診断書を丸写しの内申書で大学受験に落ちる!【受験うつ、親のサポート講座】 | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし

診断書を丸写しの内申書で大学受験に落ちる!【受験うつ、親のサポート講座】

 
医者が悪いか?教師が悪いのか?
 
今日、ご来院された浪人生の内申書のコピーを見せていただいて、憤りを感じました。
 
長期欠席の理由が、うつ病であり、症状や経過が克明に書かれているのです。
 
用語の使い方や表現の仕方が、医者しか使わない言い方で、形式も診断者そのもの。
 
おそらく、診断書を丸写しいたんでしょう。
 
これじゃあ、大学も合格を出すのに二の足を踏んでしまいます。
 
そんな内申書を書いた教師もひどいけど、医者も、高校にそのような受験生の診断書を出したら、どうなるか想像できたはず。
 
う・・む。
 
ということで、以前、書いた、「診断書を丸写しした内申書で大学受験に失敗!」という記事を加筆して再掲載します!
 
 
 
診断書を丸写しした内申書で大学受験に失敗!
【受験うつ、親のサポート講座】

今日も、先日、アップされた「受験うつ、親のサポート講座」パート3、学校との交渉編の中から、内容をプラスアルファ解説。

今日は、内申書の怖いお話!


何気なく提出した診断書が、そっくりそのまま、内申書に化けてしまって、大学に合格できなくなってしまうことがあるんです。

その対策として、こちらのポイントが重要!

 

 

 

 

うつ病などを発病して授業や定期テストを欠席すると、学校から「医者の診断書を出して下さい」といわれます。

もちろん、受診した医者に診断書の作成料さえ支払ったら、すぐに書いてくれますが、これが落とし穴。



安易に提出した診断書をもとに、そのまま、内申書の記載に化けてしまうことがよくあります。

長期の欠席があれば、内申書には、理由を書かないわけにいきません。

そこで、先生は、医者の診断書を丸写しするということになる場合が、現実にはとても多いのです。


でも、診断書を書く医者は、在籍する学校に出すということしか、頭にありません。

正直に言いますが、受験生を扱う私だって、5年くらい前までは、気づいていませんでした。


多くの医者は、虚偽ではない範囲で、患者のためになる診断書を書こうとします。

でも、内申書に化けてしまうというのは、念頭に入っていません。


大学受験に内申書は関係ないと、世間では言われています。

確かに、これは一面で真実。

内申書の点数は、合否に大きなウエイトを占めません。


でも、だから内申書はどうでもいいというと、これも間違い。

医学部受験は、面接がある場合が増えてきましたが、面接の前に担当の教官がかならず内申書に目を通します。


実際に担当した私の友人は、お酒の席で、酔った状態ではありましたが、「内申書を見ちゃうと、そういう気持ちで面接の点数もつけちゃった」と漏らしていました。


それから、海外へ留学するときも、高校の内申書がモノをいいます。

こちらも要注意!

 

続きは、こちら! ⇒ 学校との交渉編