共通テストの自己採点で自殺か慢心!【受験専門の心療内科】
共通テスト、1日目の自己採点は自殺or慢心を生むだけ!
受験専門の心療内科
受験生を専門に扱う心療内科医として、今日、ぜひともお伝えしたいのは、明日の試験が終わるまで、絶対に自己採点はしてはいけないということです。
思ったよりも点数が悪かったら、ガックリきてしまって、明日の試験に悪影響を与えます。
でも、思ったよりもいい点数だった場合も、慢心してしまって、明日、ポロポロ取りこぼすことが多いんです。
つまり、どちらに転んでも、今日、自己採点をすることは、プラスにならないということです。
さらに、場合によっては、今晩、自殺を図るケースだってあります。
といっても、本気で自殺を図るということではなく、対面を保つために自殺を図るフリをするということですが、逆に言うと、自殺なんて無縁の元気な受験生だって、起こりうることがということです。
これについて、以前、解説した記事がありますので、以下、ご参照ください。
私の著書から、センター試験の部分を少しご紹介します。光文社新書「受験うつ」より
・・・大学入試のセンター試験は2日間の日程で行なわれますが、1日目が終わったところで多くの受験生が自己採点をします。
しかし、これは絶対にやってはいけないことです。
毎年、自殺を図る受験生がいるので、センター試験の初日だけは、私も徹夜で対応しています。
自己採点をして結果が思わしくないと二日目の試験を受けるのが嫌になり、放棄する理由を作るため自殺を図るケースが大半です。
私の患者に限れば今まで命を落とした人はいないのですが、本気で死ぬつもりがなくても、事故を誘発して死亡するかもしれません。
また、自己採点の結果、たとえ良い点数であっても、浮かれてしまって二日目に好ましい影響は出ません。
どちらに転んでも、初日の自己採点はマイナスにしか作用しないのです。
とはいえ、2日間の試験が終わった後には、普段の模擬テストと同じように、自己採点はもちろんのこと、しっかり復習してください。
その最も理想的な方法を解説しましょう・・・・