『テストの花道(NHK)』「合格」と紙に書いて貼ったら落ちる!
『テストの花道(NHK)』
「合格」と紙に書いて貼ったら落ちる!
【このページの要点】
・「合格」と紙に書いて部屋に貼るのは、受験で失敗する危険な行為!
・「合格」の標語がプレッシャーを増幅させ、受験ストレスで自滅する!
・心に余裕があるときだけ、「合格」の標語を掲げよう!
・「粘り強くチャレンジ!」が脳機能を高める黄金の標語!
《吉田たかよし、NHKの『テストの花道』でも、全力解説!》
NHKの『テストの花道』という番組で、勉強の効果を上げる脳科学についてお話させていただきました。
番組をご覧になった方から、本郷赤門前クリニックにお問い合わせを多数いただきました。
ありがとうございます。
テレビで話した内容について、こちらのページで、さらに詳しく解説します!
「合格」と紙に書いて部屋に貼るのは、受験で失敗する危険な行為!
「東大合格!」
「医学部合格!」
「灘中合格!」・・・
多くの受験生が、紙に「合格」という目標を書いて、勉強部屋などに貼っています。
塾の先生や勉強法の本などでも、そうするように指導しているケースが少なくありません。
でも、ちょっと待ってください。
受験生の脳機能を専門に扱う心療内科医として、私は警鐘を鳴らしたいと思います。
こうした標語によって、受験に失敗している人がものすごく多いという現実を、診療の現場で、日々、目のあたりにしているのです。
「合格」の標語がプレッシャーを増幅させ、受験ストレスで自滅する!
「合格」と書かれた標語が、繰り返し視野に入ると、脳は深層心理のレベルで、なんとしても合格しないといけないと認識します。
しかし、現実には、第一志望の入試に確実に合格すると確信を持てる受験生は、ごく少数です。
模擬テストの結果は、「受かるかもしれないが、落ちるかもしれない」、あるいは「落ちる可能性のほうが高そうだ」といった判定が、むしろ多数派でしょう。
このように、厳しい現実の中で、目の前の標語だけが「合格」という脳天気なメッセージを脳に送り続けると、受験ストレスを増幅させてしまいます。
これによって勉強の効率は低下し、最悪の場合、「受験うつ」を招いて、成績が急降下してしまうことさえあるのです。
心に余裕があるときだけ、「合格」の標語を掲げよう!
といっても、「合格」という標語が、いつもダメだというわけではありません。
プレッシャーは、過剰に脳に与えられると効率の良い勉強ができなくなりますが、勉強を怠けないためには、ある程度は必要なものです。
ですから、心に余裕がある場合は、「合格」という標語が、プラスに作用します。
とくに、入試まで長い月日がある4月や5月の段階では、多くの受験生が、プレッシャーが過剰ではなく、緩みすぎている場合が多いようです。
このようなケースでは、「合格」という標語を視野に入れたほうが、勉強の持続力は増します。
でも、そんな心理状態がいつまでも続くわけではありません。
入試が近づいてくると、どこかの時点で、プレッシャーが過剰になります。
その前に、「合格」をはじめ、自分にプレッシャーをかけるような標語は、すべて撤去しましょう!
見極めのポイントは、簡単!
「合格」という標語を見て、楽しく前向きな気分だったら、貼っておく!
プレッシャーで暗い気分になったら、すぐに剥がす!
これで完璧です!
脳機能を高める黄金の標語とは?
では、プレッシャーが高まりすぎたときに、標語は何かいいのでしょうか?
大雑把に言えば、・・・
https://www.akamon-clinic.com/nhk-test3/
・脳⇒磁気刺激
・心⇒心理トレーニング
この組み合わせが、合格への最短距離です。
実際、私のクリニックでは、「受験うつ」の方はもちろん、受験ストレスで模擬テストの成績が悪化した人も、志望校への合格が実現できています。
ぜひ、こちらの専門のコースについて、お気軽にお問い合わせください!!