成績が下がって親を殴る受験生が激増!【受験専門の心療内科】 | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし

成績が下がって親を殴る受験生が激増!【受験専門の心療内科】

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受験の心療内科

 

成績が下がって親を殴る!受験生のメンタルの回復法

 

 

 

今日のテーマは、入試を受けて落ちてしまったり、共通テストや塾の成績が悪かったことに腹を立て、受験生が親を殴るという事例が増えていることについてです。

念のために言っておきますが、成績が下がって親が子どもを殴るというわけではなく、子どもが親を殴るということです。


確かに、昔は成績が下がった子供が親に殴られる・・・といった話をよく耳にしました。

現在では、こういうケースは減少傾向にあるのですが、

それに代わって激増しているのが、悪い点数をとった受験生の方が、親を殴る・蹴るというケースです。

また、そこまでいかなくても、模試や塾の成績が落ちた受験生が、親に暴言を吐くというところまで広げれば、ものすごく多くのご家庭で起こっていることです。


どうして、受験生が暴力や暴言に走ってしまうのか?

親は、どう対処すればいいのか?

受験生を専門に診療している心療内科医としての経験と専門知識をもとに、わかりやすく解説します。

 

 

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入試に落ちた精神的苦痛を心が受容できない!

 

「入試に落ちたのは、お前(親のこと)のせいだ!!」

 

「成績が下がった責任を(親が)取ってくれ!!」

 

「(親の)顔を見るとイライラするから、家を出ていけ!!」

 

 

これは、私が親御様のカウンセリングをしている中でうかがった、実際にお子さんからあった発言です。

 

いずれも、このようなケースでよくある典型的なパターンの発言なのです。

 

 

このような発言をしてしまうのは、とにかく入試に落ちたり成績が落ちたことをすべて親のせいにすることで、苦しい現実から精神的に逃避するためです。

 

残念ながら、入試に落ちたり、模擬テストや塾の成績が悪化すると、このような行動を取ってしまうという事例は、ものすごく多いのが実情です。

 

 

「そのような話は、身の回りであまり聞かない」という方が多いと思いますが、殴る側の受験生も、殴られる側の親も、決して他人には口にしません。

 

ですから、世間ではあまり知られていないのです。

 

私自身も、受験生専門の心療内科医になるまでは、このような現実があることを知りませんでした。

 

 

本来は心優しい子どもが親を殴る理由!

 

ただ、誤解して欲しくないのですが、このような受験生は、多くの場合、本当は心が優しく、また、本来はバランスの良い理性的な正しい考え方もできる子どもたちです。

 

成績が下がったことを親のせいにして暴言を吐くという外形的な事実だけに目を取られて、ひどい子どもだとは思わないでいただきたいです。

 

実際、心療内科クリニックで丁寧に検査と問診を行うと、そのような表面的なイメージとは全く違う心の裏側が垣間見えてきます。

 

 

親を殴る子供は、時代が生み出した被害者!

 

今どきの受験生の世代は、幼い頃から脳がゲームや スマホ による情報の渦の中に置かれ、常に脳の情報処理能力の限界に近い状態で育ってきています。

 

このため、脳をストレスから回復させるレジリエンスの力が十分に育っていません。

 

だから、親の世代よりはるかにメンタル面が脆弱な子どもが多いのです。

 

その結果として、成績が下がった辛い現実を自分の心の中で受け止め消化するということができなくなっているわけです。

 

 

このような子どもたちは、ある意味、時代が生み出した被害者とも言えます。

 

だから、一方的にこうしたた子供たちを批判するのは酷だと思います。

 

また、単に批判するだけの考え方に立ってしまったら、何の解決策も出てこないので、有益でもありません。

 

 

放置すると子どもの脳はさらに悪化!

