受験ストレスで不眠と過眠が急増 | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし

受験ストレスで不眠と過眠が急増

 

受験ストレスで、不眠になったり、逆に過眠になって起きられなくなるなど、何らかの睡眠障害に陥る方が急増しています。

 

受験勉強をしていて、睡眠障害を起こし、私のクリニックにご来院くださるケースも多いのですが、受験生を問診してビックリさせられることがあります。

 

 

「毎晩、これだけ飲んでます・・・」と言って、バッグから取り出した睡眠薬が、ものすごい量・・・。

 

今週も、そんなケースがありました。

 

これはもう、薬を飲むというより、薬を食べるといったほうが国語的に正しいんじゃないかというくらいの量でした。

 

このレベルだと、いきなり断薬したら、確実に幻覚が出そう。

 

そこで、少しずつ減薬するスケジュールを組みました。

 

 

もちろん、大半の方は、一晩に1錠といった処方を守っているとは思いますが、それでも記憶を作り出す海馬の機能にダメージを与えてしまうので、頑張って勉強しても暗記できなくなり、成績が悪化してしまいます。

 

受験生に限って言うと、睡眠障害を睡眠薬に頼って治すというのは、少なくとも合格を勝ち取りたければ、考え直すべきです。

 

受験で成功するには、それ以外の方法で睡眠の問題を解決すべきなのです。

 

 

そのためにも、ぜひ、以下の解説も読んでください!

 



 このページの要点は? 

 ✓  受験ストレスによって、不眠になる場合と仮眠になる場合と両方がありますが、これを放置することで受験に失敗する人が急増しています。

 

 ✓  心臓にある神経叢(しんけいそう)と呼ばれる部分が過剰に刺激を受けると、胸がドキドキした感覚になり、眠れなくなります!

 

 ✓  コルチゾールと呼ばれるストレスホルモンが過剰に分泌されると、脳は無理やり覚醒され、やはり眠れなくなります

 

 ✓  「眠れないときに無理に寝ようしなくていい」というのは高齢者向けのアドバイスで、受験生が鵜呑みにすると、不合格になってしまいます。

 

 ✓  睡眠薬には脳にある海馬の機能を低下させる副作用を持つものが多く。安易に手を出すと、合格率を下げてしまいます。

 

 ✓  メンタル医学や脳科学に即した正しい対処の仕方をご紹介します。

 

 

東京大学本郷キャンパス赤門正面 本郷赤門前クリニック


 ポイント! 


多くの受験生が、受験ストレスによって不眠症などの睡眠障害で悩まされています。

これを放置しておくと、試験で実力を発揮できず不合格になってしまいます。

また、重度の「受験うつ」に移行しまって将来に禍根を残すことになるのです。

 

また、受験ストレスの場合は、単純に不眠をもたらすだけでなく、朝、起きられなくなる過眠として現れる場合も少なくないのが特徴です。

受験ストレスによる睡眠障害を、「緊張しているのだから仕方がない」などと、安易に考えるのはとても危険なことです。

 

まずは、受験ストレスが、こうした不眠や過眠にどう関係するのか、その理由を正しく理解してください。

そして、適切な改善策を実行することが合格を勝ち取るためには不可欠なのです。

 

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