親子げんかで落ちた受験生が激増
親子げんかで入試に落ちたという受験生が、今年はすごく増えています。
原因は、コロナ対策のためのステイホームで、家族が顔をあわす時間が急激に増えたためです。
一回目の緊急事態宣言が出たときは、家族の絆が深まった例が、メディアでも大きく伝えられました。
でも、感染対策を求められる生活が長期化している今、逆に家族の対立が深刻化するようになっているんです。
短期と長期で正反対の現象が起きているんですが、これって、ストレスホルモンが脳に作用する典型的なパターンなんです。
こちらの動画は、大手家電メーカーのパナソニックで、一昨日、配信していただいたものです。
在宅ストレスの夫婦ストレスの解消法をご紹介していますが、親子げんかの対策にも、そのまま活用できますので、ぜひ、ご覧頂きたいです。 ⇒ クリック!
ちなみに、パナソニックから配信していただいている動画は、
今後も、どんどん、配信していただく予定です!
ただし、メンタル医学の面から見ると、単なる親子げんかと考えてはダメなケースも少なくありません。
入試に落ちた受験生が、親に暴言を吐くというのは、良くないことではありますが、心が未熟な年齢だということを考えると、致し方のない側面もあります。
ただし、見過ごしてはならないのは、それが2週間以上も続く場合です。
通常、数日が経過すると、不合格という現実をある程度は受け入れ、親への八つ当たりもなくなります。
大学受験の年齢だと、その期間は、最大で2週間です。
それを過ぎても暴言がおさまらない場合は、治療の必要なメンタル面の病を抱えている危険性が大きいのです。
ましてや、親を殴る・蹴るといった暴力を振るう場合は、親が被害を被るという問題は当然ですが、暴力を振るう側の受験生の脳を治療するためにも、放置は厳禁です。
では、対策はどうすればいいのか?
ぜひ、私のクリニックのホームページの中の家庭内暴力(受験生)」のページをご参照ください。
ページの冒頭だけ、以下、こちらのブログでもご紹介しておきます。
実際に問題を抱えている方は、必ずホームページを見てください!
https://www.akamon-clinic.com/家庭内暴力(受験生)/
このページの要点は?
✓ 若い世代を中心にメンタル面が脆弱になった影響で、受験生の家庭内暴力は急速に拡大しています。
✓ もともとは性格的に優しく、考え方も理知的であった子どもに多い傾向があり、従来の一般的な家庭内暴力とは正反対の特徴を持っています。
✓ 根本的な性格(気質)は遺伝でかなりが決定されており、受験生が親に対し暴力を振るうようになった場合、それは性格が変わったためではなく、脳機能に異常が生じた可能性が高いと捉えるべきです!
✓ 「受験うつ」を中心に、受験ストレスは気合や精神力で対処できるものだといった誤解と古い偏見が、家庭内暴力を招く元凶となっています!
✓ 受験に特化した光トポグラフィー検査を受診し、受験生の脳にどのような問題が起こっているのかを解き明かすことが、家庭内暴力の解消と志望校への合格を勝ち取る上で最良の方法です。
ポイント!
「優しかった我が子が、受験のストレスで暴力を振るうようになってしまった・・・」
「朝、起こそうとしたら、突然、息子に殴られてしまった・・・」
世間では、あまり知られていないようですが、受験生による家庭内暴力は決して少なくありません。
当院を受診する受験生のご家庭のうち、3割程度は、何らかの形で家庭内暴力の悩みを抱えています。
「家庭内暴力(受験生)」https://www.akamon-clinic.com/家庭内暴力(受験生)/