第26回:オリンピック期間に、あなたは命を落とすかもしれない! | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし

第26回:オリンピック期間に、あなたは命を落とすかもしれない!

FM「Oh!Happy Morning」

先週、番組で話した内容をご紹介します!

第26回:オリンピック期間に、あなたは命を落とすかもしれない!



なでしこジャパンは、カナダに見事、快勝!

すごく寝不足。うれしいけど、眠い。

今日は、日本国民の死亡率が上がるかもしれない。

ただし、単なる寝不足じゃなくて、もっと大きな理由があることが医学研究で解明された。



イギリスのカーディフ大学の研究グループが発表している。

なんと、病院の救命救急に送られた重症患者の数は、応援しているチームが勝った場合に多くなることが分かった。


どんな研究をしたかというと、

カーディフはイギリスにある人口30万人の地方都市。

日本で言うと、青森市くらい。

この街に、サッカーとラグビーの地元チームがあり、人気を集めている。

カーディフ大学では、7年間にわたって、市内の病院の救命救急に送られた重症患者の数を
調査した。

その数と、サッカーとラグビーの地元のチームの試合との関係を分析した。



その結果、

・地元のチームが試合がない日⇒救命救急の重症患者は平均21人

・試合がある日⇒30人

つまり、試合がある日のほうが、命にかかわる事故や病気をしやすい。


しかも、その数は、応援しているチームの勝ち負けで大きく左右される。

地元のチームが試合に負けた日⇒25人、

試合に勝った日⇒33人

つまり、応援しているチームが勝った日が、危ない。

その理由は、試合に勝つと応援していた自分まで能力を持つと自信過剰になり、大ケガなどをしてしまうのが理由。

オリンピックの期間、特に日本が勝った日は、ケガに注意してほしい。