受験無気力症候群がコロナで増加 | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし

受験無気力症候群がコロナで増加

 

 

 

 

受験を専門に扱う心療内科医の視点で見た今年の入試の特徴は、「受験無気力症候群」が増加していることです。

 

特に、最近、目につくのが、大学入学共通テストまでは、なんとかかんとか頑張れても、その後、急な坂道を転げ落ちるように受験に対する気力がわいてこなるなるというケースです。

 

 

大事な直前期だから、しっかり勉強したほうがいいことは、受験生本人もよくよくわかっているのですが、ただ、ぼんやりとスマホを眺めているばかり・・・。

 

試験前の貴重な時間が、延々と流れてい来ます。

 

 

勉強はできないけれど、イライラだけは募るので、親に当たり散らすタイプもいます。

 

当たり散らす元気があるから大丈夫・・・なんて思ってはいけません。

 

自分の注意力を大事な受験に集中させるという気力がわかなければ意味がありません。

 

親に当たり散らすのは、単なる焦燥感の現れで、本当の意味の気力ではないんです。

 

 

今の時期、例年と比べ受験無気力症候群が増えてしまっている原因は、間違いなくコロナ感染の蔓延でしょう。

 

たとえ口に出さなくても、社会不安を感じる中で受験勉強をしていると、脳の中に疲労が溜まりやすく、その矛盾が積み重なると受験無気力症候群として吹き出して来るのです。

 

脳の状態をリセットするというのが、合格を勝ち取るために極めて重要で、私の心療内科クリニックでも、この点を再重視しています。

 

 

 

ぜひ、心当たりのある方は、私のクリニックのホームページの「受験無気力症候群(Exam Apathy Syndrome)」というページで掲載しているチェックシートで、セルフチェックをしてください。

 

ご自分でもかんたんに「受験無気力症候群」の自己診断ができます。

 

その冒頭だけ、こちらのブログでも掲載しておきます。

 

興味のある方は、ホームページを見てください!

https://www.akamon-clinic.com/受験無気力/

 

 

 

 

 

 



 
 このページの要点は? 
 

 

「受験無気力症候群・セルフチェック」を掲載!簡単に自己診断ができます。

 

「受験無気力症候群(Exam Apathy Syndrome)」が急増しており、注意が必要です!

 

 勉強のヤル気が急に出なくなった場合は、必ず、セルフチェックをしてください!

 

 勉強はできないが、ゲームやスマホなら熱心に取り組めるのが特徴です!

 

「光トポグラフィー検査」を受けると、脳の状態の正確な診断に役立ちます!

 

 


勉強に対するヤル気が、ある時期を境に極端に低下してしまう・・・。

 

もちろん、勉強をサボりたいだけなら、病気ではありません。

しかし、そうとは言い切れないケースが、今、受験生の間で急増しているのです。

これが、「受験無気力症候群」(Exam Apathy Syndrome)です。

 

従来からある「大うつ病性障害」という心の病気に陥ると、大半の患者さんが、何事に対しても極度の無気力状態に陥ります。

ところが、最近の受験生に増えている無気力は、明らかにこれとも異なるのです。

 

特徴は、勉強にはヤル気が出ないにもかかわらず、ゲームやスマホは活発に取り組めるということです。

そのため、多くの親は、「うちの子どもは、ただサボっているだけじゃないか・・・」と誤解してしまいます。

 

また、受験生本人も、「甘えているだけなのかな・・・」と悩んでしまいがちです。

こうして、「受験無気力症候群」(Exam Apathy Syndrome)は、見落とされてしまっているのです。

 

東京大学本郷キャンパス赤門正面 本郷赤門前クリニック

 

 

 

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