 

かといって、こういう子どもたちを放置するのも正しい対応だとは言えません。

 

多くの親御様は、成績が落ちた子どもが荒れるのは一過性の問題で、今、我慢したら、そのうち、我が子が元に戻ってくれると信じています。

 

でも、多くの場合、それは幻想に過ぎません。

 

むしろ、入試の日程が近づくほど成績が悪いという現実は切実な問題になるので、それに並行して、メンタル面のトラブルも悪化する場合のほうが一般的です。

 

 

また、入試に落ちて荒れている場合も同じです。

 

いずれ、次の入試を受けねばならない機会が訪れます。

 

入試は、現役よりも一浪、一浪よりも二浪のほうが、精神的な焦りははるかに深刻なものとなります。

 

それにあわせ、親への暴力や暴言も激しさを増すのが一般的です。

 

 

大声や暴力で脳内のストレスは増悪する!

 

また、親への暴力や暴言が受験生の脳にフィードバックし、メンタル面がさらに悪化するという現象も見つかっています。

 

 

嫌なことがあった場合に、殴る、あるいは大きな音を立てることがストレス解消に効果があると、多くの人が信じ込んでいます。

 

しかし、米国で行われた脳科学の研究では、この効果は、殴ったり音を立てたりしているその一瞬だけに限定されたことで、その後は、逆にストレスが悪化する状態が長く続くというデータが出ています。

 

つまり、殴ったり大声で罵ったりした場合、脳内のストレスはそれによってさらに大きくなってしまうのです。

 

 

そもそも親を殴ったところで、下がった学力が上がるわけではなく、志望校への合格が難しいという現実がひっくり返るわけではありません。

 

むしろ、親を殴ったことによる、ネガティブな感情で、精神はよけいに荒れてしまいます。

 

だから、次は、より激しく親を殴ります。

 

つまり、受験生を早く止めてあげないと、悪循環によって、どんどん悪化してしまうのです。

 

 

ご家庭でできる受験生の家庭内暴力対処の6カ条」

 

では、対策はどうすればいいのか?

 

おすすめしたいのは、「ご家庭でできる受験生の家庭内暴力対処の6カ条」です。

 

メンタル医学の最先端の研究結果と心療内科クリニックでの診療経験をもとに、受験生が家庭内暴力を始めた場合に、保護者の方がご家庭でできる対処の方法を、わかりやすく6カ条にまとめました

 

特別な知識や装置がなくても、どの家庭でも簡単にできることを中心に、6つの項目を選んであります。

 

まずはこちらを実践していただきたいと思います。

 

「ご家庭でできる受験生の家庭内暴力対処の6カ条」

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私のクリニックのホームページの中の家庭内暴力(受験生)」のページで詳しく解説しています。

 

ぜひ、こちらをご参照ください。

 

ページの冒頭だけ、以下、こちらのブログでもご紹介しておきます。

 

実際に問題を抱えている方は、必ずホームページを見てください!

https://www.akamon-clinic.com/家庭内暴力(受験生)/

 

 



 
 
 

 このページの要点は? 

 若い世代を中心にメンタル面が脆弱になった影響で、受験生の家庭内暴力は急速に拡大しています。

 

 もともとは性格的に優しく、考え方も理知的であった子どもに多い傾向があり、従来の一般的な家庭内暴力とは正反対の特徴を持っています。

 

 根本的な性格(気質)は遺伝でかなりが決定されており、受験生が親に対し暴力を振るうようになった場合、それは性格が変わったためではなく、脳機能に異常が生じた可能性が高いと捉えるべきです!

 

 ご家庭で誰でも簡単に実践できる、受験生の家庭内暴力を改善させる6か条の鉄則をご紹介します!

 

 「受験うつ」を中心に、受験ストレスは気合や精神力で対処できるものだといった誤解と古い偏見が、家庭内暴力を招く元凶となっています!

 

 受験に特化した光トポグラフィー検査を受診し、受験生の脳にどのような問題が起こっているのかを解き明かすことが、家庭内暴力の解消と志望校への合格を勝ち取る上で最良の方法です。

 

 
 

 

 

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