試験中に脳がパニックを起こすのを防ぐ「アウェー勉強法」とは? | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし

試験中に脳がパニックを起こすのを防ぐ「アウェー勉強法」とは?

 

⇒「受験パニック(Exam Panic Attacks)」はこちらから!

 

 

受験の心療内科

 

試験中の脳のパニック症状予防はアウェー勉強法で!

 

 

 

 

今日のテーマは、入試の本番など、試験を受けている最中にパニックを起こしてしまうのを防ぐことができる勉強法の工夫についてのご紹介です。

 
このところ、試験中にパニックになる受験生が増加し、多くの方が学力があるにもかかわらず、試験の最中に実力が発揮できなくて入試に落ちてしまっています。
 
心療内科の観点では、この傾向は2024年の入試でも変わらないことが予想されています。
 
メンタルがデリケートな受験生は、しっかり対策を立てておく必要があるわけです。
 
 
試験中にパニックになるのを防ぐため、ぜひ、実践していただきたいのが「アウェー勉強法」です。
 
勉強する場所に関して、ちょっとだけ工夫することにより、脳の中で受験パニックを誘発する扁桃体という部分の暴走を防ぐことができるのです。
 
 
「アウェー勉強法」は、具体的には、どのような効果があるのか?

 

どこで、どのような工夫をして勉強すれば、受験パニックを防げるのか?

 

受験生を専門に診療している心療内科医としての経験と専門知識をもとに、分かりやすく解説します。

 

 

 

 

受験パニック(Exam Panic Attacks)が増加!

 

受験生を専門に診療をしている心療内科医として、私は断言します!

 

近年、受験生の年代ではメンタルがデリケートになり、受験の真っ最中に「受験パニック(Exam Panic Attacks)」を起こす受験生が増加しています。

 

そして、「受験パニック」を起こしやすい傾向は、今後も変わらないと予想されています。

 

ですから、勉強の仕方を工夫するなど、適切な対策を取らないと、次の入試でも同じ悲劇が繰り返されてしまう危険があるのです。

 

 

自宅での勉強が受験パニックを誘発!

 

特に注意していただきたいのは、自宅で勉強する時間が長い受験生です。

 

これが受験パニックを誘発する大きな要因となっていからのです。

 

 

自宅で勉強する時間が長くなると、その結果、当然、脳の機能は自宅に適応してきます。

 

その結果、自宅の外で頭を働かせるときに、脳の扁桃体が活動しやすくなってしまっているのです。

 

 

普段、学校や塾で勉強するくらいなら問題にならないので、自覚する人は少ないのですが、入試の本番では、受験生はどなたも、心理的に限界に追い込まれます。

 

でも、これは合格する受験生も含めて、みんな同じ条件です。

 

その中で合格と不合格という運命を分ける分水嶺となっているのが、メンタルが健全な状態を維持できるかどうかです。

 

特に自宅に適応しすぎた脳は、最後の一踏ん張りが効かなくなって、「受験パニック(Exam Panic Attacks)」を起こしてしまうのです。

 

 

 

自宅で過去問を解くことは脳に危険!

 

でも、誤解してほしくないのですが、自宅で勉強する時間がそれほど多くなくても、受験パニックになるケースは少なくないので注意が必要です。

 

特に受験パニックを誘発する悪影響が大きいのが、自宅で過去問と解くということです。

 

これは、メンタル医学の面で、ものすごく危険な行為なのです。

 

私のクリニックでは、絶対に禁止ということにしています!!

 

 

居心地の良さが脳に悪影響!

 

自宅は、自分の脳にとって、ものすごく居心地のいい場所です。

 

だから、過去問が実力以上に解けてしまうんです。

 

特に難解な応用問題については 、高度な思考力がリラックスした状態の方が働きやすいので 、この効果がとりわけ大きく出るのです。

 

 

でも、脳は、無意識のうちに、それが当たり前だと認識し、本番の入試でも、そのペースに合わせて、その相場観のままで問題を解こうとしてしまいます。

 

ところが、現実は、そうは行きません・・・。

 

それがキッカケになって、受験パニックを誘発してしまうというケースが、とても多いんです。

 

 

脳を入試のアウェーの戦いに適応させる!

 

もちろん、自宅で受けられるリモート入試なんて、大学受験では存在しません。

 

だから、合格を勝ち取るためには、アウェーの環境でも脳を働かせられる訓練が必要だというわけです。

 

 

コロナ感染が猛威をふるっていた時期は、そもそも感染対策のため、図書館で長時間座って勉強するのを禁止している市町村が大半でした。

 

しかし、感染が落ち着いてきたおかげで、今では大半の図書館が利用を再開しています。

 

そこで私のクリニックでは、図書館などで過去問を解くように指導しています。

 

 

勉強部屋から出て、居間で過去問を解こう!

 

ただ、近所に勉強ができる良い場所がないという受験生も多いと思います。

 

そのような場合は、自宅の中でも、せめて、自分の勉強部屋から出て、家族がいる居間で過去問を解くようにしてください。

 

それだけでも、自分の部屋に比べれば、脳にはかなりアウェーな刺激を与えられます。

 

 

また、大半の受験生は、「受験パニック(Exam Panic Attacks)」を誤解しています。

 

あなたは、緊張しやすいことが、受験パニックの主な原因だと思っていませんか?

 

受験生を専門に診療する心療内科医として、私は、声を大にして言いたい!

 

それは、間違いです!

 

確かに、緊張も要因としてはある。

でも、本人が感じているほど、要因としては大きくないということが、明確なデータとして出てきています。

 

今すぐ、認識を変えていただきたい!

 

 

受験パニック(Exam Panic Attacks)の正しい理解が合格を導く!

 

 

学力があるのに受験パニックで不合格になってしまった受験生は、ホント、悔しそうにされています。

 

そうならないよう、私のクリニックのホームページでは、「受験パニック(Exam Panic Attacks)」のページで正しい対処の仕方をご紹介しています。

 

こちらのブログにも、その冒頭の要点の部分を掲載しておきます。

 

  


 

 


 

 

 ✓  試験中に頭が真っ白になって問題が解けなくなる現象は、脳機能医学では「受験パニック(Exam Panic Attacks)」と呼ばれる症状です。

 

 ✓  今まで心の問題だという側面が強調されていましたが、脳機能の不調が生み出す症状だということが最新研究で解明されました。

 

 ✓  「緊張しやすい性格のためだ」と心の問題に矮小化しがちですが、これでは根本的な解決には結びつかず、不合格になるだけです!

 

 ✓  「受験パニック」を気持ちの持ちようによって何とかしようとする方が多いのですが、逆にストレスで脳機能の不調がさらに悪化し、症状がより重くなる場合が多いことが、メンタル医学の研究で明らかになっています。

 

 ✓  脳機能の医学に基づいた合格できる「受験パニック」の克服法を解説します!

 

 

 


受験パニック(Exam Panic Attacks)と呼ばれる症状があることをご存知でしょうか?

 

入学試験の真っ最中に舞い上がってしまい、

・頭が真っ白になる

・文章が読み取れなくなる

・解き方を考えられなくなる

・記憶したはずの知識が思い出せなくなる

などの症状が出ることで、不合格になってしまう受験生が、毎年、跡を絶ちません。

 

続きを読む ⇒ 本郷赤門前クリニックホームページ

 

「受験パニック(Exam Panic Attacks)」

 
 
 
 

吉田たかよし院長のおすすめ記事