共通テストで脳の働きが高まる入浴法!受験に勝つお風呂の入り方【受験心療内科】 | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし

共通テストで脳の働きが高まる入浴法!受験に勝つお風呂の入り方【受験心療内科】

⇒ 「試験恐怖症(Exam Phobia)」の解説はこちらから!

 

 

 

 

今日のテーマは、入試に受かる効果が出る、お風呂とお湯の温度と入るタイミングについてです。

入浴が脳に与える影響に関して研究が進み、その効果を上手に活用すれば、入試を有利にできるのです。

 

 

大学入学共通テストは、今年は1月13日からなので、あと4日ですね。

逆算すると、今日か明日の夜というタイミングで、受験生は、ある温度のお風呂に入ると、その3日後か4日後にあたる15日の共通テストを受けているときに、脳の働きが合格しやすい状態になってくれるんです。

 

もちろん、この効果は、国公立二次試験でも私大入試でも同じなので、ぜひ、各試験で合格を勝ち取るために、お風呂を利用していただきたいです。

 

 

模擬テストとは違い、本番の入試は、受験生の人生がかかっているので、どんなにメンタルが強い人でも緊張感は高まるものです。

中には、試験恐怖症など、頭が真っ白になって問題が解けなく受験生も出てきます。

 

私はこの20年間、受験を専門に診療する心療内科医として、そのような状態になってしまった受験生の診察に当たっています。

緊張感から目を背け、十分な対策をせずに入試の会場に行って、頭が真っ白になってしまった受験生が多く、とってももったいないと思います。

 

そうならないように、ぜひ、入るお風呂の温度を工夫してください!

以下、入試に受かるための入浴法について、具体的にわかりやすく解説します。

 

 

 

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では、お風呂の温度は何度に設定するのがいいのか?

 

それは、ズバリ、42度なんです。

かなり熱いお湯ですよね。

 

 

この温度のお風呂に入ると、体内でヒートテックプロテインというタンパク質が合成されます。

その作用によって、脳はストレス耐性が高まる、つまりストレスに負けにくくなってくれるのです。

だから、試験恐怖症など、入試の真っ最中に緊張で頭が真っ白になるのを防ぐ効果があるわけです。

 

 

では、なぜ、入試の前日ではなく、3日前、4日前に熱いお湯につかるといいのか?

それは、熱い刺激で、すぐにその場でヒートショックプロテインが合成されるわけではないからです。

熱い刺激が人体に作用すると、その刺激で、細胞内で、「DNA⇒RNA⇒ヒートショックプロテイン」という一連の合成が始まります。

その結果、体内のヒートテックプロテインの量は、2日後くらいから増加して、3日目にピークになり、4日目も高く、5日目に下がるという経過をたどります。

だから、大学入学共通テストを受ける受験生は、逆算して、今晩か明日の夜に、42度の熱いお風呂に入るのがベストなんです。

 

 

お湯につかっている時間は、42度のお湯の場合、10分間、つかり続ける必要があります。

 

41度だと15分、40度だと20分の入浴でも同様の効果は出るため、血圧が高い中高年の方にはこちらをおすすめしています。

でも、若くて健康な受験生の場合は、42度10分のほうが、短い時間で確実に効果が出るので、こちらのほうがベターです。

 

 

そんな良い成分が出るなら、毎晩、42度のお湯に入ろうと思った人も多いでしょう。

でも、それだと、反対に効果が消えてしまうという実験データが出ています。

 

 

ヒートショックプロテインは、熱い刺激を受けて、人体が「危険な状態になっている!ヤバい!」と判断し、その対策としてヒートショックプロテインを合成するわけです。

 

でも、毎晩、熱い刺激を受けていると、人体が慣れてきて、「なーんだ!どうってこと、ないんだ!」と判断し、ヒートショックプロテインの合成をやめてしまうのです。

ヒートショックプロテインをコンスタントに高い状態を維持するには、3日に一度の割合で42度のお湯につかるのがベストだという実験結果が出ています。

 

 

ここまで来ると、入試の合格は、もはや学力の問題ではなく、緊張感の対策のほうが合格を勝ち取るためには、はるかに重要です。

 

緊張感が高まってきた受験生や、そのご家族は、ぜひ、以下の「試験恐怖症(Exam Phobia)」の解説記事もご一読ください。

危険な芽はあらかじめ摘んでおいて、万全の態勢で入試に臨みましょう。

 

 

 



 
 

 このページの要点は? 

 ✓  試験を受けているときに頭が真っ白になって問題が頭に入らなくなった場合、メンタル医学で「試験恐怖症」(Exam Phobia)と呼ばれている症状に陥っている可能性があります。

 

 ✓  「なんとしても合格してほしい…」というアセリを伴った親の心理が、子どもの「試験恐怖症」の症状を悪化させている場合が多いことがわかってきました。

 

 ✓  「試験恐怖症」の症状に関して一覧表を掲載しています。該当する項目はないか、まずは自己チェックをしましょう!

 

 ✓  単なる恐怖心の克服だけでは合格できません。試験を受けているときに集中力をコントロールする脳科学を取り入れた対策により、合格率は飛躍的に高まります。

 

 

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 ポイント! 


 
 

まず、試験恐怖症の症状がどんなものなのか、知っていただく必要があります。

実は、受験生本人もご家族も、症状が出ているのに気づかないケースが少なくありません。

見落としがないよう、症状を一覧表にしておきますので、まずはセルフチェックをしてください。

 

 

続きを読む ⇒ 本郷赤門前クリニックホームページ

 

「試験恐怖症(Exam Phobia)」

 
 
 
 

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