数学の解法はワルツでひらめく! | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし

数学の解法はワルツでひらめく!

 

 

この前の日曜日、クギズケというテレビ番組で、ラップのリズムで言語中枢や創造力の中枢の機能が高まるという脳科学の研究論文をご紹介したら、私のクリニックにも反響をいただきました。

 

実は、こういう研究結果って、受験にも大いに役立つんです。

 

といっても、ラップはちょっと受験に活用しにくいんですが、ワルツのリズムは、とっても有用です。

 

 

毎日、受験生のメンタル面を問診していて、多くの人が口にするのが、試験を受けるとき、数学が怖いということ。

 

国語や英語は、ある程度、点数が読めます。

 

それに比べ、数学は、ものすごくできることもありますが、大崩れしちゃうリスクも大きいですね。

 

私も、受験生のとき、模擬テストで痛い目にあったことが何度もあります。

 

 

それを防ぐのに役立つのが、「数学の難問を、ワルツのリズムで解く」という受験の脳科学の裏技です。

 

特に、「受験うつ」など、メンタル面に不安定さを抱える受験生には有効です。

 

私のクリニックでは、これで合格できたという受験生が多いんです。

 

 

 

 

東京大学本郷キャンパス赤門正面 

本郷赤門前クリニック

 

 

なぜ、ワルツのリズムで数学の難問が解けるのか?

理由は、脳の前頭前野という部分の性質にあるのです。

 



数学の難問を延々と考え込んでいる間に、貴重な試験時間がドンドン消費されていきます。

解けない上に、時間がなくなり、ダブルパンチ。

入試は、これで不合格になってしまいます。

 


東京大学本郷キャンパス赤門正面 

本郷赤門前クリニック


ぜひ、やっていただきたいのが、頭の中で、「ズン!タッ!ター!、ズン!タッ!ター!・・・」とワルツのリズムを刻むことです。


その「ズン!タッ!ター!」の1回のタイミングで、何か一つ考える。


たとえば、「ズン!タッ!ター!」⇒補助線を真ん中に引いてみる⇒解けない・・・。

次の「ズン!タッ!ター!」⇒補助線を少し右に引いてみる⇒解けない・・・。

次の「ズン!タッ!ター!」⇒補助線をもっと右に引いてみる⇒解けた!!!

という感じ。

 

東京大学本郷キャンパス赤門正面

 本郷赤門前クリニック

 


数学の難問を解くために大事なのは、次々と何かを試してみること。

それを、ワルツのリズムを使ってやってみるということ。


脳の前頭前野という部分は、緊張感が高まった場合に、同じことばかり考えて、頭の中がフリーズするような状態になってしまうのです。

考えているつもりでも、実は何も考えていない。

あるいは、考えていても、スピードがとても遅い。

これが不合格をもたらしてしまいます。



東京大学本郷キャンパス赤門正面 

本郷赤門前クリニック

 


実は、難問を解く秘訣は、素晴らしい考えを遅い頻度で出すより、レベルの低い考えでいいから、高頻度に試してみることなんです。

 

つまり、下手な鉄砲を数多く打つこと。

鉄砲の狙いを定めるのに、時間をかけちゃあダメなんです。



でも、受験ストレスが高まると、ついつい、ものすごく時間をかけて、狙いを定めたくなる。

これは、コルチゾールというストレスホルモンが脳の前頭前野に作用するためです。

だから、頭の中でワルツのリズムを刻み、それに合わせるのがいいということ。



東京大学本郷キャンパス赤門正面 

本郷赤門前クリニック

 

では、なぜ、ワルツがいいのか。

 

理由は、「ズン!タッ!ター!」という3回の刺激で、確実に前頭前野に次の思考を促せるのが、メリットその1。

また、脳内でセロトニンという脳内ホルモンを増やすので、受験の緊張感を緩和してくれるのがメリットその2です。

 

 

実はこの効果は、程度の差はまったく異なりますが、方向性としては、脳に磁気のパルスを当てて脳の働きを高める磁気刺激治療と、作用の方向性としては似ているんです。

 

私のクリニックの「磁気刺激治療(受験うつ)早期合格コース」では、受験生お一人お一人の脳の状態を光トポグラフィー検査という方法で分析し、適切な磁気刺激治療刺激治療を行いますが、同時に、受験生に合致した脳科学に基づく受験テクニックの指導も行っています。

 

興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

 

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