文章を読むのが下手になったら受験うつ!? | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし

文章を読むのが下手になったら受験うつ!?

大晦日を迎えましたが、受験生にとっては、単なるセンター試験の18日前かもしれませんね。

 

この時期、脳機能を扱う心療内科医として呼びかけたいのが、読解力をセルフチェックしてほしいということです。

 

現代文も英語も、スラスラ読み取れなくなることがあるんです。

 

同じところを繰り返し読まないと理解できなくなったり、一行一行は理解できても、文章全体で著者が何をいいたいか、つかめなくなっちゃうという症状です。

 

 

実は、文章の読み取りが下手になる原因が「受験うつ」にある場合が少なくないんです。

 

ということで、今日、クリニックのホームページの中で、「読解力を低下させる受験うつ」のページを更新しました。

 

冒頭だけ、ご紹介します!!

よかったら、ホームページも御覧ください!

 

https://www.akamon-clinic.com/読解力低下/

 

 


(Reading Comprehension Skills)


 

【このページの要点】

・英語や国語など、文章を読むのが下手になった場合、「受験うつ」などの脳機能の低下が起きている危険があります。(Reading Comprehension Skills)

 

・脳科学で「心の黒板」と呼ばれているワーキングメモリー(Working memory)の機能が脳内で悪化すると、文章を読み取って理解する能力が低下します。

 

・うつ症状により、脳内の扁桃体(Amygdala)が過剰に刺激を受けると、その悪影響でワーキングメモリーの機能が低下します。

 

・チェックポイントは、「スラスラと読めない」、「同じ部分を何度も読み返す」、「読むスピードが低下する」、「読み終えても内容が頭に残っていない」という症状です。

 

・対処の方法についてもご紹介します。

 

 

東京大学本郷キャンパス赤門正面 本郷赤門前クリニック



それまでスラスラ読めていた英語の文章が、急に読み取れなくなってしてしまう・・・。

 

もし、そんな症状が起きたら、受験うつを中心とした脳機能の障害が原因になっている可能性が高いので注意してください。

 

 

もちろん、英語だけでなく、現代文や古文漢文など、文章の読み取りが苦手になるというのは、国語で起こる場合もあります。

 

中には、問題文の文章量が多い化学や生物といった理系科目で生じることもあります。

 

 

私達は普段、意識することはありませんが、長い文章を読み取るとき、ワーキングメモリー(Working memory)など、脳の高度な機能を活用しています。

 

だから、受験うつなど、脳の認知機能に障害が起こった場合、かなり初期から、長い文章の読み取りが下手になるという、症状が現れるのです。

 

 

 

東京大学本郷キャンパス赤門正面 本郷赤門前クリニック



 

成績の急激な悪化の原因は、学力そのものにあるのではなく、ワーキングメモリー(Working memory)を中心にした読解のための脳機能の障害にあると考えるべきです。

 

理由は・・・

 

続きを読む ⇒ (本郷赤門前クリニックのホームページ)