英語の熟語の成績が高まる脳体操 | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし

英語の熟語の成績が高まる脳体操



今日、ご紹介するのは、脳科学の研究成果を応用した、英語の熟語の成績が飛躍的に高まる体操です。
 
名付けて「ON-IN-AT体操」。

言語とは厄介なもので、前置詞のON,IN,ATの使い分けも、原則通りいかず、最後は暗記しないといけないものが多いですね。

また、試験は、そんな厄介な熟語に限って出題される。

それを、体操で覚えるのが「ON-IN-AT体操」です。
 
以前、ご紹介した記事を、本日、加筆してバージョンアップさせました。
 
以下、ご一読を!!!



「ON-IN-AT体操」は、英語の試験で、ONとINとATの使い分けに失敗しない対策としてとってもおすすめです。
 
脳の大脳基底核と小脳を稼働させることで、記憶の精度を一気に高められるんです!
 


まず、ON,IN,ATをイメージしやすいポーズを決めておきます。

ONは頭に手を置く。

INは両手で身体を包む。

ATは指先。


このポーズをとりながら、熟語を音読して、暗記しちゃう。

大脳基底核や小脳といった脳の中の無意識の領域も使うので、無意識に思い出せるところもメリット。


さらに、これを友達と一緒に、シンクロさせながら行うと、さらに効果大です。

さっき、オンエアーされた「クギズケ」という番組で、二人三脚の脳機能への影響を分析したハーバード大学の研究をご紹介しましたが、理屈は同じ。


番組では、「ヒモ男とずっと仲良くするには、本物のヒモを使うといいんです。」と、テレビ向けに味付けして解説しました。
 
ヒモで足を結んで二人三脚をしたら、ヒモ男のような、どうしようもない男だって記憶力が上がるということをテレビでお話したわけです。

ヒモ男を持ち出したのは番組を盛り上げるための冗談ですが、運動がシンクロするために、記憶が増強するという作用があることは、データに裏付けられているサイエンスの事実です。

上沼恵美子さんも高田純次さんも「えええ?」で感じだったけど・・・。


同じ理屈で、「ON-IN-AT体操」も、誰かほかの人とシンクロさせると、効果が大きくなります。

ちなみに、「ON-IN-AT体操」の原型になったのが、医師国家試験の対策でやっていた「肺区域体操」


肺は、細かい区域に分かれていて、医大生のときに、丸暗記させられました。

これが、けっこう複雑で、大変。

そこで、体操にして覚えるのが、医学部のクラスで大流行。

みんなでやったら、すぐに暗記できました。

「ON-IN-AT体操」は、それをアレンジしたわけ。

やってみて!
 
 
ただし、いざ、勉強中に「ON-IN-AT体操」をやろうと思っても、億劫で、あるいはイライラしてできないという受験生もいるでしょう。

あなたは、そうなっていないでしょうか?

なんだか、心がきつい・・・。

めんどくさくて、嫌な気分になる・・・。

無理に「ON-IN-AT体操」をやってみたら、なんだか物哀しい気分になっちゃった・・・。


心当たりのある方は、一刻も早く、改善が必要です。

脳の側坐核が刺激を受けにくい状態になっている可能性が高いのです。

この場合、側坐核を刺激し、勉強のヤル気を回復させる方法が、合格を勝ち取る上で有効です。


以下の解説を必ずご参照ください。
 
 


 このページの要点は? 

 

 ✓  受験ストレスが脳の機能に障害を与えるため、ヤル気の低下を生み出します!

 

 ✓  勉強のヤル気は、脳の「側坐核(Nucleus accumbens)」という部分が中心になって生み出されます!

 

 ✓  ストレスは、脳の「背外側前頭前野(DLPFC)」の機能を低下させることで、ヤル気の喪失を生じさせます!

 

 ✓  「背外側前頭前野」への磁気刺激によって、勉強に対するヤル気の急激な回復を図ります!

 


 ポイント! 


受験勉強などのヤル気は、脳の奥深い部分にある「側坐核(Nucleus accumbens)」と呼ばれる部分が中心になって生み出される仕組みになっています。

このため、「側坐核(Nucleus accumbens)」は意欲の中枢と呼ばれることもあります。

 

試験で良い点数を取ると、ますますヤル気が出てきますね。

そんな経験が、どなたもあると思います。

良いことがあると、A10神経が快感ホルモンと呼ばれるドーパミンを分泌するため、気持ちよくなるわけです。

 

同時に、A10神経は「側坐核」にもドーパミンを分泌して、活動を活発にしてくれます。

ヤル気がさらに高まるのは、こうして起こる脳の生理的な現象なのです。

 

 

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