入試で吐き気!原因は「受験うつ」【受験専門の心療内科】
https://www.youtube.com/watch?v=cSYnihkb8HQ
大学入学共通テストで吐き気がして、壊滅的な点数になってしまったという方が、今週は、私のクリニックも多く受診されています。
入試は緊張するんだから、仕方がない・・・。
あなたは、そう考えていませんか?
これは、合格を勝ち取る上で命取りになる考え方です。
確かに、緊張すると胃に送られる血液の量が減少するので、吐き気がする場合があります。
でも、多くの場合、機能性ディスペプシア(FD)と呼ばれる病気と同じような状態に、脳が陥っているということがわかってきました。
機能性ディスペプシアの患者の脳の状態を分析した研究で、脳の中にある扁桃体と呼ばれる部分が暴走していることがわかってきました。
これにより、吐き気を生み出す嘔吐中枢を刺激する要因となっていると同時に、思考力を生み出す前頭前野の機能を低下させているのです。
実は、この状態は、脳の働きだけ見ると、受験うつと、ほとんど同じなのです。
試験を受けたときに、1回だけ、吐き気がしただけなら、それは一過性の症状なので、それだけで受験うつとは言えません。
でも、たとえ一過性の症状であっても、大切な入試の試験問題を解くときに、受験うつと同じ状態になっているわけだから、脳の働きにとっては、深刻な悪影響が出ます。
合格を阻む最大の懸念は、吐き気で不快だと言うだけでなく、脳の前頭前野の機能が低下することで、思考力が奪わているということです。
ましてや、何回か繰り返す場合は、一過性とは言えず、合格を勝ち取りたければ、直ちに対策が必要です。
少しでも心当たりのある方は、私のクリニックのホームページのうち、このことを解説した「はき気・食欲不振(入試当日)」のページをご参照ください。
アップしたページの冒頭だけ、こちらのブログでもご紹介しておきます。
興味のある方はホームページを見てください!
https://www.akamon-clinic.com/はき気・食欲不振(入試当日)/
吉田たかよしのYouTube勉強法解説もよろしく!
https://www.youtube.com/watch?v=cSYnihkb8HQ
このページの要点は?
✓ 入試の当日に、はき気、むかつき、食欲不振を起こすのは、「受験FD」の症状です!
✓ 機能性ディスペプシア(Functional dyspepsia:FD)は、正式な病名として認定され、今、医学界で注目を集めています!
✓ 胃の不快な症状がある場合は、脳機能が悪化することにより、問題を解く能力も低下してしまう危険性があり、合格のためには脳の扁桃体の状態についても注意が必要です!
✓ 朝食の様子をご家族が注意深く観察すれば、受験生のメンタル面の状態を、ある程度は把握できます!
✓ 朝食の食べ方を工夫することで「受験FD」を改善・予防できるほか、FDの症状を軽減する効果が研究で実証された食品もご紹介します!
ポイント!
入試の当日に、はき気、胃の痛み、むかつき、食欲不振など、不快な症状がでてしまい、入試の本番で実力が発揮できなかったという受験生が、弊院には多く訪れます。
受験生もご家族も、その悔しさは容易なものではなく、問診していて、こちらも涙が出てくることがあります。
ただし、受験の合否に関して本当の問題は、胃に不快な症状が出たとき、脳の働きも連動して悪化している場合が多いということです。
https://www.akamon-clinic.com/はき気・食欲不振(入試当日)/