試験中の吐き気が脳に及ぼす影響!対処はどうする?【心療内科】 | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし

試験中の吐き気が脳に及ぼす影響!対処はどうする?【心療内科】

⇒「はき気・食欲不振(入試当日)はこちらから!

 

 

 

 

 

入試で合格を勝ち取るためには、しっかり勉強して学力を高めておくだけではなく、試験の本番で実力を発揮しなければなりません。

脳をベストコンディションにして入試当日を迎える必要があるわけです。

 

ただし、これは試験の直前に慌てて対策をとっても、焦って逆効果になることが多く、今の時期から対策を取って置かなければなりません。

その点で、今のタイミングで、ぜひ、受験生の方にチェックしておいていただきたいことがあります。

 

今まで、テストを受けているときに、吐き気がした経験はありませんか?

思い当たる方は、ぜひ、このブログを最後まで読んでください。

 

 

 

 

勉強して学力を上げるだけでは駄目!

こちらの対策をしないと、入試は残念な結果になってしまいます!!

 

 

胃が不快だと、調子が出ないくらいに考えている方が大半だと思いますが、受験を専門に診療している心療内科医から見ると、認識が甘いと言わざるを得ません。

 

それだけではなく、脳の働きが胃と連動して悪化していることがわかってきたのです。

つまり、試験を受けているときに吐き気がしたら、それは、少なくともその瞬間には脳の認知機能が低下していることを示しているのです。

 

 

特に、想像力&創造力、大局的に認識する能力、複雑な問題を解決する能力が、集中的に低下しやすいことが分かっています。

 

昔の丸暗記が主流だった入試と異なり、最近はこうした能力を重視する出題傾向になっています。

特に、大学入学共通テストは、その典型ですね。

 

しかも、配点の高い応用問題や、長文読解には、とりわけこうした能力が不可欠らです。

だから、吐き気を催すような脳の状態を放置していると、受験にはとても大きなダメージを受けてしまうわけです。

 

 

もちろん、根本的に頭が悪くなっているわけではなく、試験を受けているときだけ、脳の背外側前頭前野などが、一時的に働きを悪化させるだけです。

ですから、試験が終われば、脳の働きは元に戻ります。

 

 

だったら、良かった!良かった!・・・とう話にはなりませんよね。

普段は学力が高いにもかかわらず、入試を受けている時間だけ問題が解けないなんて、こんなに悔しいことはありません。

 

 

こうした症状について、今、機能性ディスペプシア(FD)と呼ばれる病気が、正式な病名として認められ、医師の間では注目されています。

試験中に吐き気がしたら、それに類似した症状である「受験FD」になっている危険があるのです。

 

 

機能性ディスペプシアという病気自体は、3ヶ月以上といった慢性的なものを指すものです。

だから、入試を受けているときだけ発症する場合は病気に該当しません。

 

 

病気は医師が治療することを前提にした概念です。

このため、試験が終わったら勝手に治るような場合は、病気に該当しないのは当然です。

 

 

でも、受験生は、入試に失敗したら、病気と同様に困る・・・。

いやいや、病気以上に困ると感じるかもしれません。

だから、類似した症状である「受験FD」も、しっかり対処が必要です。

 

 

受験生が入試を受ける上でとても重要なのが、機能性ディスペプシア(FD)についての研究の結果、脳の扁桃体と呼ばれる部分の暴走が起きていることが明らかになってきたということです。

それによって、ご紹介した認知機能の低下といった現象も副次的に生じるというメカニズムがわかってきたのです。

 

 

さらに、この現象は、入試の最中など心理的に緊張したときだけ発症するといった場合でも生じることも解き明かされてきました。

これが入試のときに起きるのが「受験FD」です。

だから、志望校へ合格するには、直前期の今、その対策が急務なわけです。

 

 

対策として今すぐ実践していただきたいのが、朝食を食べるときにちょっとした工夫をしていただく「朝食トレーニング」です。

ぜひ、その方法などをわかりやすく解説している以下の「はき気・食欲不振(受験生)」をご参照ください。

 

 



 このページの要点は? 

 ✓  入試の当日などに、はき気、むかつき、食欲不振を起こすのは、「受験FD」の症状です!

 

 ✓  機能性ディスペプシア(Functional dyspepsia:FD)は、正式な病名として認定され、今、医学界で注目を集めています

 

 ✓  胃の不快な症状がある場合は、脳機能が悪化することにより、問題を解く能力も低下してしまう危険性があり、合格のためには脳の扁桃体の状態についても注意が必要です!

 

 ✓  朝食の様子をご家族が注意深く観察すれば、受験生のメンタル面の状態を、ある程度は把握できます

 

 ✓  朝食の食べ方を工夫することで「受験FD」を改善・予防できるほか、FDの症状を軽減する効果が研究で実証された食品もご紹介します!

 
 

 ポイント! 


入試の当日などに、はき気、胃の痛み、むかつき、食欲不振など、不快な症状がでてしまい、入試の本番で実力が発揮できなかったという受験生が、弊院には多く訪れます。

受験生もご家族も、その悔しさは容易なものではなく、問診していて、こちらも涙が出てくることがあります。

 

ただし、受験の合否に関して本当の問題は、胃に不快な症状が出たとき、脳の働きも連動して悪化している場合が多いということです。

 

 

続きを読む ⇒ 本郷赤門前クリニックホームページ

 

 

 

「はき気・食欲不振(akamom/exam-fd/)

 

 

 

 

 

 

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