂きたいのです。

 

以下、一部をご紹介します。

 


受験生の睡眠障害

Exam Somnipathy


 【このページの要点】

・不眠や過眠(Somnipathy)は、受験ストレスによる脳の異常を伝えるSOSサインです!

 

・睡眠にトラブルを抱える脳は、勉強中の集中力が低下し、休憩中の疲労の回復もできないため、ダブルで不合格になります!

 

不眠と過眠のおかげで脳機能の異常を早期に発見し、志望校に合格に役立てられた受験生もいます!

 

・環境と勉強法の見直しで、受験生の不眠や過眠Somnipathyは治せます!

 

・薬を使わず、最短2週間で改善させる最新治療を解説します!

 

 

 


不眠・過眠は、受験ストレスによる脳の異常を伝えるSOSサイン!


夜、疲れがたまっているのに、ベッドで横になっても眠れない・・・。

朝、気力を振り絞っても、ベッドから起き上がることができない・・・。

あなたは、こうした睡眠の悩みに苦しんでいませんか?

 

こうした睡眠に関するトラブルを放置してはいけません。

心地よい睡眠を取れないこと自体、つらいことです。

ただし、それ以上に問題なのは、受験ストレスに起因した脳機能の低下が潜んでいる場合が多いのです。

 

 

夜、ベッドに横になったら眠りにつく・・・。

朝が来たら、自然に目が覚める・・・。

これは、脳の視床下部(hypothalamus)という部分の機能によってもたらされる現象なのです。 

逆に言えば、睡眠に関する何らかのトラブルが生じた場合、視床下部が機能不全を起こしている可能性が高いということです。

 

受験生にとって、特にダメージが大きいのは、集中して勉強するオンの状態と、休憩中にリラックスして脳を回復させるオフ状態への切り替えが、上手くいかなくなることです。

勉強しているときに、脳機能をオンの状態にできないと、勉強の効率は大幅に低下してしまいます。

一方、休憩中にしっかりオフにできないと、脳は疲弊し、「受験うつ」などのストレス性の機能障害を起こしてしまいます。

 

受験にとって、脳のオンとオフを明確に切り替えることは、合格を勝ち取る上で、とても重要なことなのです。

 

 

東京大学本郷キャンパス赤門正面 本郷赤門前クリニック


オンとオフの切り替えができなくなる理由


睡眠のトラブルを抱えた脳は、なぜ、オンとオフの切り替えができないのでしょうか。

 

1日24時間のスパンで見た場合、大雑把にいうと、起きている時間がオン、寝ている時間がオフです。

つまり、睡眠障害は、いずれのタイプも、24時間レベルで見た場合に、脳機能のオンとオフの切り替えが、うまく働いていないということなのです。

 

脳の視床下部は、こうした24時間レベルの切り替えに仕組みとよく似た機能を利用して、勉強中の集中と、休憩中のリラックス状態を作り上げています。

だから、睡眠と覚醒の切り替えがうまくいかない脳は、勉強と休憩の切り替えもうまくいかない場合が大半なのです。

 

つまり、不眠も過眠も、睡眠のトラブル自体が受験にマイナスになる上に、勉強中の集中力や休憩中の脳の回復にも問題をはらんでいるため、ダブルで不合格へと追いやってしまうわけです。