入試に落ちた心の傷で試験恐怖症!【受験専門の心療内科】
受験専門の心療内科
受験生の方に、ぜひ、注意していただきたいのは「試験恐怖症」です。
浪人生の方は、大なり小なり、昨年度の入試で失敗した悔しい経験があると思います。
それが心の傷、つまりトラウマになって、その次に受ける入試の真っ最中に、「試験恐怖症」になってしまう人が少なくないんです。
現役生の方だって、注意が必要です。
中学入試や高校入試など、3年前、6年前の失敗の経験で、「試験恐怖症」になってしまう人も多いのです。
特に模擬試験でA判定やB判定をとっていたにもかかわらず、落ちてしまった受験生の方を診察すると、かなりの確率で「試験恐怖症」の症状が見つかります。
志望校に確実に合格するには、学力以外にも、メンタル面や脳のコンディションについても対策が必要だということです。
しかも、これって、「恐怖症」という名前はついていますが、最近のメンタル医学の研究で、実は一般的な恐怖症とは、脳内で起こる現象が、かなり異なるということがわかってきたのです。
意外に感じる人が大半だと思いますが、受験生が「試験恐怖症」になった場合、深層心理で、無意識のうちに、脳がわざと恐怖感情を作りだしている場合も多いんです。
もちろん、本人は恐怖で頭がいっぱいになっていると感じていて、わざと恐怖感情を作っている感覚なんて、まったくありません。
でも、以前、志望校に落ちてしまったという心の傷、トラウマを抱えていると、
あんなミジメな思いは、こうしたくない・・・。
次に落ちたら、自分のプライドは、ズタズタに引き裂かれる・・・。
そんな恐怖心が芽生えます。
その結果、脳は、実力を出し切って落ちるということを、なんとしてでも回避したいを切望するのです。
その結果、いざ、本番の入試の会場で、たまたま、いくつか問題が解けないと、恐怖症を脳が作り出し、実力が出ない状況を作ってしまうのです。
そんな馬鹿な・・・と思うでしょうが、恐怖感情を作るのは、高等な論理的思考力を作り出す前頭前野ではなく、原始的な感情を作り出す大脳辺縁系だから、こんなことも起こってしますのです。
このようなことを回避するため、私のクリニックでは、5つの特別診療を行い、確実に合格が勝ち取れるよう、万全の体制で入試に臨んでもらっています。
ぜひ、以下の試験恐怖症についての解説記事も、ぜひ、お読みください。
志望校への合格を勝ち取るためのメンタル面の対策について、解説しています!
このページの要点は?
・入試に合格するには「試験恐怖症」が大きな障害になりますが、メンタル医学の研究が進み、早期に回復させることが可能になってきました。
・「なんとしても合格してほしい…」というアセリを伴った親の心理が、子どもの症状を悪化させている場合が多いので、注意が必要です!
・「試験恐怖症」の症状に関して一覧表を掲載したので、該当する項目はないか、まずは自己チェックをしましょう!
・受験生に特有にみられる脳機能の障害を分析し、それをダイレクトに回復させることによって、薬に頼らなくても治せます!
ポイント!
「試験場で頭が真っ白になり、問題が頭に入ってこなくなってしまった・・・」
「緊張のあまり、文字が変な記号のように見えてきて、問題が解けなくなった・・・」
これらは、試験恐怖症(Exam Phobia)の典型的な症状です。
毎年、多くの受験生が、本試験で実力を発揮できず、悔し涙を流しています。
私は、試験恐怖症だとされる数多くの受験生に対して、カウンセリングを行ってきました。
その経験を通し、この症状への治療が、志望校への合格につながるのはもちろん、子どもの今後の’人生そのものにも、大きな福音をもたらすという現実を数多く目の当たりにしています。
試験恐怖症を放置してはいけません。
適切な治療が、未来を切り開く大きな礎になってくれるのです。
現実から目を背けず、ほんの少しだけ勇気を出して、治療に踏み出してください。
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