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お風呂で暗記したら試験中にド忘れしない！【受験の脳科学】
今日、私のクリニックに来院してくれた受験生さんは、１１月くらいから、模擬テストを受けると、猛烈にド忘れするようになったということ。
知らなくて点数を落とすのは、まだ納得できるけど、
せっかく勉強して知識としては知っているのに、試験中にド忘れで出てこないというのは、本当に悔しいですよね。
これは、試験のストレスで脳の前頭前野という部分が働きにくくなるために生じる現象です。
当然、模擬テストより、本番の入試のほうが、より緊張するから、ド忘れもより激しく起こってしまいます。
今日、受診してくれた受験生は、第一志望がかなり偏差値の高い大学だったため、磁気刺激治療で前頭前野の機能を強力に改善させることになりました。
ただ、軽いド忘れだったら、お風呂で暗記するだけで、改善させることができるんです。
ということで、このテーマについて、以前に書いた記事をご紹介します。
その前に、記憶力については、こちらの動画も役立ちますので、よろしく！
お風呂で暗記したら試験場でど忘れしない！
増刷御礼！【試験に受かる「技術」（講談社現代新書）】
今日、講談社の担当編集者から連絡。
『試験に受かる「技術」（講談社現代新書）』の増刷が決定したとのこと。
応援していただき、大感謝です！！！
今日は、その中から、「お風呂で暗記したら試験場でど忘れしない！」の部分を抜粋してご紹介。
・お風呂で暗記したら試験場でど忘れしない！
お風呂は日常生活とは異なる刺激を皮膚に与えるため、受験勉強に疲れた脳もリフレッシュしてくれます。
特に、ストレスの作用で低下した前頭前野という部分の回復には効果が大きいことがわかっています。
だから、普段、なかなか覚えられないことであっても、入浴中に暗記すると、特別な記憶として残ってくれるので、試験中に思い出しやすいというメリットがあります。
コツは、お風呂で覚えたということも覚えておくこと。
このように覚えた場所と覚えた記憶をリンクさせておくと、海馬の場所ニューロンという細胞群の働きで記憶を思い出しやすくなることが、オランダで行われた研究で明らかになっています。
だから、試験中にド忘れしても、お風呂の情景を思い出すと、芋づる式にその場所で覚えた知識まで思い出せるわけです。
私がこの勉強法に特に助けられたのは、医師国家試験のときでした。
薬品の名前や診断基準など丸暗記しなければならない項目が膨大にあったのですが、私はそのうちかなりをお風呂で暗記しました。
当時の私は、国会議員に対して政策を立案する仕事を持ちながら医学部に通っていました。
だから、試験対策に専念している同級生に比べ、勉強時間が十分に捻出できず苦労していたのです。
そんな中で入浴時間の活用には大いに助けられました。
だから、勉強時間が不足している受験生には、ぜひ、取り入れてもらいたい勉強法です。
ただし、風呂場には教科書もノートもそのままでは持ち込めないので、勉強をするには、ちょっとしたテクニックが必要です。
私の場合は、まず、トライしたのが防水のビニール袋に医学書を入れて風呂場に持ち込むことです。
おそらく料理用だと思うのですが、ビニール袋にマジックジップがついていて、簡易的ではありますがプチップチッと閉じると防水機能を果たしてくれるわけです。
その中に医学書を開いた状態で入れておいて、入浴しながら勉強しました。
この方法は三日間くらいうまくいき、これは良い勉強法を見つけたと喜んでいたら、４日目にシャンプーをしているときに肘が当たってビニール袋ごと浴槽に転落・・・。
すぐにレスキューしましたが、マジックジップでは水圧に耐えられず、医学書はビショビショ・・・。
結構、値段の高い本だっただけに、ずいぶんヘコミました。
実は、こんな方法より、はるかに脳機能を効率よく使える入浴中の勉強法があるのです。
浴室の壁に、暗記したい内容を書いて貼りっぱなしにしておくのですが、ポイントは、ちょっとした工夫をしながら貼ってある浴室の場所ごと暗記するという裏ワザです。
なんといっても嬉しいのが、試験場で、ど忘れしないという効果があることで、・・・・（後略）
（続きは『試験に受かる「技術」（講談社現代新書）』の６０ページ以降をお読みください）
ただし、ど忘れが激しい場合は、、磁気刺激治療など、脳の前頭前野の機能を抜本的に改善することが必要です。
第一志望の学校に確実に合格するため、以下の「記憶力アップ特別診療」を受けてくださいね！
