【フジテレビ】バイキング「ネプチューン名倉さんのうつ病」 | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし

【フジテレビ】バイキング「ネプチューン名倉さんのうつ病」

今日、フジテレビの「バイキング」という番組で、「ネプチューン名倉さんのうつ病」について、スタジオで解説させていただきました。

さすがは、高視聴率番組!

番組終了後に、私の心療内科クリニックに、数多くのお問い合わせをいただきました。

 

お返事ができなくて、すいません。

お約束したように、このブログで、いただいたご質問に、できるだけお答えしたいと思います。

 

手術の「侵襲」で、うつ病を発病するって、どういうことか?

まず、名倉さんが、頚椎椎間板ヘルニアの手術の「侵襲」で、うつ病を発病されたこと。

番組でお話したように、「侵襲」とは、簡単にいうと人体がダメージを受けるということ。

実際、病気になって手術を受けた後に、うつ病を発病するというのは、よくあることです。

 

手術は、どなたも恐怖感がありますし、そもそも病院は慣れた場所ではないので、

入院自体がストレスを感じる経験になります。

さらに、虫垂炎(いわゆる盲腸)の手術のように、終わったら元通り、まったく症状が消えてなくなるので、

うつ病につながることは、めったにありませんが、

頚椎椎間板ヘルニアの場合は、痛みやシビレなどの症状が、ずっと尾を引く場合が多いので、

メンタル面に負担がかかります。

その結果、うつ病を発病されるケースは、かなり多いのです。

 

うつ病を治すには、ニュースを見てはいけない!

スタジオで、司会の坂上忍さんが、特に興味を示してくださったのが、

「うつ病の治療や予防には、ニュースを見てはいけない」というアことです。

ニュースは、8割くらいが事件や事故、紛争やトラブルなど、暗い内容です。

心が健康な状態なら、直接、自分に関わることがなければ、無意識のうちに受け流すことができますが、

うつ病になると、脳内で不安を作り出す扁桃体という部分が過剰に刺激を受け、うつ病が余計に悪化してしまうのです。

 

おすすめは、スポーツの観戦です。

しかも、好きなスポーツの試合で、大好きなチームを応援するより、

あまり興味がないスポーツで、どちらを応援するというわけでもなく、ダラダラと見ているのが、

うつ病の回復には良いのです。

 

好きなチームが負けると、がっくりします。

また、手に汗握るシーンでは、ハラハラ・ドキドキします。

そんなとき、脳内では扁桃体が刺激を受け、脳内情報伝達物質の枯渇を招くため、

うつ病の症状が悪化しやすいのです。

 

うつ病を治すには、遠出をしてはいけない!

スタジオでは、電車に乗ったり、切符を買ったりするのに判断をしないといけないため、

脳に疲労がたまるから、うつ病の回復には、遠出は望ましくないということをお伝えしました。

デレクターから、「あと30秒でCMです」という表示がテレビカメラの下に出たため、

番組ではここまでしかお話できませんでしたが、

これに加え、長距離を移動するということ自体が脳に負担をかけるため、望ましくないのです。

 

私のちょうど向かいに座っていたブラックマヨネーズ吉田さんが、

「うつになりかかった時期に引っ越したら悪化した」という経験談をお話になっていましたが、

これは「引っ越しうつ病」と呼ばれているもので、

やっぱり、移動も含め、環境の変化は、うつ病を増悪因子です。

 

最後に、私の心療内科クリニックの宣伝を一言!

このように、生活環境を見直すだけで、うつ病はかなり良くなります。

特に若い受験生には有効です。

脳に磁気のパルスを当てる磁気刺激療法とカウンセリングを組み合わせ、うつ症状から早期に脱却を図ります。

 

本郷赤門前クリニック・ホームページ ⇒ https://www.akamon-clinic.com/