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受験の心療内科
性格別!成績を上げる脳医学の秘訣とは?他罰的性格 vs 自罰的性格
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今回のテーマは、子どもの性格に合わせた成績を上げるためのメンタル医学に基づく勉強法のご紹介です。
親に対して何かと反発する性格のお子さんは、今どきの受験生の中では、かなり増えています。
こういう性格の子どもが、本格的に受験勉強を始める、あるいは、高い偏差値の志望校を目指して普段の勉強強度を上げる場合に、「この科目から勉強を始めたら、順調に成績が伸びる・・・」という、メンタル医学の法則があります。
逆に、その反対の性格の子どもは、こういった勉強方法だと成果が上がりません。
そのような受験生には、その性格に合致した、また別の成績を伸ばす秘訣があるのです。
受験生の親御様は、我が子の性格がどちらのタイプか見極めた上で、それに合致した勉強方法に変えるようアドバイスしてあげる必要があるわけです。
具体的にはどうすればいいのか、受験生を専門に診療している心療内科医の経験と専門知識をもとに、わかりやすく解説します。
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どの科目から勉強するかで決まる受験生の成績!
受験勉強は、なんとなく、ダラダラと勉強の強度を上げるのではなく、「今日から本格的な受験勉強の体制に切り替えるぞ!」といった具合に、特定の日を決めて、受験勉強のギアを一気に上げたほうが、ヤル気が長く継続するということが、メンタル医学の研究で証明されています。
これが、「フレッシュ・スタート効果」と呼ばれる作用です。
勉強のギアを上げるスタートをきるときに、脳がフレッシュな感覚を得ていると、それが効果を発揮して意欲が継続しやすいわけです。
ただし、注意していただきたいのは、受験勉強を開始する、あるいは受験勉強のギアを上げるにあたって、どの科目から重点的に勉強したらいいのか、その順番を脳の仕組にぴったりあった順番に行わないと良い結果が出ないという脳医学の法則があるのです。
勉強を重点的に行う科目の順番を間違ってしまうと、受験勉強を進めるどころか、受験そのものが嫌になって放り出したり、メンタル面のトラブルを抱えて結局は受験鬱になってしまいます。
「他罰的性格」か「自罰的性格」で変わる勉強の順番!
では、具体的には、どの科目から重点的に勉強すると、受験生は成績が順調にアップしていくのでしょうか?
実は、受験生本人の性格が、メンタル医学で「他罰的性格」と呼ばれている性格なのか、「自罰的性格」と呼ばれている性格なのかで、この答えは、180度、変わってきます。
特に注意していただきたいのは、「他罰的性格」の子どもが受験勉強を始める場合です。
「他罰的性格」とは、何か良くないことが起こったときに、他人のせいだと感じる傾向が強い性格を指します。
これに対して、「自分が悪いんだ・・・」、「責任は自分にあるんだ・・・」と、あたかも自分を罰するように感じる傾向が強い場合は、「自罰的性格」といいます。
誤解してほしくないのですが、他罰的性格が悪くて、自罰的性格が良いと決めつける人がいますが、これは少なくともメンタル医学の観点では間違いです。
他罰的性格は、自信を持ちやすいというメリットがあるなど、それぞれ一長一短があります。
ともに極端になると社会生活で支障が生じるので、バランスをとるのが大事なのですが、どちらのほうが良いとか悪いとかいうことはありません。
受験勉強を開始するにあたり、他罰的性格と自罰的性格では、どの科目から勉強を開始したら良い結果を出せるのかについては、大きな格差があります。
まず、他罰的性格の受験生が志望校に合格するには、先に得意科目を伸ばすことが、志望校合格への絶対条件です。
このタイプは、自信が過剰になって失敗することもあるのですが、受験勉強の初めの段階では、この自信こそが大きな原動力をなってくれます。
だから、当初は、苦手科目はソコソコでいいので、得意科目を重点的に伸ばすことです。
これによって、受験勉強のギアを上げた生活に、まずは適応すること。
苦手科目の克服なんてことは、そのあとの話なのです。
他罰的性格の場合に、とっても大事な受験勉強の鉄則はこちらです!
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これは、志望校に合格するためには、とっても大事なことです。
得意科目から勉強させたほうが、明らかに合格に近づくのです。
一方、自罰的性格の受験生の場合は、この方法は危険です。
自信を持たせるために、自罰的性格の受験生にも、まずは得意科目を集中して勉強させるようにアドバイスしている人が、すごく多いのですが、メンタル医学を専門としている私から見れば、これは良い作戦とは言えません。
自罰的性格の受験生は、どうしても、不得意科目の成績を気にしてしまいます。
だから、仮に得意科目が伸びても、不得意科目の点数が悪ければ、いつも不安を感じ、やがてメンタルが削られ、勉強時間が長い割には成績が伸びないという、長期スランプの状態に陥ってしまいます。
中にはそれで、受験うつに陥る受験生も多く、実際、このタイプの受験うつは、私のクリニックでも人数が多いです。
では、自罰的性格の受験生は、どの科目から勉強の重点を置けばいいのか?
答えは、すべての受験科目をまんべんなく勉強することです。
バランスこそが大事なのです。
一方、他罰的性格の受験生も、メンタル面のトラブルに陥りやすいので注意が必要です。
ただし、自罰的性格の受験生とは、陥る受験うつのタイプが、まったく違います。
「成績が悪くなったのは親のせいだ!!!」
「僕の人生をどうしてくれるんだ!!!」
などと、受験生がご家庭で口にするようになるというのが、「他罰的性格」の典型的なメンタルトラブルのパターンです。
この場合、「受験うつ」の可能性があるので、ぜひ、注意してください。
他罰的性格なのか、自罰的性格なのかは、メンタル医学では、とても重要です。
特に、「受験うつ」、つまり、受験生がうつ状態に陥った場合、治療方針が大きく変わりますが、普段の勉強でも作戦が変わってきます。
世間では、うつ病といえば、自罰的性格の人がなるものだと、思い込んでいる人も多いのですが、そんなことはありません。
むしろ、「受験うつ」については、他罰的性格のほうが多く、しかも、この場合、親御さんは受験うつに気づきにくく、対応が後手後手になってしまう場合が多いのです。
そういう子供たちに、無理なく勉強してもらって志望校に合格させるのが、私の心療内科クリニックの大事な仕事です。
詳しくは、「受験うつ予防ナビ」に私が掲載している「親のサポート講座」を読んでください!!
https://utu-yobo.com/jyuken/support_family/
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また、以下の「本郷赤門前クリニックの合格者の実例」では、他罰的性格から「受験うつ」となった方が志望校に合格した例もご紹介しています。
こちらもご参考になさってください。
当院では18歳未満のTMSは行っていません。
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![本郷赤門前クリニックの合格実績](https://stat.ameba.jp/user_images/20230409/10/yoshida-takayoshi/c3/03/j/o0960072015267563091.jpg?caw=800)