お菓子の食べ過ぎで入試に落ちた | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし

お菓子の食べ過ぎで入試に落ちた

⇒「受験ストレスによる食欲の異常(Exam stress Eating disorder)」はこちらから!

 

この時期、入試に落ちた受験生の方がご来院されると、まず、メンタル医学と脳科学の観点から、その根本的な理由を探ります。

 

本来は、うかるのに十分な学力があるのに落ちてしまう受験生って、すごく多いんです。

 

これって、本当に残念ですよね。

 

 

その中に、実は本人が気が付かないだけで、摂食障害になっている、あるいは、その一歩手前の状態になっていて、それが問題を解くような脳の認知機能にも悪影響をもたらしているケースがあり、ぜひ、注意していただきたいです。

 

食欲の異常については、食欲が無くなる方向の異常は、どなたも気づきますが、問題は、食欲が暴走する方向の場合です。

 

 

 

学力があるのに落ちてしまった受験生が、どこで、階段を踏み外してしまったのか?

 

過去にさかのぼって、チェックしていくと、誰でもやりがちな、ちょっとしたことに突き当たります。

 

 

受験でイライラしたら、食欲で憂さ晴らしをしたって仕方がないよね・・・。

 

それで、お菓子を食べ過ぎる・・・。

 

しかし、甘さに依存したストレス解消が、やがて、砂糖依存症(Sugar Addiction)に陥り、さらに摂食障害を起こして、最後後は受験うつになる・・・。

 

こういうルートで落ちてしまう人がすごく増えています。

 

 

でも、お菓子を食べることが、一概に受験に良くないというわけではありません。

 

きちんと食べ方を制御すれば、摂食障害を予防できます。

 

さらに、うまく工夫すれば、むしろお菓子は勉強の効率を上げる素晴らしい効果を発揮してくれるんです。

 

 

その方法については、昨日、アップした以下の解説動画をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

また、受験ストレスによる食欲の異常については、私のクリニックのホームページのうち、「受験ストレスによる食欲の異常(Exam stress Eating disorder)」のページで詳しく解説しています。

 

 

ページの冒頭だけ、こちらのブログでもご紹介しておきます。

 

思い当たる方は、必ず、ホームページを見てください!

https://www.akamon-clinic.com/受験ストレスによる食欲の異常/

 

 

 



 このページの要点は? 

 

 

 ✓  受験ストレスによる食欲の異常(Exam stress Eating disorder)が受験生の間で女子を中心に急増中です!

 ✓  食欲がなくなる、逆に、とめどなく食べすぎてしまうのは脳のSOSサインで、放置しておくと入試の当日に大きな得点力ダウンにつながります!

 ✓  脳の中にある視床下部(hypothalamus)という部分が、食欲の中枢とストレスの中枢を兼ねているため起こる病気で、試験を解いているときに集中力の低下をもたらします!

 ✓  食事のときに、ちょっとしたことを心がけるだけで食欲の異常は大幅に改善します。その方法をご紹介しています。

 ✓  食欲の異常を抱えている方が陥りやすい脳の働きの低下と、その解決策についても、わかりやすく解説しています!

   

 東京大学本郷キャンパス赤門正面

本郷赤門前クリニック

 
 

受験ストレスで食欲の異常をもたらす脳の視床下部(hypothalamus)


脳科学の視点で見ると、受験ストレスが食欲の異常をもたらすのは、当然のことだといえます。

受験ストレスは、脳の奥深くにある「視床下部(hypothalamus)」という部分が中心になって生み出します。

実は、食欲を管理する中枢も、まったく同じ「視床下部」にあるのです。

 

人間の巨大な脳の中で、「視床下部」は、オリーブの実と同じくらいの小さなものです。

ですから、受験ストレスと食欲の異常が連動するのは、解剖学的には必然的に起こることだといえるのです。

 

受験ストレスによって「視床下部(hypothalamus)」の機能が異常をきたすと、食欲がなくなる場合と、高まりすぎる場合と、どちらのケースも起こりうることです。

食欲が旺盛だったら健康だと思い込んでいる人が多いのですが、過食になってしまうのも脳の異常だということは、頭に入れておいてください。

 

続きを読む ⇒ 本郷赤門前クリニックホームページ

 

 

「受験ストレスによる食欲の異常(Exam stress Eating disorder)」