落ちた受験生が立ち直る涙の医学 | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし

落ちた受験生が立ち直る涙の医学

 

残念ながら入試に落ちてしまった受験生の方に、メンタルを復活させる上で、ぜひ、やっていただきたいのが、正しい泣き方です。

 

悲しみから立ち直る上で、泣くことが大事だというのは、最近、多くの方に知られるようになってきましたが、メンタル医学の面から言うと、泣き方が間違っている場合が多いんです。

 

 

まず、泣く時間を決めて、その時間内で、思いっきり泣くこと。

 

ダラダラと、長期間、泣き続けると、ネガティブな感情が脳の扁桃体に染み付いて、立ち直れなくなってしまいます。

 

場合によっては、それで、うつ病になってしまう場合もあるんです。

 

 

おすすめは、30分限定で、思いっきり泣くこと。

 

涙を流すと、涙と一緒にストレスホルモンが体外へ捨てられるので、なお効果的です。

 

涙が出なかったら、はじめは嘘泣きでもいいので、思いっきり泣くことです。

 

これも含めて、立ち直る方法を3つ、こちらの動画で解説しています。

 

 

 

 

また、落ちて受験無気力症候群に陥る方も多く、その予防法はこちらの動画を御覧ください。

 

 

 

さらに、落ちてしまって心が荒れてしまった場合に現れる脳に関する危険な兆候について、クリニックのホームページに掲載している「落ちた後、立ち直るためのメンタル医学」というページで詳しく解説しています。

 

このブログでも、冒頭の部分をご紹介します。

 

少しでも心当たりのある方は、ぜひ、ホームページの解説文を読んでください。

 

 



 このページの要点は? 

 

 ✓  入試に落ちた後のメンタル管理の善し悪しが、早期に立ち直って成功をつかみ取れる人間に育つのか、一生、頑張れない人間に育つのか、その分水嶺になっています。

 

 ✓  「入試に落ちたのは、親が悪いんだ」、「頭の悪さが親から遺伝したためだ」などと言い出したら、脳の扁桃体に悪影響が生じている危険性があり、注意が必要です

 

 ✓  不合格になった直後は誰でも落ち込みますが、1週間を超えて、親に責任転嫁の言葉を発し続けている場合は、脳の扁桃体に悪影響が広がっている可能性があります。

 

 ✓  扁桃体の過剰な暴走を防ぎ、脳内で理性を司る前頭前野の機能を高めるメンタル医学による治療を行うと、早期に立ち直り、健全なチャレンジ精神を取り戻すのに役立ちます。

 

 

東京大学本郷キャンパス赤門正面 本郷赤門前クリニック


 ポイント! 


 

入学試験は、誰かが合格になれば、必ず誰かが不合格になってしまうシビアなものです。

 

落ちてしまったら、その直後に、心が沈み込むのは当然のことです。

 

 

ただし、メンタル医学の面から見過ごすことができない、とても危険な徴候があることも、研究で明らかになってしました。

 

受験生のご家族の方、あるいは、受験生ご自身でも、以下のような言動をしていないか、ぜひ、チェックをしてください。

 

 

【落ちた後に現れる脳の危険な徴候】

 

①「入試に落ちたのは、親が悪いんだ」と、屁理屈をこねて暴れだす!

 

②「入試に落ちたのは、頭の悪さが親から遺伝したためだ」と、親に詰め寄る!

 

③「どうせ僕は、ゲームくらいしか、やることがない人間なんだ」といって、昼夜逆転でゲームをやり続ける!

 

④「たいして面白くないが、スマホを見るくらいしか、ヤル気がおきない」といって、部屋に閉じこもる!

 

続きを読む ⇒ 本郷赤門前クリニックホームページ

 「落ちた後、立ち直るためのメンタル医学」